6月5日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマは「原弁護士に聞け!」。リスナーから寄せられた質問に原武之弁護士が次々と答えました。
「結婚相談所で知り合った女性にトータル350万円も貸してしまった」というリスナーAさんは、「結婚に進むどころか、遠ざけられてる感じがする」とお悩みです。
Aさんはその女性からお金を返してもらうことができるのでしょうか?
結婚相談所で知り合った女性に350万円も貸してしまった!お金は返ってくる?
返すそぶりはなし
女性に350万円もの大金を貸してしまったというAさんに、「こいつ、うちのラジオほんま聴いてないねんな。聴いてる振りして聴いてないやろ!」と北野誠はご立腹の様子。
それもそのはず。北野はこの番組で再三にわたり「詐欺には気をつけろ!」と注意喚起を行っているのです。
「『返すから』と言われていますが、返すそぶりもありません。結婚に進むならまだしも、
どうも遠ざけられてる感じがします。どうしたら良いのでしょうか?」(Aさん)
いきさつを聞いた原弁護士が「うーん、うーん」と唸るほど、難しい案件のようです。
それもそのはず。北野はこの番組で再三にわたり「詐欺には気をつけろ!」と注意喚起を行っているのです。
「『返すから』と言われていますが、返すそぶりもありません。結婚に進むならまだしも、
どうも遠ざけられてる感じがします。どうしたら良いのでしょうか?」(Aさん)
いきさつを聞いた原弁護士が「うーん、うーん」と唸るほど、難しい案件のようです。
裁判に勝っても回収は難しい
北野「まずこの350万を、振り込んだのか現金で貸したのかどっちでしょうね」
原「現金の可能性が高いですよね。あと『貸した借りた』っていう話じゃなくて、『もらった』って言うでしょうね」
北野「『もらった』と言いますね。間違いなくね」
Aさんが女性にお金を振り込んでいた場合は履歴が残りますが、現金で渡していた場合は何の証拠もありません。
原「『もらってない』って言われたら終わっちゃうし。『もらった』って言われたら、今度は『貸した』ことの立証をこっちがしなければいけない」
また、仮に裁判に勝ったとしても、すでにお金を持っていないであろうその女性から回収するのは難しいだろうというのです。
原「現金の可能性が高いですよね。あと『貸した借りた』っていう話じゃなくて、『もらった』って言うでしょうね」
北野「『もらった』と言いますね。間違いなくね」
Aさんが女性にお金を振り込んでいた場合は履歴が残りますが、現金で渡していた場合は何の証拠もありません。
原「『もらってない』って言われたら終わっちゃうし。『もらった』って言われたら、今度は『貸した』ことの立証をこっちがしなければいけない」
また、仮に裁判に勝ったとしても、すでにお金を持っていないであろうその女性から回収するのは難しいだろうというのです。
現金渡しは「論外」
北野「なんで50万ぐらいの時に言うてこなかった…」
もっと早く自分に相談してくれれば…と嘆き悲しむ北野。
北野「いっつもそう。この間の380万の男もそやけど」
実は先日も、Facebookで友達申請された見知らぬ女性に380万円を振り込んでしまったリスナーの話を聞いたばかりでした。
北野「なんでや。なんでうちのリスナーさん。俺、こんだけ言うてるやろ。『金っていうのは、色が付いてないねんから』言うて」
原「お金っていうのは不用意に…。ましてや現金で渡すっていうのはちょっともう論外。振込であっても、回収がどれだけ大変かわかってないっていうね」
お金がない人から回収するのは、かなり難しいことです。
もっと早く自分に相談してくれれば…と嘆き悲しむ北野。
北野「いっつもそう。この間の380万の男もそやけど」
実は先日も、Facebookで友達申請された見知らぬ女性に380万円を振り込んでしまったリスナーの話を聞いたばかりでした。
北野「なんでや。なんでうちのリスナーさん。俺、こんだけ言うてるやろ。『金っていうのは、色が付いてないねんから』言うて」
原「お金っていうのは不用意に…。ましてや現金で渡すっていうのはちょっともう論外。振込であっても、回収がどれだけ大変かわかってないっていうね」
お金がない人から回収するのは、かなり難しいことです。
本当に「いい人」?
原「大体『相手はいい人だ』って言うんですけど。そんな人だったらちゃんと返してくれますからね」
トラブルになっている時点で「いい人ではない」と気付かなければいけません。
しかし、原弁護士がそう諭しても「それは先生の意見ですよね」と言われてしまったこともあるそう。
原「よっぽど信じたいとか、まだ希望があるとか思いたいんだろうな、と思うんですけど。第三者から見ると違うなっていうのが多いですよね」
自分に都合が悪いことは信じない、この考え方が悲劇を生んでしまうようです。
(minto)
トラブルになっている時点で「いい人ではない」と気付かなければいけません。
しかし、原弁護士がそう諭しても「それは先生の意見ですよね」と言われてしまったこともあるそう。
原「よっぽど信じたいとか、まだ希望があるとか思いたいんだろうな、と思うんですけど。第三者から見ると違うなっていうのが多いですよね」
自分に都合が悪いことは信じない、この考え方が悲劇を生んでしまうようです。
(minto)
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