2017年8月23日(水)

人間も動物も昆虫も、女心は「イヤなものはイヤ」

北野誠のズバリ / トーク

CBCラジオの『北野誠のズバリ』では、毎回テーマに沿ったトークやメッセージを紹介していますが、8/21のテーマは「イヤなものはイヤ」でした。

番組冒頭では、パーソナリティの北野誠がどうしてこのテーマを採用したのかを説明しましたが、その根幹に、男女の気持ちの隔たりという、重くほろ苦い物語があったのでした。

幸せになりそうだけど、顔がイヤ

先週の金曜日(8/18)の放送で、Aさんのメールが紹介されました

要約すると、Aさんは女性でバツイチ。こどもが凄く馴染んでる知人の男性がいて、まだ付き合ってはいないけど、この人と再婚すると、幸せになるんだろうと思えます。でも顔がイヤ、ということでした。

これにちなんで、Bさんから届いたメールを以下にご紹介します。

Bさんのメール

よく女性の友だちから、結婚生活についての相談を受けます。真剣に聞いて、真剣に答えています。そして、相談が終わりかけると、決まってこう言います。

「あなたみたいな人と、結婚すればよかった。でもなにか違う。よく働くしこども好きだし、家事もやってくれるし、イケメンなんだけど、あなたとはキスもエッチも、無理なもんは無理」

これは、なんなんですかね?
イケメンって言われても、俺も結婚してるし、告白してるわけじゃないし、相談に乗って答えてるだけなのに、毎回こういうことを言われると、その女の子にふられたみたいで気分が悪いです。

理解不能な生理的に無理

Bさんのメッセージに対して感想を述べ合う出演者たち。

月曜アシスタントの松岡亜矢子は「女の子、こういうの凄い言う」と女性に同意。
「イヤなもんはイヤっていうのは、しょうがないねんな」と腑に落ちない様子の北野誠。
「生理的に、ちょっとダメってありますね」と松岡。

女性の「生理的に無理」は確かによく耳にします。

簡単なことで生理的に無理になる

“東新町のベテラン”こと北野誠がしみじみと語ります。

「男の人が凄く不細工とかじゃないんだけど、エッチが受け入れられない。キスが受け入れられない。そういうのってあるんですね…」

対する松岡も「あると思いますし、いくらイケメンでも気になる癖…例えば鼻をフーンってする時にヘンな音がするだけで、もう生理的に無理とか。なんかそういうのでもダメになっちゃうんですよ」と女性の心理を語ります。

遺伝子レベルの拒否反応?

ここでもうひとりの月曜レギュラー、”浪速のITジャーナリスト”井上トシユキが指摘します。

「それはたぶん、遺伝子レベルで拒否してる」

北野も「人間というのは人を好きになる時に、自分にないところを持ってる人を好きになる。基本的には真逆の人を好きになる」と補足します。

「だからリスクヘッジだよね。同じようなのだと、同じ病気で弱くなるかもしれないから」と井上。

ここから北野と井上が力説します。

「全ての動物は遺伝子を運ぶ乗り物である、という考え方をすると、遺伝子レベルで言うと、自分と真逆の人間を選ぶ。男の方がシャキシャキ、物を片づける人なら、相手にずぼらな女性を選ぶとかね」

「中でも、もの凄い大事なのはフェロモン。匂い。これは大脳の一番奥んとこに来るから。その匂いで人間は、この相手とセックスできるかどうかを、男も女もある程度感じるんですって!」

「凄いわかる気がする!」と納得の松岡。

そして「イヤなもんはイヤ」へ

井上「私はこういう人ですよ、という情報を”フェロモン”という目に見えないもので伝え合っている、という風な話があって、”ビークル説”という、リチャード・ドーキンスという人が言うたやつなんですけど、それはそんな感じの話だよ、というのを…」

井上が口にしたリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』の日本語版は1991年に出版され、ちょっとしたブームになりました。

