多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

花粉が去ってまた一難、今年の紫外線・梅雨で気になる話

ついこの前まで花粉で大変だったという方も多いと思われますが、花粉が去った今、別のやっかいな物が来る季節になってきました。

情報番組『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、気象予報士の資格も持つ澤朋宏アナウンサーが天気に関する疑問に答えたり、ためになる情報を伝えています。

5月3日の放送では、今後の天気で気になる2つの疑問に澤アナが答えました。

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5月でも紫外線はキツい

まずは1つ目の疑問から。

「最近の天気予報では紫外線情報が主流になりましたが、もうそんなに強いんですか?」(Aさん)

紫外線はお肌の大敵。最近、花粉情報を見かけなくなったと思ったら、もう夏?といった感じがします。

澤アナはまず、5月初旬の日本には、3つの季節が同居していることを挙げました。

北海道は桜の季節で、釧路では開花を5月14日頃と予想しているほどです。

本州は紫外線の季節で、太陽の位置から考えると、春分の日から1ヶ月半ほど経っている現在は、秋分の日から逆算して8月と同じぐらいと言えます。

気温が高い時期は特に紫外線が強いというイメージがありましたが、強さという点では5月でもきついわけですね。
 

高い所は紫外線がキツい?

また、よく「山などに登ると紫外線がキツくなる」と言われ、その理由を「高いところほど宇宙に近いから」と説明する人がいます。

「太陽から地球までの距離を考えると、山の高さなんてほとんど差がないだろう」と一蹴してしまうところですが、澤アナは「あながち間違いではない」と答えました。

もちろん、距離そのものが原因ではありません。

私たちが浴びている紫外線のうち、直接受けるのは4割以下で、多くは空気中に含まれる酸素や窒素の分子によって散乱された光を浴びているそうです。

つまり、空気の層が薄ければ薄いほど、つまり高いところに行けば行くほど、散乱されたものの量が減って、直接当たる量が増えてくるため、よりキツくなるということです。

多田「例えば2,000mぐらいの山に登ったら、どれぐらい増えるの?」

澤アナ「だいたい1,000mごとに13~15%は増えると言われていますから、2,000m上がりますと、地上に比べてだいたい1.3~1.4倍ぐらい。
それに加えて、この時期2,000m級の山には残雪があります。雪からの跳ね返りは総じて地上にある分の8割はあると言われてますから」

多田「上からも下からもよう焦げまっせ」

紫外線は目に見えないのでその強さがわかりませんが、相当強そうです。
 

今年の梅雨はどうなる?

先程、「今の時期の日本には3つの季節が同居している」と紹介しましたが、もう一つの季節は梅雨。
沖縄の梅雨入りはもうすぐで、平年日は5月9日です。

ここで2つ目の疑問です。「今年の梅雨入りはどんな感じですか?早いですか?」(Bさん)

東海地方では平年、6月の初旬に梅雨入りとなりますが、澤アナは「今年の長期予報から傾向を占いますと、梅雨入りが遅れるか、梅雨入りしたとしても6月はカラ梅雨という傾向になりそう、その分7月に大雨という予想」と解説しました。

特に昨年は大雨により大きな被害を受けた地域が多かったのですが、今年も注意する必要がありそうです。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年05月03日08時06分~抜粋

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