2017年6月19日(月)

もうすぐ一周忌 つボイノリオ、永六輔さんとの思い出を語る。

つボイノリオの聞けば聞くほど / トーク

「つボイノリオの誰かとどこまで」は、永六輔さんのラジオ番組から受け継いだコーナーですが、早いもので永さんが亡くなって、もうすぐ1年経ちます。

孫の拓実さんが祖父に対する思いをまとめた著書『大遺言:祖父・永六輔の今を生きる36の言葉』(小学館)が30日に発売されます。
タイトルが永六輔さんのベストセラー『大往生』(岩波新書)に対するオマージュを思わせますね。

家庭では普通のおじいちゃん

拓実さんは祖父のすごさが分からず、一緒に住んでいた時は本名の「孝雄くん」と呼んでいたそうです。

家庭での永さんは他愛のない話ばかりしていて、拓実さんは直接何の教えも受けなかったため、他の人から永六輔さんのことを聞かれても、答えられませんでした。

晩年は病気を患ってきたため、いろいろな話を聞くべきだと思った拓実さんは永六輔さんの元に通い、一緒にニュース番組を見ながら話を振ることで、本質的・哲学的な議論をしようとしました。

しかし、豆知識を披露するだけで笑って終わり、議論はあきらめました。
その代わり、周りの人などに取材してまとめることにしたそうです。

一方、永六輔さんはラジオ番組でプライベートなことはあまり話すべきではないという考えがあるからか、あまり家族のことは話されませんでしたが、当番組にゲストで来られた時は、「きかんしゃトーマスが大好き」など、お孫さんのことを少し遠慮がちに番組で話されていました。

永さんの公式サイトを開設

また、孫の育乃介さんは永さんの公式サイトを3日に開設しました。

ネット上にあがっている永六輔さんに関する情報には誤りが多く、本当のことを発信したいという思いから手作りで制作したそうで、出演番組や作詞曲の一覧や写真だけでなく、永六輔さん関連のイベントや番組のお知らせも更新される予定です。

小高直子アナもサイトを見てみましたが、「藍色が基調になっていて、永さんが好きそうだと思ったら、やはり(永六輔さんが好きな)藍染の服のイメージで選んだ」のだそうです。

職人や芸人の世界や鯨尺などさまざまなことに造詣が深かった永六輔さんですが、携帯電話やSNSは嫌いでした。

育乃介さんもサイト開設について、「『変なことしやがって』と怒るんじゃないかな」と笑いながら語っていたそうです。

ネット嫌いでもつボイには配慮

では、永六輔さんはネットに関するものを全く拒絶していたのかというと、そうではありません。

つボイが永さんの番組にゲスト出演した時、「つボイさんの名古屋の番組では、おたよりを主にメールで集めていらっしゃる」と紹介し、「つボイさんが来るということで、今日はメールアドレスを開設します。こちらにお寄せください」と言い、つボイのやり方に配慮してもらう柔軟性も持ち合わせておられました。

また、番組に来た時はメールを楽しそうに見ていました。

一方で、後に永六輔さんから携帯電話を持ったという話を聞きましたが、いつの間にかその話はパタッとなくなったこともありました。

つボイは「永さんはネット関連が苦手だったのかもしれませんが、永さんの尊厳や人格に曇りが出るわけではない」、「苦手なことがあっても、他のことで発揮すればよいと教えられた気がする」と語り、最後に「永六輔さんの行動一つとっても、私たちはいろいろ学び取ってきたと思った」とまとめました。
(岡本)

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