火曜日恒例のコーナー、アシスタントの佐藤実絵子が世の中の気になる話題を紹介する「世界まるみえこ」。
8/29のテーマは「時代はついにここまで!近未来を感じるグッズ」です。
1989年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で描かれていた夢のようなこと、例えば「3D映画」や「顔認識システム」などが、今では実現されています。
今回はそんな夢のようなグッズを3点紹介した中で、パーソナリティーの北野誠と、火曜日レギュラーの事故物件芸人・松原タニシが一番食いついたものを取り上げましょう。
どんな色でも再現する魔法のペンに、北野誠も興奮!?
まさに近未来グッズ
それは“どんな色でも出せる魔法のペン”。
その名も「スクリブル」。直訳すれば落書きです。
世の中にあるどんな色でも再現できるのですが、その過程がすごい。
見た目は普通のペン。ペン先の反対側のお尻(シャープペンシルで言えばノックする部分)が、スキャンできる面になっています。
その面を、自分が再現したい色にピッとタッチします。例えば目の前にある鮮やかでみずみずしいオレンジの絵を描きたいとしましょう。そのオレンジにペンのお尻をタッチします。
すると、ペンに内蔵されたカラーセンサーがオレンジの色をスキャンし、ペンの中でインクの色が調合され、全く同じ鮮やかでみずみずしいオレンジ色のインクが出来上がるのです。その間、1~2秒というまさにほんの一瞬。
もちろん、オレンジだけでなく、机、グローブ、洋服、カーテン、ネコなど、ペンでタッチできれば様々なものがスキャンできます。
約1,600万色が表現できるので、実質この世のどんな色でも作れます。
スマホやタブレットに色のデータを移し、整理や編集もできます。
しかも、ペンとしてのスペックも高く、ペン先の太さも6種類あり、用途に合わせて交換ができます。
インクはカートリッジ交換式で、1回詰め替えれば直線で48km書き続けられるほどのインク量があります。
また、1回の充電で15時間使えます。
実用性がつかめない
そんなすごいペン、さぞかしお高いんでしょう?
それがなんと、約4万6千円!(399ドル。8/29現在)
本当にかなりお高かったです(笑)
北野と松原は、近未来のリアルひみつ道具に興味津々ですが、その値段にちょっと引き気味。
すごいのはわかりますが、そもそも、何に使えばいいかがわかりません。人前で使えば注目されるのは間違いありません。けどそれだけでは…。
そこで佐藤は、具体的な利用法を紹介します。
例えば、部屋の模様替えをしたい時。カーテンなど内装の色をスキャンしていって、それらのデータをスマホに保存して、家具屋さんで手帳などに色を塗って見せるとか。
あとは服のコーディネート。「このスカートに合う服を探したい」という時に、家でスキャンしておけばアパレルショップに持って行けるとか。
メイク用品を選ぶ時にも使えるでしょう。
「2万なら買ってもええんやけどなあ」と渋る北野。
「YouTubeの紹介動画が46万回くらい再生されてるんですけど、それを見るとさらに欲しくなりますよ。画家の人がリンゴをスキャンして描いたりしてて…」と佐藤がプレゼンしますが、北野は乗ってきません。
「画家やマンガ家はええよ。そりゃ使いたいやろ。俺らは飲み屋でウケるってだけやもんねえ」
確かに、ウケる目当てで4万6千円は高いですね。そんな見せびらかし自慢ができるのはスネ夫くらいでしょう。
魔法のペンで稼ぐには?
北野と松原は、この魔法ペンを何とか営業で使えないか、お金に還元できないかと考えます。
北野「このペンを知らない人に『あなたの服の色を出してみましょう。ちょっと服を触らせてくれますか』と言って、こっそりスキャンして、スケッチブックにサラサラッと色を塗ったら、マジックやで」
松原「それで4万6千円は稼げるんじゃないですかね。元が取れるんじゃ」
北野「買おうかなあ。営業行けるなあ」
松原「今からマジック始める北野誠って見たくないです(笑)」
北野「いや、これ1個しかやらへんけどな。『どんなものでもあなたの色を再現しましょーう!』」
どんどん悪知恵が働いてくる2人。
北野「ペンは隠し持ってたらええねんな」
松原「もう1つペンを買って、それで鉛筆の色を作って、鉛筆っぽくカラーリングすれば」
北野「そうや、鉛筆に見せれば隠さなくてもええ。買おう!どこで売ってんの?東急ハンズ?」
佐藤「えーと、どうだろう。ネットで『魔法のペン』で検索すれば、すぐ出てきますよ。いま話題ですから」
北野「話題か…。話題になんなよ」
世間にペンの存在が知られてしまうと、タネがバレてしまうため北野はもう必死です。
早ければ来年あたりにはマジシャン・北野誠が誕生するかもしれません。
色は色でも…
番組最後では、リスナーからリアクションのおたよりが紹介されました。
「魔法のペンを女の子に渡して、乳首をスキャンしてもらって、その色を使えばあーら不思議!目の前のスケッチブックに、女の子のおっぱいが再現されます。誠さん、これで4万6千円なら買いですよ」
北野「これ、スキャンを簡単にしてくれるかどうかが問題であってね…」
松原「占いのていを取ったらええんちゃいます?『あなたの乳首の色を当てますんで、このペンを胸につけてみてください』とか言って」
北野「タニシ、当ててどうなるもんでもないやろ(笑)」
色だけでなく、色欲まで生み出してしまうとは。とんでもない魔法のペンですね。
(岡戸孝宏)
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