ドラ魂キング

打撃に期待の中日・アルモンテ、最大の課題は守備?

野球解説者の彦野利勝さんが3月13日『ドラ魂KING』に出演し、この日小牧で行われた西武ライオンズとのオープン戦から各選手の仕上がり具合を解説しました。

ライオンズ戦の結果はアルモンテによる2打点で2-0で勝利したのですが、その中で不安視されたのはこれまたアルモンテの守備でした。

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京田は今年も大丈夫

低調だったライオンズの打線ですが、ドラゴンズも同じように低調だったのが気になると、高田寛之アナウンサー。

「全体的に振れてなくて、あまり良くなかったですね。1点目に絡んだ京田のバッティングはちょっと光ってましたよ」

4回は先頭、京田が2ベースヒット。送りバントで三塁に進んで、アルモンテが犠牲フライで1点目が入りました。

「京田は内容的にはヒット1本しか出てませんけど、僕は今年も大丈夫だな、と確認しましたね」

彦野さんは、早い段階から京田には太鼓判を押していました。

この日は福田と高橋が不発

昨年チーム内で日本人最多の18本塁打を打った福田永将選手や、二塁手レギュラーの期待がかかる高橋周平選手、この日の結果は両者とも3-0と振るいません。

「見てても良くなかったですね。西武の十亀投手の球も結構きてたんです。中日先発の鈴木翔太投手よりきてるんじゃないかと言うぐらいきてました。だからそう簡単には打てない、と見てはいたんですけども、やられ方があんまり良くなかったですね」

ドラゴンズ打線は141~143キロの球速を出した十亀投手の球に抑えられた感がありました。

「凡打が目立ったので、オープン戦も中盤に差しかかって、ちょっと疲れが出てきているのかもしれません」

京田と松井は合格

「急に温かくなったり、気候の変化もあり、私もそうでしたが、ちょっとボーっとすることもあります。花粉症の人もいるし、そんないろんなことを差っ引いたとしても、もう少し真っすぐの球には反応してほしかったですね。それに反応したのが京田だったんです」

彦野さんは京田選手に加えて、松井佑介選手のバッティングも褒めていました。この日は代打でヒットを1本打ちました。

「最後のボール、抑えの増田投手が投げた外の球を上手くライトに打ちましたから、彼も今年はちょっと違うなと思います」

アルモンテが心配

アルモンテ選手に対して、リスナーからこんな心配事が寄せられました。

「(気になるのは)アルモンテのバッティングではなくて守備です。素人目に見ても緩慢すぎます。今日はDHでしたが、あの守備でしたら松井佑介選手をレフトで一年通して起用して欲しいと思ってしまいます」(Aさん)

この意見に対して、彦野さんも懸念があるようです。

「確かに私も、アルモンテの守備で、必死に動いてる姿をまだ見たことがないんですよ。なんとなく捕ってるようにしか見れないので、本番になったら違うのかなと、少し期待はしてますけど、現状ならマズいですね」

落としそうに見える捕り方

アルモンテの守備で言えば、3月にあった楽天とのオープン戦で、レフトへのフライを捕ったにもかかわらず、セカンドランナーをサードまで進ませたシーンもありました。
先日の甲子園の試合でも同じようなフライを捕ったことがありました。

アルモンテ選手は身体の正面で捕らずに、流してサッとグラブだけ出すような捕球スタイルのようです。

「身体の横で捕るから、傍から見てると、なんか落としそうに見えるんですよ。まだ落としたのは見てませんけども、風が強い日もあるし、そういうプレイをしてると、いずれ大きなミスをしないかなと僕も心配です」

今の守備じゃダメ

去年はゲレーロの守備について厳しい声がありましたが、試合を重ねるうちに、レフトもそこそこ守れるようになった感があったという高田アナ。
最終的にはホームラン王も獲り、オフには大争奪戦になっていたので、一概には何とも言えません。

「現状で絶対ダメだとか良いとかの判断はしづらいんですけども、正直、今はダメです。現状の守備ではスタメンで使うのは怖い。最終的に誰か一人、守備要員が必要になってきますから」

ペナントレースに向けて、アルモンテ選手の守備の向上を期待したいところです。
(尾関)

画像撮影 若狭敬一アナ
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2018年03月13日18時33分~抜粋

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