つボイノリオの聞けば聞くほど

インコからミドリムシまで?可愛いクッキーで生物多様性を学ぶ

生物多様性という言葉はSDGs関連でよく聞く言葉です。
しかし、現在多くの生物が地球温暖化や森林伐採・河川や海の汚染などによって既に絶滅、または失われる瀬戸際に立っていると言われています。

3月30日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「いきものクッキー専門店 kurimaro collection」について紹介されました。

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陸の豊かさって何?

今回はSDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」に関する話題です。

この目標には、森林の減少を阻止することや生物の多様性を維持することといった目的があります。

生物多様性とは、地球全体に様々な生物が存在している状態のこと。山・川・湿地・森など生き物が住む場所・種類・遺伝子の3つのレベルで多くの種類の生き物が存在できるようにしていこうというものになります。

一見、バラバラに見える生き物や自然が様々に関わり合って環境が作られていることを知って、環境を壊さない行動を選ぶことが大切。

「難しく説明しましたが、周りにいろいろな生き物や自然があるっていいねってことです」と小高直子アナウンサー。
 

クッキーで生物多様性を考える

生物多様性を可愛いクッキーで教えてくれるお店が、三重県桑名市にあります。

「いきものクッキー専門店 kurimaro collection」は、こどもの頃からどうぶつ王国で働きたいと思っていたいきものクッキーデザイナーのkurimaroさんが、その夢をクッキーで叶えたお店です。

さまざまな動物の形をしたクッキーは450種類以上。
犬や猫などのわたしたちに身近な動物だけではなく、微生物の研究者と共同開発して環境やエネルギー問題に興味を持ってほしいという願いを込めた「微生物クッキー」と言ったシリーズもあります。聞いていたつボイノリオも興味津々。

つボイ「ゾウリムシとかミドリムシもある」
小高「可愛いってだけじゃなくて、食物連鎖とかいろいろな関わり合いの中で生物多様性とか環境に思いを馳せるという」

これらのクッキーは見た目だけでなく、生き物を考えるきっかけとして人気を博しています。
 

飼育員に聞いてクッキーで再現

kurimaro collectionが、距離感ゼロで鳥たちと触れ合える国内最大級のバードパーク「掛川花鳥園」とコラボした商品の販売を始めたそうです。
鳥の形を観察するだけでなく、実際に飼育員さんに話を聞いて鳥の特徴や魅力がより伝わるよう試行錯誤して作り上げました。


つボイ「今ね、コガネメキシコインコとオニオオハシがありますけど。細かく絵でデッサンしたり細かい筆で描くとかだったら表現できますけど、クッキーというひとつの素材でパーツを組み合わせて見事に特徴を表してますね」

クッキーが美味しそうで食べてみたいという気持ちだけでなく、実物を見てみたいという生物に対する興味がそそられたと話していました。

小高も「最終的には、生き物が生きていける環境を残したいという願いがこもっているのでは」とコメント。
まずは生き物の名前を覚えることから始めるのも、生物多様性を考えるきっかけになります。

可愛らしいクッキーをおいしく食べるだけでなく、様々な生物が存在することを知り、少しずつ調べていくことで見えてくるものがあるのではないでしょうか。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年03月30日11時30分~抜粋

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