北野誠のズバリ

松原タニシのイチオシキャラはあの人!この夏公開の最恐ホラー映画『サユリ』

ホラー漫画の“最恐傑作”とされる『サユリ』が、この夏ついに実写映画化されます。

原作の『サユリ』(幻冬舎刊)は、押切蓮介さんが2010年に発表した漫画作品。
「ある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端に、次々と不可解な現象に襲われる」という、家系ホラーです。

6月18日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、『サユリ』を試写会で鑑賞した松原タニシが、この映画の魅力について語りました。

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誰にでも起こりそうな理不尽な災難

『サユリ』の監督は白石晃士監督。『貞子vs伽椰子』など、数多くのホラー映画を手がけてきた監督です。

松原「まずね、めちゃくちゃ怖いです。普通に怖い」

中古物件に引っ越した家族に襲い掛かる恐怖は、以前その家に住んでいた家族の娘「サユリ」の怨念。

松原「その表現の仕方が、やっぱり白石晃士監督は恐いですね。トラウマを植え付けさせられるような展開というか」

松原が恐怖を感じたのは、この家族が「何も悪いことをしていない」ということ。
認知症のおばあちゃんを含む一家が、マイホームに引っ越してきただけなのです。

松原「この理不尽な災難っていうのがね、嫌なんです。誰にでも起こりそうというか」

南出凌嘉さんの演技に注目!

家族構成は父、母、長女、長男、次男、祖父、祖母の7人。父親役は『鎌倉殿の13人』で「善児」を演じた梶原善さんです。

部屋に引きこもるようになった長女に声をかけていた父親が、心臓発作で謎の死を遂げるのを皮切りに、ほかの家族もどんどんおかしくなっていくというストーリー。

主人公である長男を演じるのは、俳優の南出凌嘉(みなみでりょうか)さん。この作品が初主演です。

松原「14歳の中学生の役なんですけど、めちゃくちゃ自然体で素晴らしい演技を見せてくれます」

わざとらしい恐がり方ではなく、「多分イマドキの中学生ってこんなんなんだろうな」と思わせるような演技が、また恐さを生んでいるといいます。

松原「だからこそありそう、というか。映画の中の世界なんだけど、家族がバタバタ不幸に見舞われたら、こういう中学生はこんなリアクションとるだろうなっていう感じの演技をしてくれます」

悪霊に勝つにはフィジカル?

松原がこの『サユリ』で大好きなポイントは、認知症の祖母。

松原「家族がどんどん壊れていくところで、おばあちゃんが急に記憶を取り戻すんですよ。長男に対して『こんなやつに負けてどうすんだ、今から復讐を始めるぞ!』って言って。幽霊に対する復讐劇を、おばあちゃんの言葉から始めるっていう後半の展開が」

祖母は「わしらはわしらの家族を守る」と言って、主人公の少年に体を鍛えるようにいいます。

松原「『悪霊に勝つには、フィジカルを鍛えるしかない』って。メンタルじゃないですよ。フィジカルを鍛えろと。そこから『ロッキー』のような展開。めっちゃおもろい!」

最恐ホラー映画が、まさかのスポーツ映画に?

今までのホラー映画にはない斬新すぎる展開が待つ『サユリ』は、この夏公開です。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2024年06月18日15時23分~抜粋

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