つボイノリオの聞けば聞くほど

時すでに遅しになる前に、終活を税理士に相談しよう

3月21日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、お金と心の整理から「それぞれの終活を考える」というテーマを取り上げました。

つボイノリオと小高直子アナウンサーが、税理士法人エクラの形部恒さんからレクチャーを受けます。

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税理士と縁のある人、ない人

「終活」の観点で税理士に相談するとなると、やはりお金の整理が浮かびます。
その前に、そもそもみなさんは税理士と付き合いがあるでしょうか?

形部「日頃、我々は商売をされてる方とお会いするので、そういう方々の相談はあるんですね」

つボイ「私のところは、無限の可能性を秘めた有限会社なもんですから、税理士さんとは常に話し合いがあります」

一方、会社員の小高は…

小高「自分のことを継続的に相談する税理士さんって思い浮かばない」

立場が違えば税理士との関わりがまるで違います。
多くの場合は、小高のタイプのようです。自営業などでない限り、税理士に馴染みがないのは当然です。

日頃、税理士と接点のない会社員から受ける相談は、万が一に備えてどうしたらいいか?ではなく、万が一が起きてしまってからのものばかりだとか。

よくある相続相談

形部さんに、具体的に相談内容を聞いていきます。
まず挙がったのが相続問題。相続税はどうなる?財産の評価はどうなる?という相談です。

財産の評価は、あくまでも相続を開始したその日の時価で評価するそうです。相続税を申告する時の時価ではないので、亡くなったその日がどうだったか?を調べていくとのこと。

形部「逆に言うと、亡くなる前の行為を確認していく作業のみになっちゃうんですよね。だから事前にこうしとけばよかったとなるんです。事後では、時すでに遅しという状況になっちゃいますよね」

奥さん任せの落とし穴

「時すでに遅し」の事例をさらに具体的な例で見ていくと…。

形部「ほとんどのみなさん、奥さん任せ。奥さんを亡くされたご主人でいくと、印鑑の場所がわからない」

つボイ「私の知り合いの方も、裕福な方でしたが、『つボイさん、金貸してくれへんか?』って」

つボイが借りたいくらいの裕福な人だったそうですが、奥さんが亡くなってお金のある場所がわからなくなったそうです。

つボイ「『1ヶ月ぐらい探したら出てくるのはわかるけど、いま一文無しなんでお金貸してくれへんか?』って、そんな人おりましたよ」

奥さんを亡くして、相談に来るのは、このケースがほとんどとか。
キャッシュカードがどこにあるかわからない、銀行口座がどこなのかわからないなど。こうなると請求の葉書などから、取引銀行を探し当てるんだそうです。

形部「これは何年も通帳記帳してないので、使ってるかどうかわからないとか、いろんなことがあります」

小高「厳密に言うと、それ税理士さんの仕事じゃないですよね?名探偵コナンですね」

つボイ「明智小五郎でもいいやん」

行きつくところはそこ

「終活」に備えて、税理士に相談できることは財産目録の作成。「こんな財産がある」という資料や書類があればスムーズに受け付けられるそうです。

しかし、財産整理をしていないケースが多いようで、そうなると、今ある現状資料から探っていくことになり、枝分かれしていくような資料もあるため、スムーズに整理できないこともあるとか。

いろいろと面倒なことも多そうですが、万一の時、スムーズに事が運ぶために「終活」でしておくべき大切なことを聞いてみました。

形部「日頃からご家族と話し合いをしていくことが、一番大切かなという気がします」

つボイ「やっぱり、ここに来ますね」

小高「旦那から通帳どこ?と言われたら隠さないかん。でも家族のためにはしっかり情報を共有しといた方がいいということですね」

奥さんのへそくりもぜひ共有してください。
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年03月21日09時14分~抜粋

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