●教えてドクター
★3月のテーマ「運動と健康」
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
年をとった人に限らず若い人でもそうですが、運動不足というのは運動不足病とも言われています。メタボリックシンドローム、肥満症や糖尿病に若くしてなりやすいという懸念が生じます。加齢に伴って筋力や筋量が低下します。そうすると転倒しやすくなり骨折を伴い、寝たきりになってしまいます。運動を継続すると糖尿病の発症予防や肥満解消、肥満防止、そして最終的には動脈硬化の進展が抑制できるでしょう。さらには運動を続けることによって筋肉から脳に良い刺激を与える物質が分泌されて、認知症の予防にも効果があると言われています。また、がんの予防にも期待されているということが最近報告されています。日本糖尿病学会やアメリカ糖尿病学会でも1日30分以上の有酸素運動をし、さらに可能であれば週2回以上レジスタンストレーニングの併用が推奨されております。
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
年をとった人に限らず若い人でもそうですが、運動不足というのは運動不足病とも言われています。メタボリックシンドローム、肥満症や糖尿病に若くしてなりやすいという懸念が生じます。加齢に伴って筋力や筋量が低下します。そうすると転倒しやすくなり骨折を伴い、寝たきりになってしまいます。運動を継続すると糖尿病の発症予防や肥満解消、肥満防止、そして最終的には動脈硬化の進展が抑制できるでしょう。さらには運動を続けることによって筋肉から脳に良い刺激を与える物質が分泌されて、認知症の予防にも効果があると言われています。また、がんの予防にも期待されているということが最近報告されています。日本糖尿病学会やアメリカ糖尿病学会でも1日30分以上の有酸素運動をし、さらに可能であれば週2回以上レジスタンストレーニングの併用が推奨されております。