日本古来のこどものパワーワード「クソババア!」を考える

北野誠のズバリ / トーク

反抗期のこどもを育てたことのある方なら、こどもから暴言を吐かれた経験がある方も多いのではないでしょうか。

9月11日放送の『北野誠のズバリ』では『現代ビジネス』の記事から、反抗期のこどもに対する大人としてのリアクションについて取り上げました。

記事によると「同じ土俵に立たず、涼しい顔をして自分を失わない大人の姿を見せることが大事」とのことですが、皆さんはどうしていますか?

「前もそうだったよね!」

この日の前日、息子から「黙れ、クソババア!」と言われてしまったという大橋麻美子。

「小学校の5~6年ぐらいから、自我の目覚めと面倒くさいこじらせ系ですから。男は」とフォローする北野誠。

ついつい息子に「いつもあなたはそうだから!」と言ってしまうという大橋は、「昨日、典型でしたね」と笑います。

北野「旦那に怒るように息子にも怒りますので」
大橋「そうそう、『前もそうだったよね!』」
北野「あっ、出た!出たねー」

一番言われたくないセリフが出たといった様子の北野。

追い詰められた息子

事の発端は、「靴を買いに行こう」と誘う大橋に、息子が「ヤダ!」と言ったこと。

事前に準備をせず、いつも朝になってから

「靴キツから買って」
「体操服キツイ」
「A3のコピー機ある?」

と言ってくる息子。

大橋は、ギリギリにならないと問題と向き合おうとしない息子に、ついつい重ねて文句を言ってしまいます。

「またほら!今買っとかないと。また朝言うじゃない、いつもそう言うじゃない!」

この母の言葉に、息子の口から思わず出た言葉が「うるせー!クソババア!」だったのです。

女性の理詰めに耐えられない男

「クソババア!の正しい使い方ですね」と笑う北野。

「大人になっても、女の人の理詰めのネチネチの攻め方っていうのは、大人の男でもこどもに戻りますから。『ウビャァー!』ってなります」

北野、なにやら身に覚えが大いにありそうです。

「お母さんが言ってるのは正しいんですよ。正しいのはわかってるんですが、正しいからと言ってそうやってトントントントン理詰めでこられて追い詰められると、『黙れ!クソババア!』としか言いようがない」

こどもの行き場のない心情を理解する北野。

「酸いも甘いも噛み分けて、還暦になった僕でも思いますけど、『黙れクソババア!』っていう言葉の展開になる時はありますから」

大人でもこどもでも関係ないと、大橋を諭します。

「バカババア」「ドアホババア」はない?

「なんで『クソババア』なんでしょうね?他の言い方はないんですかね?」

大橋は北野に素朴な疑問をぶつけます。

確かに、全国どこでも母親の悪口は「クソババア」一択のように思えます。

「『バカババア』じゃダメな訳でしょ?」

確かに「クソババア」の響きは、母親に大きなダメージを与えると大橋。

関西でも「ドアホババア」とは言わず、「クソババア」を使っているという事実を考慮すると、「クソババア」は脈々と受け継がれて来た、日本古来のパワーワードなのかもしれません。

僕はゲームがしたかっただけなのに

愛する息子から「クソババア」というショックな言葉を投げつけられてしまった大橋は、「ちょっと冷静になろう」と思い、その場を離れました。

その後、頭を冷やした息子が「ママ、ごめんなさい」と謝ってきてくれたそうです。

大橋が「靴を買いに行こう」と声をかけた時、ゲームに夢中で「ヤダ!」と発言してしまった息子。

ただその時ゲームをしたかっただけなのに、母の「いつもそうじゃない!」というネチネチに追い詰められて出た言葉が「黙れ、クソババア!」だったと、大橋は冷静に分析します。

「『クソババア』、正しい使い方です。追い込まれた男はみんなそうなっていきますので」と北野。

男同士、息子の気持ちが痛いほどわかるようです。

飯の力を持っているのはお母さん

「追い込まないで、『買いに行く時に言ってね。ただし、私が忙しい時は無理よ』」

このように冷静な大人としてのリアクションを勧める北野に、「難しい~!」と悲鳴をあげる大橋。

しかし北野は、「でも大丈夫です」と断言します。

「どんだけ声あらげようが何しようが、飯の力を持ってるのはお母さんですから。圧倒的にそちらの方が強いっていうことを、お母さんは自覚を持って対処してあげてください」

自分の存在に自信を持って、大きな心でこどもと向き合ってほしいと、世のお母さんたちにお願いする北野でした。
(minto)
 
この記事をradikoで聴く

2019年09月11日13時15分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×