小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

森山直太朗が敢えて言う、コロナ禍が人々にもたらした効能とは?

シンガーソングライターの森山直太朗さんが、4月18日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』にリモート出演しました。
先月「さくら(二〇二〇合唱)」を「最悪な春」とのカップリングでリリースしたばかりの森山さん、最近の活動を語ります。

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コザクラインコに夢中

森山「小鳥を飼いだしたんで、それを全然伝えてなくて気になってたんですけど」

コザクラインコを飼い始めたのはコロナ禍寸前。ステイホーム期間中は小鳥と戯れて、癒されていたそうです。

小堀「“さくら”が入ってるのは直太朗さんらしいですよ」
森山「これはお恥ずかしい話なんですけど偶然です」

小堀「ペットショップの人が、直太朗さんだったら、やっぱり“さくら”ってつかなきゃダメでしょうって言ったわけではない?」

森山「そんなテンションの店員さんではなかったです。でも僕がやってることって、フォークソングの毛色が強いじゃないですか。なんか小鳥とフォークって合いません?なんか、なんか、ですけど」

小鳥推しの森山さんです。
 

乳首をつままれそうな距離感

小鳥を飼う時には「放鳥」といって部屋の中に放す散歩のような時間も作るんだそうです。

森山「その時間がめちゃめちゃ楽しくて。肩に止まってくれたりとかね、服の中にこう入ってきたりとかね」

小堀「くすぐったいけど可愛いんだろうな」

森山「意外と人なつっこいというか、人間との距離が凄い近いんですよね」

小堀「パーカーの下に入ってきたりして乳首つまんで痛いとかありますか?」

森山「ピンポイントでそんなこといわれても。でも本当そんな感じです」

現在、森山さんはコザクラインコを3羽飼っているそうです。

森山「犬も飼ったことあるんですけど、小鳥は違った楽しみというか、違った愛着の形があります。ぜひ、おすすめします」
 

涙腺を刺激する動画

話題は、カロリーメイトのCMから派生した「森山直太朗×カロリーメイト 『さくら』を送るプルジェクト卒業ドキュメンタリー」というドキュメンタリー動画に。

小堀「卒業式にリモートで飛び入りした直太朗さんの動画を見て、ちょっと涙腺がムズッとしましたね」

今年はコロナ禍で、歌のない卒業式が全国各地で行われる中、何とかして、歌を届けられないかということで出来上がったんだとか。

森山「自分は、そういう思いでやっていたんだけど、生徒の皆さんとか、その親御さんとか先生から、逆に僕らが学びを得るというか、勇気を貰うような形になりました」

在校生の一人が言っていた、「知恵を絞って思いを込めれば、こういう中だからこそできることがある」という言葉に感銘を受けたそうです。
 

思いが涙に変わる

小堀「届けてる直太朗さん、届けてもらってる生徒さん、第三者の僕らはそれを見てるんだけど、根底に気持ちがちゃんとあるから、僕にも感動が伝わって来るんだなあと思いました」

実は、毎年、卒業の季節になるとサプライズで登場という話は結構来るんだそうです。今回はコロナ禍という特異な状況の中でのサプライズ企画。

やり終えた森山さんは、「こっちでもやってください」とか「なんでうちでやってれないんですか?」というようなコメントが来ると想像していたそうですが…。

森山「みんながみんな、本当に良かったねっていう風なコメントで。だから、あの音楽とイベントとドキュメントを通じて、あの卒業式を作った人たちの思いが、小堀さんのように涙に変わるんだなと思いました」
 

コロナ禍がもたらしたもの

森山「コロナ禍っていう、僕らは生まれて初めての経験を、世界同時多発的にしているんです。だから実は大人も子供も関係ないんですよね」

誰も経験したことのないことを世界中で経験していることで、心の奥の本能的な感覚が呼び覚まされているのではないかと言います。

去年の今頃、志村けんさんや岡江久美子さんなどがコロナで亡くなったこともあり、感染してしまったら、もしかしたら、という考えも出てきました。

森山「普段、なんのバイアスもテンションもかかってない中で生きてたら、そういう想像はしないじゃないですか。コロナは、いつか、そういう日が来るかもしれないってことを実感させる効能があったんじゃないかと思ってるんです」
 

最悪なだけじゃない

森山「それを鳩尾に抱えながら生きていけば、大切な人と対面した時に、やっぱり普段とは違う向き合い方とか、心の在り方になりますよね」

コロナ禍で、当たり前にあったことが奪われたり、制限されています。
そんなコロナ禍の日々は、毎日毎日がすごく貴重なものなんだと、改めて感じる良い機会だったと思うべきなのでは?と続けました。

森山「『最悪な春』って歌ってるいるけれども、今は最悪なだけじゃないんじゃないか?その答えは、この先の未来に、“みんなでやろうぜ”ってなった時に分かるんじゃないかな」
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2021年04月18日10時31分~抜粋

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