健康ライブラリー 2018年3月11日

健康ライブラリー / ライフ・ヘルスケア

●教えてドクター 

★3月のテーマ「運動と健康」

名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授 
押田 芳治 先生

運動には大きく分けますと、有酸素運動と無酸素運動というものがあります。典型的な無酸素運動のような息ごらえをして力んで行う運動とは違って、レジスタンストレーニング(筋力トレーニングの一種)というものがあります。有酸素運動というのはジョギングや歩行、あるいは水泳等、息をしながら行う運動です。それは心臓や肺の機能を高める、持久力を高めるということで、心臓や血管や肺に良い影響を与えます。また、レジスタンストレーニングというのは筋力に負荷をかけて、筋力が衰えないようにする効果があります。加齢とともに筋量が少なくなるのはどうしても避けられないものですので、それに対して筋量を維持し、筋力を高めるということがこれから大事になってくると思います。有酸素運動というのは歩行やジョギングやプールで泳いだり歩いたりするような、呼吸をしながらする運動です。酸素を取り込んで酸素を利用してエネルギーを消費するものです。無酸素運動というのは息をこらえて重い物をグーッと持ち上げるような運動です。中高年の方が息をこらえて運動すると急激に血圧が高くなりますのであまり勧められません。有酸素運動のように呼吸を整えながら筋肉に比較的軽い負荷をかけるのが、レジスタンストレーニングと言われているものです。それを行うことによって、加齢にともなう筋力の低下や転倒しやすくなることへの防止にもつながります。そういった運動を日頃から継続的に行うことが筋力の低下を防ぎ健康寿命を延ばすことにもつながります。寝たきり防止にもつながると考えられます。

●スマイルリポート~地域の医療スタッフ探訪 

中尾 誠 先生 (金城学院大学 薬学部 教授)

<力を入れていること> 
高齢社会になっておりますので、できるだけ薬の説明は平易な言葉でわかりやすく理解できるようにお話させていただいております。特に今重要なこととして、独居老人の方が顕著に多くなっていることを日々感じており支える医療を実践できればと考えています。学生さんも様々な方がおられますので、服薬指導のように、できるだけ個々に理解できるよう平易なことばで丁寧に接することがとても重要だと日々痛感しております。
<心に残るエピソード> 
透析患者さんでこちらからお薬を持っていく方がおられます。薬局からは遠方の方なのですが、つい先日バレンタインデーにチョコレートをいただいた時にはとても感激しました。心があたたかくなるような、そんな状況でした。
<今後の課題> 
色々な医療法制度がまだまだ整備できていない部分があります。どうしても日々の活動が診療報酬だけでは解決できません。日本の保健制度は「皆保険制度」ということになっておりますので、健康な人が健康を害した人を支えるということが、とても重要だと思っております。薬学部が6年生になった背景には、6年後に国家試験に合格して社会にはばたいた時に、即医療現場で自分達の能力が発揮できるような教育基盤を学内で培うことが重要であると考えています。
この記事をシェアする

アーカイブ

同じカテゴリー

×