ドラ魂キング

中日OB/小松辰雄が、小笠原慎之介に期待すること

元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の小松辰雄さんが、3月23日放送の『ドラ魂キング』に出演。

開幕を来週に控え、気になるドラゴンズの投手陣について、さらにWBCの興奮冷めやらぬ中、メジャー選手と対戦した現役時代の経験も語ります。

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メジャーはやっぱり違う

WBCを経験した髙橋宏斗投手。アメリカで自分の力を試したいとの思いを新たにしたでしょう。
髙橋投手だけでなく、他の選手もメジャー挑戦の気持ちが高まりそうです。
この傾向を小松さんに聞くと。

小松「やっぱりお金が違いますよ。吉田正尚なんてすごい契約だもんね」

いきなりリアルな答え。
ポスティングシステムでオリックスからレッドソックスへ移籍した吉田選手。
契約金額は5年で総額9000万ドル。日本円で約124億円です。

メジャーとの対戦

小松さんの現役時代、WBCはなかったものの日米野球がありました。
メジャーリーグから1チームが来日し、日本の選抜チームが迎え撃つという形でしたが、1986年(昭和61年)からメジャーリーグ側も選抜チームになりました。

選抜チームの1人としてマウンドに立った小松さんが当時を振り返りました。

小松「秋に観光がてら来るみたいなもんだったからね。ジョージ・ブレッドっていうロイヤルズだったかな、向こうの四番バッターに2本ホームラン打たれたね」

後楽園でバックスクリーンへ。ナゴヤ球場で右中間のスタンドの上段まで運ばれたそうです。パワーが違うんだとか。

「それでも2勝ぐらいしてるからね」と、小松さんの意地の一言です。

燃え尽きてないか心配

若き日の小松さん同様、髙橋投手もメジャー選手と対戦。エンゼルスのトラウト選手から三振を取りました。

小松「あれは自信になりますよ」

気になるのは、WBCでの優勝で燃え尽きてしまわないかということ。これからシーズンが始まります。

小松「切り替えてもらわないとね。シャンパンかけてシーズン終わったような感じですね」

アメリカでお酒が飲めるのは21歳から。20歳の髙橋投手は優勝後のシャンパンファイトには不参加で、水を飲んでいたそうです。

「ドラゴンズでシャンパンファイトに参加できるよう頑張りたい」とコメントしていたので、気持ちの切り替えは心配ないようです。

先発は心配ない

開幕投手に指名されている小笠原投手。小松さんが期待することは?

小松「WBC壮行試合で侍ジャパン相手に前投げたじゃないですか。あれくらいの気合で投げて欲しいね。今までと気合いが違ったもん。中日は世界一のチームに勝ったんだから、その気でいかないとね」

壮行試合から含めても、侍ジャパンに勝ったのはドラゴンズだけ。「怪我さえなければ大丈夫」と太鼓判を押す小松さん。

大野雄大投手、柳投手、涌井投手、髙橋投手など他の先発陣に対しても、小松さんは全く心配していないそうです。さらに…。

小松「名古屋限定かもわからないけど、松葉は入ってくるんじゃないですか。福谷とかね。名前上げるといっぱいいるんですよね」

先発ピッチャーは人数もいて、他球団より頭一つ抜けているドラゴンズ。先発ローテーションは安心です。

中継ぎも心配ない

小松「まあ、後ろはしっかりしてるからね。先発は5回まで投げれればいいんですよ。あと左ピッチャーがちゃんといればね」

左の中継ぎ、岡田俊哉投手は2月22日の練習試合で右大腿骨骨折。福敬登投手は昨年、難病の黄色靱帯骨化症の手術をしてまだ調整不足だそうです。

ベイスターズから移籍してきた砂田毅樹投手が左投げです。リリーフ陣に関して、小松さんの見立ては?

小松「後ろ、外国人2人いるでしょ?清水がいるでしょ?で、勝野。もう十分じゃないですか。とりあえず6回まで行けば勝ちが見えてきますからね。1回を1ずつ抑えればいいんです」

投手陣に関してはセ・リーグの中でもかなり上位を占めるドラゴンズ。先発も抑えも太鼓判を押した小松辰雄さんでした。 
(尾関)
 
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2023年03月23日18時15分~抜粋

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