北野誠は「黒川伊保子という人工知能の権威の方が言うてました。この先生、2回ほど電話でズバリサタデーに出てもらったんだけど…人間の脳は、フェロモンで一瞬にして、この相手と付き合えるかどうか、エッチができるかどうかというのを、嗅ぎ分けてるんやという話です」

その話題は、昨日公開した『北野誠のズバリサタデー』の記事にあるとおりです。

井上「そのハードルの基準は個人個人であると思う。99%好みじゃないとイヤだって人、80%でOKの人。50%とか、半分超えてれば、セックス試してから、みたいなね」
北野「ただそれでも、イヤなもんはイヤ。つまりそこやねん。そのポイントを皆さんにお聞きしたいなと」

こうした経緯で、この日のテーマが「イヤなもんはイヤ」になったのです。

男はバランスで考える?

「イヤなもんはイヤ」が多くの女性のファイナルアンサー。
でも男は、バカなりにもう少し論理的に考えたいんです。

「差し引き考えてみい。前の男がこどもに冷たくて、家に給料も入れなかったのを思ったら、今度の男は給料入れてくれるやん。『せやけど、あの人とはエッチは無理やわ』って、なんでよ?」と北野。

その疑問に「無理なんだよ」と言う松岡に、北野は「料理上手いとかいろいろあんねん。男の中ではバランスやねん。割合バランスや」と説得します。
「でも、イヤなの」と松岡も頑なです。

女は男にパクチー遮断

北野「なら、あんたな、パクチー山盛り食えるのか?っていう世界と同じ」
井上「ピシャっと遮断されますから」
北野「パクチー遮断」
井上「上からドアがドーンと下りてきて、ドンドンしても、してもびくともしない」

北野「開門!」
松岡「ならぬ」
北野「開門!」
松岡「ならぬ」

井上「もうそういう状態ですよね。パクチー、ドーン、みたいな」
北野「パクチー遮断されますから」
松岡「イヤなものは、イヤなんです」

人生、損したままで良い?

こんなやりとりの間に「イヤなもんはイヤ」についてメールが続々届いたのですが、特にパクチーについては、こんなメールが寄せられました。

「パクチーダメです。あの独特の匂い、味。いまメールを書きながら、想像するだけで悪寒が走ります」(Cさん)

Cさんのおたよりはこう続きます。

「最近では、パクチー味のインスタント焼きそばが発売されましたが、私は見て見ぬふりをしております。いつの日か、好きになる日が来るかも知れないと言いますが、いや、一生来ないのではないでしょうか」(Cさん)

「そうなんですよ。『これ食べないと人生、半分損してるよ』って言われても、『いいの、損したままで』ってなります」と松岡。

人間も動物も同じ

北野誠の気持ちは人間から動物へと移ります。

「そう考えたら人間だけやないね。動物園の中でな、例えばこの檻の中にな、2頭しかメスとオスがおらんねや。そん中で発情期来たら、エッチしそうなもんやねんけど…、しよれへんねんな。あの閉ざされた空間の中ではマンツーマンやん。せやのに、発情期来てるのに、オスの方がやろうとしても、メスが拒否する場合のアレは、イヤなもんはイヤとしか言いようがないもんな」

井上「無人島に、たった2匹みたいな状態でも、気が乗らないわ、と」
北野「そうそう。流れ着いた無人島。男と女ふたりだけやのに、松岡に拒否られたみたいに」
井上「つらいっすね」

北野「考えたら、『イヤなもんはイヤ』って、つらいっすね」
井上「つらいっすよ」

北野「思い出すわ。夏の終わりに、ウチで飼うてたカブトムシ。オスが一生懸命、メス襲うてたわ。夜中に上に乗っかってたわ。斜めの突起物、出しとったわ。それを、メスの方がガンガン、イヤがっとたわ。あんな狭い籠の中で」

松岡「やめてくれー、やめてくれ、と」
北野「ならぬものは、ならぬ」
北野「ご開門。股間のご開門を」
井上「それが一番つらいね。股間のご開門、拒否られたら」

つらいっすね。そして、せつないっすね。そんな感じの夏の終わりの午後1時過ぎでした。
(尾関)

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