神谷明・日髙のり子 TALK!×3

”キャラソン”は三枚目より二枚目の役の方が難しい?

声優がアニメのキャラソン(キャラクターソング)を歌う時、自分の声とキャラクターの声をどう使い分けているのでしょうか?

『キン肉マン』や『シティハンター』で主役を演じた声優の神谷明が、二枚目の役で歌う時と三枚目の役で歌う時の違いについて語りました。

7月17日放送の『神谷明・日髙のり子 TALK!×3』から。

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神谷流『キン肉マン音頭』の歌い方

「おふたりが神谷明・日髙のり子として歌う時と、そのキャラクターとして歌う時、心がけていることが違ったりするのでしょうか?教えてください」(Aさん)

神谷「想いはキャラクターだったり自分だったりしますが、曲に描かれている世界を表現しようとは思いますよね」

日髙「思いますね。”声優あるある”かもしれませんが、詞の世界観や言葉を明確に伝えたいと」

神谷「それはものすごくある」

歌詞に書かれている感情の流れを入れないと自分らしくない、と日髙は思うのだそう。
神谷は『キン肉マン音頭』の「私が踊れば皆も笑う~♪」の”笑う”のところで笑い声を入れたりしたそうで、実演してみせます。

日髙「その声でよく歌えますね!本当の声とは全然違う。どうして歌えるんだろう?って」

神谷「おどけた感じのキャラソンは歌いやすい。二枚目(の役)は”ボク”でしか歌いようがない」

現実離れした三枚目のキャラの方が難しいように思えますが、二枚目のキャラの方が素の自分に近いためにより難しいようです。
 

「かばんの”か”」を可愛くして!

「フレーズを二枚目っぽくしてほしい」というような指示は神谷にはなかったそうです。

自由に好き勝手やらせてもらい、特に注文はなかったと振り返ります。

一方、「可愛くない」と指摘を受けたことのある日髙は、なんと「かばんの”か”」の音を変えるように言われたとか!それは「困っちゃう」と神谷も同意します。

「行き過ぎはよくないよね」と言われて笑う日髙。「『可愛くない』という人の気持ちがわからない」と神谷は同情しきりです。

神谷「のんちゃんのもっている可愛らしさが滲み出ている。ディレクターの想いが何かあったんだろうね」

日髙「『あなたの”あ”』じゃなくて、『かばんの”か”』ですからね」

イメージを言葉で伝えるのは難しい、と話をまとめる日髙でした。
(nachtm)

セットリスト:
M1 スティービー・ワンダー「心の愛」
M2 巴里華撃団「サクラ大戦3 御旗のもとに」 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2021年07月17日23時17分~抜粋

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