ドラ魂キング

温泉マニアなら入る前に「確かなお湯」とわかる!長野県・鹿教湯温泉

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉マニアの高田寛之アナウンサーがおすすめの温泉を紹介しています。

6月1日の放送で紹介したのは、長野県上田市の鹿教湯温泉(かけゆおんせん)。
共同浴場の建物を見た途端に「センサーが反応した」ということですが、いったいどんな温泉なのでしょうか?

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5年ぶりに再訪

「実は5年ぐらい前に、一度宿泊で利用したことがあったんです。当時泊まったホテルが、今は閉館しているというニュースを聞きまして、このコーナーで紹介するために鹿教湯温泉を再訪しました」

鹿教湯温泉は長野県松本市の北東にある上田市にあります。名古屋の中心部から236キロ。名古屋から車で行くと中央道、長野道を経由して松本インターから下道で、所要時間・3時間8分。

公共交通機関だと、JR特急しなのに乗って松本駅まで。松本駅から鹿教湯温泉行の直通バスがあります。松本からは1時間弱で、名古屋から上手く乗り継げば3時間15分で現地に着くそうです。

行く前に確認を

クルマで行こうとする方に、高田アナからの忠告。

「私の自家用車の頼りないナビでは案内してくれませんでした。ここははっきり申し上げます。ちゃんと場所を確認してから行った方がいいと思います。迷いますからね」

鹿教湯温泉は静かな温泉街で、観光地と言うよりは湯治場の雰囲気だそうです。
今回高田が行ったのは、いくつかある共同浴場のひとつ「町・高梨共同浴場」。

駐車場のある温泉街の中心から共同浴場までは1キロほどの距離。
駐車場からは天龍寺という小さなお寺を目指して歩いていくと、その近くにあります。

センサーが反応

「建物の奇麗さと温泉の良さは反比例する」とは高田アナの経験則。

今回訪れた「町・高梨共同浴場」は、小さなコンクリ作りの、決して立派とは言えない建物だったそうです。

「私はその建物を見た瞬間に握りこぶしですよ。これは当たりかもしれんと喜びました」

センサーが「ここはいい湯だ」とビビッと反応したという高田アナ。

ちなみに建物が妙に奇麗な時は「大丈夫か?」と疑うそうです。

お邪魔します

「ここは共同浴場で、あくまでも地元の方のための施設です。よその人はお邪魔するという感じで入っていただければと思います」

外来入浴車は200円の利用料を料金箱の中に入れて入浴。地元の人が順番を決めているのか、高田アナが訪れた時、番台には誰もいなかったそうです。

「脱衣場には鍵のかかるロッカーはありませんので、あんまり現金は持って行かない方がいいと思います」

風呂場は4人入ればいっぱいになるほど小さい浴槽がひとつだけ。
洗い場は3ヵ所ありますが、シャワーはありません。また石鹸とシャンプーも各自持参が必要です。
あくまで地元の方が利用する施設だということをお忘れなく。

贅沢な雰囲気

「女性用の風呂との境目が3分の2ぐらいは壁なんですよ。あとの3分の1は軽くパーテーションみたいな感じ。かと言って、見えちゃうわけではないのでご安心ください」

おそらく掃除をしやすくするためだろうと推測する高田アナ。やはり地元の人のための施設のようです。

「浴槽の壁に付いたライオンの口からかけ流されていて、加水・加温・消毒なしの三拍子揃ってます」

ここは5つの源泉を混ぜている「混合泉」だそうです。
トータルの泉質はアルカリ性単純温泉。基本的に無色透明ですが、よく見るとブルー系の薄濁りのお湯です。

「浴槽の脇にかけ流しの排水があるんですが、誰も入ってなくても常時流されている。贅沢ですなあ」

確かなお湯

お湯は少し熱めで、女性に喜ばれそうな、肌にスベスベした感じのお湯。
そしてマニア的には僅かに「ゆで卵の香り」がする、温泉らしい温泉だそうです。

「入っている間、男湯は他にお客さんがいなくて貸し切り状態でしたのでラッキーでした。静かな入浴を楽しませてもらいました」

共同浴場の貼り紙には、コロナ禍以降、地元の人と観光客が一緒にならないように入浴時間が分けられているそうです。
高田が見た時は、外来入浴の人の時間帯は9時から14時半だったそうです。行く前に確認するのがよさそうです。

最後に「小さな共同浴場でしたが、湯は確かでした」と確信を込めてコーナーを締めた高田アナでした。
(尾関)
 
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2023年06月01日16時33分~抜粋

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