小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

シンガーソングライター秦基博、映画出演しない理由を語る

11月6日にニューシングル「Raspberry Lover」を、今月11日にニューアルバム『コペルニクス』をリリースした、シンガーソングライターの秦基博さんが、12月8日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

新作のエピソードを尋ねたパーソナリティの小堀、同じレーベルの山崎まさよしさんを引き合いに出し、役者の可能性を尋ねますが、果たしてその答えは?

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今回は黒・秦基博

ニューシングル「Raspberry Lover」について「今回はスリリングというか、ダークな曲調になりました」と語る秦さん。

今作を「今までの白・秦基博に対して黒・秦基博」と評した小堀、その歌詞について尋ねました。

秦「いろんな感情がどなたにもあって、多面的にいろんな顔があると思うんですけど、自分はいろんな部分を切り取って歌えたらいいなと思ってるんです。
今回は珍しく、人間のドロッとしたもの、憂鬱なところを書いているので、普段のシングル曲との違いが出たかもしれないですね」

小堀「『Raspberry Lover』はポイズンな雰囲気。誰でも持ってる部分だけに、サイコスリラーラブストーリーみたいな感じですね」

秦「しかも普段、人に言わない部分のことを歌っていて、歌の中でも相手に伝えてないんですよね。歌の主人公の中で完結してるというか、ブツブツブツブツ思ってるだけ。ちょっと、頭の中を覗いてる感覚になると思います」

面白いのは土岐麻子

「自分が好きで聴いている土岐麻子さんの詞とか凄く好きです。今回はサウンドプロデュースを共同で行ってるのがトウミヨウさん。土岐さんの作曲編曲されている方です」

10月にこの番組に出演した土岐麻子さん。
秦さんによれば、話が非常に面白く、特に歌詞の視点が面白いそうです。

「僕自身も詞を書く時に、自分なりの気づきとか、新しい発見があるといいなと思いながら書いてるんですけど、他の方の詞を読んで、新しい切り口とかを見せてもらった時はいいなと思いますね」

新発想のアルバム

今週発売されたばかりのニューアルバムのタイトルは『コペルニクス』。
16世紀、天動説が主流だったヨーロッパで地動説を唱えた、あのコペルニクスです。

「自分にとって音楽の転換点。新しい自分に変わるような作品にしたいなと思いながらこのアルバムを作ってたんですよ」

制作の途中でコペルニクスという言葉が浮かんだそうです。

「同時に、天動説、地動説っていうインストゥルメンタルを入れて、アルバムのコンセプトをより深く、皆さんに聴いてもらえる面白いものが出来るというアイデアが浮かんで。タイトルとそのインストを2曲入れるって事は同時でしたね」

映画出演は?

秦さんの所属事務所には個性的なアーティストが大勢います。
その中の一人が山崎まさよしさん。上映中の篠原哲雄監督『影踏み』に主演しています。

最近本作を見た小堀、同レーベルの秦さんに役者の可能性を聞きますが…。

小堀「秦君って映画は出ないの?」
秦「今のところ、オファーはないですね」
小堀「キャラクターとして良い感じがしますが」
秦「音楽の才能がある上に、演技ができる方は本当に凄いなと思います」
小堀「洋の東西問わずミュージシャンって、演技凄いですよね?」
秦「僕はちょっとダメです。なんかダメですね」

控えめに自分の演技を否定する秦さん。それには理由があるようです。

「例えばミュージックビデオで、歌うシーンの他に、小芝居しなきゃいけない時があるんですよ。もうその評判が悪くて、大根っていうか…。だから全然、オファーは来ないです」

コンサートでは芝居も?

音楽活動は順調な秦さん。いよいよコンサートツアーも始まり、このエリアは来年の春。

「アルバムを引っ提げたツアーは4年ぶりになるんで、久々に名古屋の皆さんに会えるのがまず嬉しいですね。『コペルニクス』の世界を、しっかりライブで届けられたらなと思います」

アルバムの世界観を表現するために、照明、美術、ステージングにも力を入れるそうです。

「で、間にMC代わりに小芝居をする」とまだまだ演技にこだわる小堀勝啓に、「いや、そこは検討してみます」とあしらう秦基博さんでした。 
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2019年12月08日08時23分~抜粋

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