2017年9月2日(土)

世渡り上手になるための損得勘定を、つボイノリオが伝授

つボイノリオの聞けば聞くほど / トーク

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物コーナー「嫁・姑」に送られてきた、「女性の同僚に嫌われている、わがままな女性従業員“Cちゃん”」についてのおたよりがきっかけで生まれた、「わがままジュリエット」のコーナー。
BGMはもちろん、BOΦWY(ボウイ)の「わがままジュリエット」です。

8/31の放送では、パーソナリティのつボイノリオが、30~40年ほど前の昔話を思い出してしまうようなおたよりが紹介されました。

わかりやすいヘコヘコ

Aさんからのおたより「つボイさんの業界にも、プロデューサーやディレクターにはヘコヘコして、ADには挨拶もしない“バブルタレント”がいますけれども…」

ここまで読んでつボイは、かつて1970年代、芸能事務所”ヤングジャパン”に所属していた頃を思い出します。
その事務所には当時、アリス、ばんばひろふみ、海援隊など、フォーク系歌手が多数在籍していました。
ちなみに現在ヤングジャパンは、モーニング娘。などが所属する”アップフロントグループ”と同じ系列になっています。

そこでよく言われていたことは、「ヒット曲があるか無いかで態度が変わる」ということ。もちろん、変わらない人もいたでしょうが、当時はそんな傾向が強かったと。
ヒット曲が出て売れると、スタッフへの態度が横柄になるし、ヒット曲がしばらく無いとヘコヘコし出すのだとか。
スタッフをぞんざいに扱う歌手がいたら、「あの人は今ヒット曲がある人ですよ」と周囲で皮肉を言っていたのだそう。

つボイは当然“ヘコヘコ”していたそうです。

話はおたよりに戻ります。

Aさん「…私のバイト先にいる“ジュリエット”はそんなタイプでして。そいつが挨拶するのは上司から役員クラスまでという、腹立つ女なんです。
さて、去年の3月にバイトを辞めた、竹内涼真くん似の青年が、我々の前に顔を見せに来ました」

竹内涼真さんは『仮面ライダードライブ』の主役を務めた俳優です。かなりのイケメンのようですね。

Aさん続き「ウチの大口の取引先の社員として。バイトの時は平気でシカトしていたジュリエットの態度が、180度豹変して、スマイル全開で媚びまくり。そんなジュリエットを軽くあしらう彼に、バイト連中と平社員が拍手喝采を心の中でしておりました」

イケメンであっても立場が下だと目もくれなかっただけに、そのジュリエットの露骨な計算ぶりがわかりますね。

なつかしいぱろぱろエブリデイ

読み終えたつボイ、「人間関係ってどうなるかわからへんよ、ホントに…」としみじみとつぶやきます。
1980年代前半にCBCテレビで生放送されていたローカルバラエティ番組『ぱろぱろエブリデイ』を思い出したようです。

その番組の「つボイ・ダイ助の刑事ねコロンビ」というミニコントコーナーで、つボイはとチンパンジーのダイ助(ダイちゃん)と刑事コンビ役、当時はまだ駆け出しの笑福亭笑瓶が犯人役として出演していました。
その時、使いっ走りでヒーヒー言っていた下っ端のスタッフが、今ではCBCの偉い人になっているというのです。

つボイはその人の使いっ走り時代、特に大事にすることも酷い扱いもしなかったそうですが、仲は良かったようです。
その人は大学時代、落語研究会(落研)に所属。つボイは落語が大好きでメチャクチャ詳しい。そして笑瓶氏は、笑福亭鶴瓶師匠の一番弟子で、肩書は落語家。

収録中、カメラ待ち・天候待ちなどの待ち時間ができることがあります。ダイちゃんは動物なので、機嫌が悪くなって動かなくなったりすることがあるため、“ダイちゃん待ち”というのもあったそうです。出演者でダイちゃんが一番偉いのでした。

そんな時、この3人が集まっては落語談義に花を咲かせていたとか。
つボイと元落研のスタッフがしゃべりまくり、笑瓶氏は「へぇー、そうなんかー」と聞き役に回っていたのだそう。

つボイ「羽織、何枚くらい持ってるの?」
元落研スタッフ「3枚くらいですかね」
つボイ「笑瓶ちゃんは?」
笑瓶「1枚も持ってへん」
つボイ「本職なのにどうなんやこれ」

こんな会話もあったそうですよ。
もっとも、笑瓶氏は新人でまだ羽織が着られない身分だし、そもそも当時は落語ができず、タレント活動がしたいだけだったようですが。

すがすがしい損得勘定

アシスタントの小高直子アナウンサーが「どこでどうなるかわからないから、みんなにちゃんと優しく接しないといけませんね」と、キレイにまとめようとします。
が、つボイがさらに計算高い持論を展開します。

「さっきのおたよりにあった、『上にはヘコヘコして、下の者には挨拶しない』なんてのは、損得勘定として間違っています。上のほうの人ほど定年で早く辞めていきます。残るのは下の若い子たちです。その人たちとの付き合いのほうが長いわけです。なんでそんな先の短いヤツにヘコヘコするのか。下の人たちを大事にせずして、損得勘定は成り立たんですよ!」

あまりにも堂々として、逆に気持ちいいほどの、イヤらしい計算高さです。

「はい、みんなにちゃんと優しく接しましょうね」と、立場上、上司にも気遣いながらフォローする小高。
ただ、それも過ぎると八方美人と言われてしまいますから。人付き合いとはとかく難しいものですね。
(岡戸孝宏)

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