丹野みどりのよりどりっ!

ぐっすり眠りたい方は必見!睡眠に関するなんでもQ&A

これから寝苦しい夜が続く季節がやってきますが、できればぐっすり気持ち良く寝て、疲れを取りたいもの。
『丹野みどりのよりどりっ!』6月13日放送では、睡眠に関するさまざまな疑問や質問について、名古屋市立大学病院睡眠医療センター長の中山明峰先生に丹野が伺いました。

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今の睡眠時間は長い?短い?

まずはざっくりとした質問からですが、「良い眠りとは、どのようなものですか?」。

中山先生は基本的に7時間以上の睡眠を勧められているそうですが、個人差があるため、何時間以上だから良い、何時間未満だからダメとは一概に言えず、今の睡眠時間で困っていることがなければ「良い睡眠」ということです。

困ることが起きるというのは、身体がだるかったり、お昼に眠気が襲ってきたりすることですので、睡眠時間がなくても体の調子が悪くなれば問題が無いということになります。

次の質問は、「寝るため、起きるために大切なことは何ですか?」

寝ている間は頭のスイッチがOFFになっており、起きるというのはONになるということであり、中山先生は実際に起きた時にストレッチをしているそうです。

その他にもカーテンを開けて光を入れることや、一番大事なことは食事を摂ることですので、朝ごはんをしっかり摂るのが良いということです。

大人にも昼寝のススメ

次の質問は、「昼寝はしても良いのでしょうか?」。

先程出てきた良い睡眠が取れなければ、昼間に眠くなって昼寝をすることになり、良くないのではないかと思いきや、中山先生は、「昼寝はとても良い習慣」と答えました。

例えば7時に起きて夜11時に寝るという生活は、人間の身体にとっては負担が大きく、休ませることが大事だということです。

ただし、昼寝にはいくつかのコツがあるようで、まず1つ目は「昼3時以降の昼寝はダメ」ということ。夕方以降に寝てしまうと、身体が1日中寝たと勘違いして、夜に寝られなくなるそうです。

また、「お昼ごはんを食べた後に寝る」のが良いそうで、これは血糖値が上がってきて寝やすくなるからだそうです。

寝る前のコーヒーは良い場合も

ここでさらに、意外な説を中山先生が紹介します。それは「お昼ごはんの後にコーヒーを飲むのが良い」。

コーヒーはカフェインが含まれているから、寝る前に飲んじゃダメと親に言われたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

これは、カフェインが実際に効いてくるのが30分後であるため、昼寝が終わってシャキッと起きることができ、昼からの仕事の効率も上がるのではないかとのことです。

もし、カフェインの摂取ができるが、コーヒーが嫌いという方は、濃い緑茶等も良いですね。

15時までに昼寝をした方が良いとのことですが、その時間に会社や外にいるため、寝るスペースが確保できないという方は、目を閉じるだけでも休むのと同じ効果が得られるそうです。

必ずしも横になる必要はなく、公園のベンチや机でうつぶせになるなどして、目を閉じて耳に音を入れないことで、頭を休めたり体の力を抜いたりして、刺激からシャットアウトすることが大事だということです。

中山先生は身体の調子があまり良くない時などは、お昼休みの中でご飯の時間を削り、吸収の良い麺類を15分ほどで摂って、その後は休む時間にあてているそうです。

寝る時に○○は履かない方が良い

最後の質問は、「寝る時に適した服装は?」。

ここで中山先生は、「よく勘違いされるのが、靴下を履いて寝た方が良いと思われていますが」と前置きしつつ、実は寝る時に靴下を履かない方が良いことを挙げられました。

頭寒足熱というぐらいなので、足を温めた方が良いと思いきや……。
手のひらや足の裏に汗を書くことがよくありますが、これで体温を調節しており、調節機能が働きにくくなるからなのです。

ただ、特に女性は冷え性の方が多いと思いますが、その場合は寝る前に足湯をして温めるか、どうしても必要なら厚手の靴下を避けることをお勧めされました。

他には、通気性の良いものをお勧めしますとのことでした。
(岡本)
丹野みどりのよりどりっ!
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http://radik~抜粋

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