北野誠のズバリ

妻の浮気チェックが厳しすぎて自由がない問題

妻の束縛が強いというのは妻の愛の強さの表れなのでしょうか?
蜘蛛の糸のようにがんじがらめになっている夫婦がいます。

5月21日放送の『北野誠のズバリ』の「おとな電話相談室」では、そんな旦那さまから相談がありました。

パーソナリティの北野誠とアシスタントの佐藤実絵子が解決策を考えますが、珍しく北野はその回答に悩みます。しかし、その解決策にリスナーから賞賛の声が…。

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自由がない

今日のお悩みはAさん(44歳男性)からです。

「妻の浮気チェックが究極に厳しすぎて自由がなくなっています。どうすれば止めてくれるのか悩んでいます」

Aさんは交際期間8年半、結婚して1年半の奥様がいます。Aさんは5、6年前に浮気経験あり。それがバレてからもともと束縛の強かった奥様はさらに厳しくなりました。

Aさん「今、スマホを持っていますがGPS機能で居場所はバレている。電話履歴、LINE、SNSもぜんぶチェックされ、完全に行動を調べられています。

一度、GPSを切って、仕事とウソをついて合コンに参加したことがありましたが、妻は怪しがり、こっそり会社の近くに来て、僕を尾行。僕が合コンで飲んでいたら、妻が現場にきて大暴れしたことがありました」

この場合は合コンするAさんも悪いのでは…と思いますが、奥様の束縛スキルは想像を超えるようです。
 

お金もない

女性とのLINEやメールは削除しても、復元してすべてバレてしまう。ロックは番号を変えても手元を見てすぐ解読されてしまう。指紋認証はAさんだけでなく、奥様のものも登録されているので、勝手にスマホを見られてしまいます。

こっそりもう一台スマホを持った時もありましたが、家にいるときに緊急地震警報が鳴りだしてバレてしまったそうです。

北野「すごい戦いやけど、負けてるなー。Aさんは浮気したいわけではないのでしょう?」
Aさん「もう萎えてしまいましたね」

北野「せめて飲み会くらいは、やろ?」
Aさん「金銭的にも追い詰められてて、浮気させないために、おこずかいは日払いで数百円とか。必要最低限のお金しかもらえないです。
会社の後輩に50円借りて、ミンティア買ったこともあります」
 

離婚するか、殺すか?

Aさん「仕事でも11時までに帰ると言って、1分でも遅れると、その1分間に何十件も電話がかかってくる。
仕事の人やから勘弁してと言っても『11時までに帰るといったのはアンタやろ』となります」

北野は「僕のお笑いの後輩芸人でAさんとそっくりな人がいます。これね、アドバイスのしようがない」と、お手上げの様子。

いっぽう佐藤は別の意見です。
「私は奥さんエライと思いますよ。Aさんちょっと問題ありますよ。合コンも行ってるし、浮気の前科もあるし、それをここまで管理しきれている奥さんってすごいなと思う。
浮気男に渡してはいけないのはお金と自由ですから、完璧ですよ」

Aさん「でも、厳しすぎると…」

北野「俺、後輩芸人に相談された時、それは離婚するか、殺すしかないと言うたからね(笑)」

佐藤はさすがに「ひどい」。

解決法がひとつだけ

しかし、北野はひとつだけ解決法があると言います。

「奥さんの心理を言うと、旦那さんを愛しているとか関係なくなっている。男がこれを奥さんにやったらドメスティックバイオレンスです。モラハラです。

ひとつだけ、解決方法があります。これはものすごく難しいことなんですが、奥さんが他に興味のあることが湧くとあなたからちょっと離れるんです。

僕と同期のお笑い芸人で、奥さんがすごい嫉妬する人やったけど、あるとき某タレントさんを好きになってライブとか行くようになり、その人の追っかけをするようになった。そしたら、急に旦那のやっていることをまったく気にしなくなった。

愛が冷めたのではなくて興味の対象がなくなったということ。もともと愛じゃない。相手を息苦しくなるまで追い込むのは愛じゃないよ」

Aさんは「奥さんも無趣味なんで…」と心当たりがありそう。

北野「昔、『冬のソナタ』が流行った時、今まで旦那さんが気になってた奥さんがペ・ヨンジュンにハマって韓国まで行ったりした。そのとき旦那さんがほっとしたという人が多かった。

奥さんに趣味があって、そこに夢中になるようになったら、そこまで旦那さんに構わないですよ」

Aさんは「そういうことを勧めてみます」と、道を見出したようです。

奥さんがうまくいい趣味がにハマりますように、と願うばかりです。
 

奥さんはゴルゴ13

この相談についてのリアクションのメールが紹介されました。

「奥さんはゴルゴ13のようにあらゆることに精通しているので、ごまかすのはやめてバレた時のことを考えた方がいいのでは。

僕は嫁さんにスマホのロックはきつく禁止されたため情報はだだ漏れなので、ちょっと遊びに行くたびに、正座して今にも死にそうな表情をして、ゴメン、ゴメンと延々謝ることにしております。
バレたらはむかわずに反省しているふりをしたら、その場は乗り切れますよ」(Bさん)

女性からは別の意見もありました。

「自業自得だと思いますが、エライと思うのは、この時代いくらでも簡単にお金借りられますよね。借金しないでやっているあなたはエライ。自分とこのバカ旦那に聞かせたいわ」(Cさん)
 

夫は妻の所有物!?

いろいろな立場からの意見がありますが、同じような話もあるようです。

「僕の同級生の女の子、まったく同じでした。僕には『私の所有物が私を不機嫌にするのはどういうこと!?』といった感じでした」(Dさん)

所有物!愛ではなくて、完全にマウントを取られています。が、Dさんのメールは続きます。

「ところが5年前、突然、状況が変わったんです。彼女は歳をとってくたびれた旦那でなく『嵐』にはまりました。
娘と日本中、コンサートのチケットが取れたら、どこまででも行くという人になり、旦那はほったらかしに。

しかし、おこづかいは増やしていないそうです。それまで貯めた貯金は遠征費などで目減りしているそう。
思いました、『どっちにしろ、地獄なんだな』、と」(Dさん)

佐藤は「どっちを選ぶか、難しいところですね」と、夫婦関係の複雑さに声を落とします。

Aさんは、今はお金も自由もない身ですが、奥さんが他に好きなものを見つけてくれたら、お金はないが自由はある。少しはましではないでしょうか。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2020年05月21日14時12分~抜粋

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