つボイノリオの聞けば聞くほど

スマホゲームのやり過ぎは「ゲーム障害」という病気かも?

通勤通学の途中など、すきま時間にスマホでゲームを楽しむ方は多いと思われますが、あまりにも時間を費やし過ぎている方は、「ゲーム障害」という病気かもしれません。

11月28日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「ゲーム障害」に関するおたよりを取り上げ、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを展開しました。

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ゲームのし過ぎで日常生活に支障

先日、ゲームへの依存に関して、初めて全国規模の調査が実施されました。

その結果、ゲームに費やす時間が長ければ長いほど、日常生活や仕事、健康に悪影響を及ぼしているという実態が明るみになったそうです。

今年5月にはWHO(世界保健機関)でも、ゲームのし過ぎで日常生活に支障をきたす状態を「ゲーム障害」という国際疾病として認定しました。

「ゲームは娯楽の1つで、娯楽があれば日常生活でストレスを感じた時、リフレッシュになる反面、娯楽の方にどっぷりハマりすぎると、自分の首を絞めてしまうハメになりますね。ほどほどがベストだと思います」(Aさん)

また、この調査では10~29歳までのうち、平日に1日2時間以上ゲームに費やす人が約33%という結果が出ており、時間が長い人ほど学業などに悪影響が出たり、心の問題が起きやすい傾向があるとのことです。

「お食事処や電車の中など、老若男女がスマホでゲームをするのを見かけますが、心配になるニュースですね」(Bさん)

他にも健康への悪影響が

ゲームに限らず、お酒やパチンコ、ショッピングなど、極端に娯楽へのめり込んでいくのは危険だと昔から指摘されています。

ここでいうゲームへの依存とは、ゲームがやめられず、それが原因で仕事や学校に行けなくなって会社や学校を辞めたり、睡眠障害によって健康への悪影響を及ぼすなど、深刻な状況のことを指します。

つボイはさらに、別の角度からゲームのし過ぎによる健康への悪影響について、語りました。

つボイ「(長い間スマホを使っていると)『そろそろ立ち上がってください』ってスマホに表示される。ずっと長いこと座っていると、足の方がうっ血してしまうと」

小高「エコノミー症候群と」

つボイ「ゲームに熱中している人は、そういうこともあると思ってましたけど」

あと、下を向いてずっとスマホを見続けると、首や肩に痛みやしびれが起こるという場合もあるようです。

eスポーツの長時間プレイと依存の違い

一方で、コンピューターゲームを使って競技を行うeスポーツが盛り上がってきており、将来、オリンピック種目に加わる可能性があると言われています。

小高「"学校の時間以外はほとんどリンクで過ごす"とか、"コートで練習した"とか聞いたら、"すごいな、偉いな"と思いますけど」

つボイ「eスポーツが正式に認められたら、学校へ行く前にゲームをやって、授業が終わったらまたゲームをやる」

eスポーツの選手は、1日10時間以上プレイしている人も多いため、つボイも「依存との線引きがわからない」と語ります。

小高「病気にならないように、1日何時間とか練習制限時間のルールが出てくるのかしら?」

つボイ「張本(勲)さんあたりが『そんなもの、構わずに(何時間でも)やれよ』とか。『肩なんかね(気にせずに)、高校球児は何球も投げ続けるんですよ』」

小高「張本さんはそんなふうに言ってないし、おそらく、ゲームはスポーツじゃないっていう方向になりそうな気がする。
…って、張本さんは何も言ってないのに、私らが勝手に想像して人の意見を言ったらアカンの」

別に今週の『サンデーモーニング』(TBS)で取り上げられたわけではありませんので、悪しからず。

依存症が問題となる一方、ゲームに市民権が与えられてきている中で、賛否両論ある状況。

部活のスポーツで体を壊すケースもありますし、将棋で長時間も対局をし続けることとeスポーツと何の違いがあるのかという考え方もできます。

小高アナはあらためて、「私もゲームは好きですけど、今問題なのは、健康障害があるということ」と語りました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年11月28日09時27分~抜粋

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