北野誠のズバリ

突然死につながる「エイリアン脂肪」に注意!

日本人の死因、第2位を占める心筋疾患ですが、今、謎の心臓病が増えています。

その発症にかかわっているのが、「エイリアン脂肪」。

これは、本来なら脂肪がつかないはずの心臓付近に付着する脂肪のことで、動脈硬化を急速に進行させ、狭心症や心筋梗塞といった突然死の原因になる病気にかかわることがわかっています。

10月17日放送の『北野誠のズバリ』では、『毎日が発見ネット』の記事などから、この恐ろしい「エイリアン脂肪」を取り上げました。

[この番組の画像一覧を見る]

あるはずのない場所にある脂肪

気を付けるべきは、太っている人よりも、やせ型の人。

さらに、昔より太った、お腹周りに肉がついたという人は注意が必要で、エイリアン脂肪がたまっている可能性が高いと言われています。

北野誠も、健康診断で医師から「一度、心臓のエコー検査を受けましょう」と勧められたといいます。

脂肪といえば皮下脂肪や内臓脂肪が有名ですが、このエイリアン脂肪は筋肉である心臓の周りにつく脂肪。

身体が、心臓の周りという本来あるはずのないところにたまった脂肪を「異物」と判断し、白血球の一種であるマクロファージがこれを退治しようとして攻撃をします。

この時マクロファージが出す毒素が、エイリアン脂肪から伸びた細い血管を通って冠動脈に流れ込むことで血管に炎症ができ、動脈硬化を早める原因となるのです。

心電図では発見できない

医師から心臓のエコー検査を勧められ、「心電図をとったから大丈夫じゃないですか?」と尋ねた北野ですが、医師の答えは「そういうもんじゃないんだ」。

「肝臓は沈黙の臓器と言われるけど、血液検査で大体わかるから沈黙じゃない。沈黙の臓器はすい臓」と医師。

すい臓がんはエコー検査でないと発見は難しく、そのエコー検査でもちょっとした影はわかりにくいと言います。

同じようにこのエイリアン脂肪も、心電図の検査だけでは全くわかりません。

コレステロールの値が高い人や60歳を超えた人は、「一度心臓のエコー検査やMRIを受けるべき」と言われたそうです。

「えー、でも心臓動いてるから…」と食い下がる北野に、「そういう問題やないねん。止まってたら死んでるしな」と漫才のように返す医師。

「心臓の周りの話だから、やっぱりエコーしないといけないんですね」と、納得した様子の渡辺美香アナ。

階段でぜえぜえ息があがる人

「エイリアン脂肪というだけあって、写真を見ると、ものすごい気持ち悪ーく脂肪が伸びて、心臓を包んでいるんですよね」。

渡辺アナは、「エイリアン」という名前通りの不気味な姿におびえます。

北野のように「心臓は筋肉だから脂肪はつかないと思った」という人は多いと思いますが、このエイリアン脂肪が、死につながる心筋梗塞という恐ろしい病気を引き起こす原因にもなるので注意が必要です。

北野が医師から聞いた話では、「ちょっとした階段の上り下りで、ぜえぜえと息があがる人は、絶対肺と心臓を調べ直した方がいい」とのこと。

思い当たる方は、ぜひ一度検査を受けてみてください。
(minto)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2019年10月17日13時25分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報