つボイノリオの聞けば聞くほど

夏休みの自由研究にも!不要になった植物で草木染めはいかが?

料理した時に出る野菜の皮や、庭掃除で出る植物の葉や根をどうされていますか?
たい肥にするという方もいますが、植物はなかなか処理が難しいもの。

8月7日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、こうした野菜・植物の意外な活用法について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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捨てる前にもうひと働き

小高「捨てるのがもったいないな…もうひと働きしてほしいな…と思うものが活躍する素敵な遊びがあります」

つボイ「え、それ何?」

小高が紹介したのは「草木染め」。
台所から出た野菜の皮や、丹羽の掃除で出た草木の葉や枝を材料に使うわけです。

草木染めの材料に野菜の皮を使うことに驚くつボイですが、小高によると、タマネギやぶどう・みかんの皮など身近な食べ物の皮が使えるそうです。

木の皮や根っこ、葉や枝も使えるそうで、意外な色が出ることもあって思っている以上に楽しめるとのこと。
ネットで検索すると、方法などが紹介された記事や動画などがたくさん見つかるとか。

草木染めの方法

基本的な草木染めの方法は、色の材料になるものを煮出して湯に色を付けます。その湯に白い布や糸などを漬けて低温で好みの色に染まるまで煮込んだら、「媒染」と言われる色を定着させる作業が必要です。

染料に漬ける前に繊維を処理する「先媒染」と、染料に漬けてから処理する「後媒染」、染色と同時に媒染処理する「同時媒染」がありますが、小高によればまずは後媒染に挑戦するのがいいそう。

媒染液と呼ばれる定着剤に漬けた後、水洗いし、日陰で乾燥させ、アイロンをかけたら完成です。

小高「簡単ですよね。難しそうに聞こえる媒染液は、スーパーや薬局で売っているミョウバンを使うんです。中には媒染液に重曹やクエン酸を使う方もいるそうですが、これらもネットで買えますしね」

つボイ「ミョウバンやらクエン酸やら、台所でも作業できそうな気がします」

ハンカチなどの小さな布を染めるくらいなら、台所でも充分作業できるのではないかと小高。
最初はハンカチや手ぬぐい、糸から始めて徐々に慣れてきたらTシャツやブラウス・ワンピースを染めるという方もいるそう。

夏休みの宿題の材料にも

色は、最初に染めた色と媒染液の性質(酸性かアルカリ性か)によって決まるそうで、明るく発色することもあれば、色が暗くなったり薄くなったりします。

もとの素材から想像もつかない色に染まることも多いそう。
例えば濃緑アボカドの皮は何色に染まるかを聞かれたつボイ。

つボイ「青色くらいに変化するかなと思ったんですけど…何色ですか?」

小高「ピンクになるそうですよ」

ピンクとは言っても、淡いピンクのようです。さらにアボカドは個体差も大きいため、時にはベージュやワイン色に染まることもあるとか。

染めるための材料と媒染液の組み合わせを考えつつ、その時にしか出せない色を楽しめることが、趣味としての人気の理由なのかもしれません。

また、この時期に親が頭を悩ませる子どもの自由研究や作品作りの題材にも使えそうです。野菜の皮や近所で集めて来た草木の葉などを使い、染めてみると意外な色が出て親子で楽しく交流できるだけでなく、宿題も片付いて一石二鳥となります。

初めてで自信がない人は、近くで草木染め教室やワークショップをしていることもあるので、調べてみるといいかもしれないと締めくくる小高でした。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年08月07日11時34分~抜粋

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