健康ライブラリー

ゴルフ場が介護予防に取り組む理由とは?

CBC論説室の後藤克幸特別解説委員が医療や健康問題の最前線を解説する『健康ライブラリー』。
「スマイル・リポート」では、リスナーの身近な地域で活躍するさまざまな多職種医療チームの活動内容やスタッフと患者・家族との交流エピソードについて紹介しています。

12月1日の放送では、津カントリー倶楽部理事長の小池建夫さんにお話を伺いました。
ゴルファーのためのゴルフ場を地域の方に開放している小池さんは、介護予防の事業をされています。どんなことに力を入れているのでしょうか?

ゴルフ場と介護予防

もともと「地域社会への貢献」をテーマに活動していますが、昨年3月から地域包括ケアシステムのネットワークづくりに取り組んでいます。ゴルフ場は地域社会と密接な関係があり、特にメンバーや(三重県津市の)片田地域の皆さんとは30年以上のお付き合いがあり、まさに地域社会の連携拠点として顔の見える関係にあります。

ゴルフ場として取り組める事業は、医療や介護のお世話になる以前の介護予防事業であればお手伝いできると確信しました。

ゴルフ場の基本は歩くことです。男性の平均寿命は81歳ですが、健康寿命は72歳で、約9年間は何らかのサポートが必要になります。
"ピンピンコロリ"が理想ですが、少しでも健康寿命を延ばすためにはどうするかということがテーマとなりました。

介護予防のためにやるべきこと

介護予防に取り組み始めて1年半になりますが、やっとやるべきことが見つかりました。

9月から第一興商さんとコラボして、歌って笑って健康体操という教室を始めました。これはゴルフ場のコンペルームを使って、健康寿命増進、認知症予防のために行っています。はじめは人数も10名程度でしたが、10月25日に開催した際には、近隣の高齢者が30名以上も集まっていただきました。

地域の高齢者はカラオケが大好きです。皆さんが集まることでひとりぼっちにならなくて済みます。皆さんと交流することで認知症予防にもつながります。
ゴルフ場という性質上、男性の方も多く競技されますので、長く健康にプレイしていただく上でも、教室の開催を今後も多く増やしていければと考えています。

健康に関心を持ってもらう場の提供

また、日本音楽健康協会のインストラクター、音楽健康指導士にも興味を持っていますので、ゴルフ場の職員にもカラオケ体操の勉強をさせようかと考えております。
他には大股で歩くことを目的にノルディック・ウォークや、裸足で歩くベアフットゴルフも始めました。

ネットワークについては、第一興商さんをはじめ、三重大学、津市スポーツ協会、フェニックス健康センター、日本介助専門員推進協会、愛知県ノルディック・ウォーク連盟など同じ目的を持った企業の皆さんと行っています。
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2019年12月01日06時09分~抜粋

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