彦野利勝が語る。お見合いで失敗しないための秘訣

ドラ魂キング / スポーツ

元中日ドラゴンズ選手で野球解説者の彦野利勝さんが、2月12日放送のCBCラジオ『ドラ魂KING』に出演し、野球解説で使われる「お見合い」という言葉について解説しました。

自身が現役時代に体験したお見合い、そして予防法も伝授しました。
聞き手は高田寛之アナウンサーです。

目と目で通じ合う?

「よく言えば譲り合い。遠慮し合い」と彦野さん。

一番多いパターンは、こんな時です。
バッターが打ったフライボールが内野手と外野手の間にはフワフワッと上がりました。どちらも捕れそうでお互いに追いかけるんですが、目と目が合ってしまって、あっ危ないと思った時にお互い捕るのを止めてしまう、それがお見合いです。

高田「工藤静香さんの『MUGO・ん…色っぽい』は目と目で通じ合っても…」
彦野「通じない人が多いんでしょうね」

お見合いをすると、だいたいポテンヒットになるのでバッターとしては嬉しいそうです。
しかし守り側からすると絶対にして欲しくないプレーです。特にピッチャーは、打ち取ったと思ったのがヒットになってしまってガックリくるそうです。
 

ぶつかっても捕れ?

彦野「私は外野手をやってましたので、当事者になることがよくあったんです。よく言われたのは『ぶつかっても捕れ』ということ。『捕りに行くのを止めるな』と常々言われてたので、お見合いすることはあんまりなかったです」

ちょっとでも遠慮している時は、どうしても足が止まってしまったり、お互いに『お前だろ、お前だろ』みたいになるそうです。

高田「怪我してもっていうと、例えばナゴヤドームだったら、DeNAの筒香選手が外野手同士ぶつかって、ちょっと脳震盪を起こして退場になったこともありました」

2014年、左中間へのフライを追った筒香選手が梶谷選手と交錯し、後頭部を強打しました。

同じ2014年、東京ドームでは巨人と阪神の試合で、二塁後方に上がったフライを外野の福留選手と西岡選手が追って激突。西岡選手が一時、意識を失いました。
いずれの試合もドーム内に救急車が来て、一時試合が中断しました。
 

打ち合わせは必要

彦野「本来はぶつかっちゃいけないんですよ。そのために声を出して、お互い捕ることをアピールしろと言うんですけども、あれだけの観客です。ましてドームは音が響いて声が聞こえないことがよくある。そういう時には手を振ったりして相手に分からせる。最終的には目と目ですよ」

工藤静香さんのヒット曲「MUGO・ん…色っぽい」が参考になるかもしれません。
サビは、目と目で通じ合う仲になりたいという内容でした。また、勇気を出して視線を投げてみようかな、ということも歌われています。お見合いが心配な選手は一度聞く価値あり?

彦野「あとね、飛んだらどうするってことも打ち合わせしとく。そこに飛んできた場合は必ず外野が行くとか、『俺がちょっとでもこう動いたら逃げろ』とか打ち合わせしておくと、ぶつかることはないですよ」
 

唯一のお見合い失敗談

彦野さん唯一のお見合い失敗談は、入団3年目、初めて一軍に上がった時のことでした。

「初めての札幌遠征。巨人戦。舞い上がってました。7対0でうちが大勝ち。最後の1イニングだけ守備要員で行ってこい」と出してもらったそうです。

彦野「わ~、巨人戦だと思って、ライトに意気揚々と入ったら、セカンドと私の間にフライがポンと上がりました。すごく遠慮しまして、落としました。落とすというか触れなかった。それが二塁打になったんですよ。バッターは忘れもしません、足が速い松本さんです」
 

お見合いで失敗しないために

松本匡史さんは、当時の巨人のビジターユニフォームが水色で青い手袋をしていたこともあり「青い稲妻」呼ばれていました。
盗塁王2回。1983年の年間76盗塁はセ・リーグ記録です。

普通ならポテンヒットになるところが、お見合いして捕りに出ないので松本さんにセカンドまで行かれてしまったそうです。そこから3点か4点取られて…。

彦野「守備要員で守備で行ってるのに、何しに行ったんだと、まあ~怒られましたね」

最後に野球少年に対し、アドバイスする彦野さん。

「声を出す練習をした方がいいです。聞こえないことがあるので何回も連呼すること。自分が捕るっていうことをアピールして聞こえればどきますから」
(尾関)
 
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2019年02月12日18時31分~抜粋

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