多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

モミジは美味しい!栄養価も高い!しかも映える食材!?

いよいよ紅葉の季節です。
モミジは最低気温が8度になると、赤くなるスイッチが入ると言われており、名古屋近辺ではちょうどその時期を迎えました。

ところで、美しいモミジですが、実は食べるとおいしいことをご存知でしょうか?

11月8日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、食べるモミジを作っている会社、岐阜県多治見市の株式会社もみじかえで研究所の社長、本間篤史さんをスタジオに迎え、多田がお話を伺いました。

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偶然の発見

本間さんは現在36歳。学生時代にいろいろな食べ物の栄養を研究していたそうです。
モミジについても食べ物として分析しようと考えたのだそう。

「偶然の出会いでした。もともとメタボリックシンドローム、糖尿病を予防する食材を探そうというテーマがあり、その研究にいろいろな素材を探していると、研究室の外にモミジの木がありました。

ふと研究素材にしようと持ち帰って分析したところ、数千の素材をチェックした中でモミジが際立って効果があったということです」

栄養がたっぷり

モミジに含まれる栄養素とはどんなものでしょう?

「赤色のアントシアニンもそうですが、ポリフェノールという成分がたくさん入っているということが、分析の結果わかりました」

ポリフェノールと言えば、抗酸化作用が強く、動脈硬化などの予防に役立つと言われています。赤ワイン、コーヒー、チョコレート(カカオ)に含まれているということでも知られています。

「他にもカロテノイドの一種のルテインとかベータカロチンとか、あとはビタミンCなどが入っています」

味についても、赤くなるにつれて変化するそうです。

「味も青臭いのが熟す感じでおいしく変わってきます」

モミジで起業

研究していた頃、モミジを食材として扱う会社があればいいと思っていた本間さんですが、卒業後は商社に就職し、モミジを扱うことはなかったそうです。

「が、頭の中からもみじが忘れられなくて、一念発起して、企業して今に至ります」

そして、モミジを栽培するため、4ヘクタールほどの自社農場を構えたのです。

ところで、モミジと言えば和食の付け合わせとして天ぷらになったものを見ることがあります。本間さんが考えた食べ方は少し違っています。

「練ったり焙煎したりして、モミジのお茶を作ります。ティーバッグの状態にして、紅茶のようにして出します」

試食タイム

ここで実際に、スタジオで多田しげおと山内彩加アナウンサーが試飲します。

多田「きれいなピンクですね」
山内「ちょっとラズベリーのような酸味もあって、でもお茶ですね。おいしい」

他にモミジのエキスを抽出してサイダーに封入したものも。1本になんと60枚分のモミジが入っているそうです。色は濃いピンク。
「甘さはつけていますが、それ以外はもみじです」と本間さん。

山内「おいしい!あま~い。好き。色もきれいで。モミジっておいしいんですね!」

さらに多田が驚いたのは、3センチほどのきれいな葉をシールで閉じ込めたもの。
出してそのまま食べられ、お茶に浮かべてもいいそう。

山内「全然臭みも癖もなくて海苔みたい。パリパリしていておいしい」

多田「これで栄養もたくさん摂れるんですね」

本間さん「あとはエディブルフラワーみたいな感じで、レストランでの演出にもいいんです」

まさに今どきの「映える」食材のようです。

食べるモミジが国際化

これらモミジは、食材として海外にも輸出しているそうです。

本間さん「日本っぽい形で訴求できるものとして、重宝されています。スペイン、フランスなどEU圏で人気です」

認知度も徐々に増してきていると語る本間さん。これからの抱負についてこのように語りました。

本間さん「春は桜、秋は食べるモミジをスタンダードにしたいなと思ってやっています」
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年11月08日08時34分~抜粋

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