2017年12月6日(水)

なぜ外国人はタトゥーで「台所」と入れてしまったのか?

北野誠のズバリ / トーク

11月29日のForbesの記事によれば、”タトゥーを消した人が多い国のランキング”で、なんと日本が2位となったそうです。

12月4日の『北野誠のズバリ』では、ITジャーナリスト井上トシユキが、タトゥーについて語ります。
出演はパーソナリティーの北野誠、アシスタントの松岡亜矢子です。

タトゥーとピアスに憧れた青春

今回、井上がこのお題を取り上げたのには理由がありました。

「若い頃やりたくてやれなかったことを何か挙げろと言われたら、ピアスを開けなかったこと、タトゥーを入れなかったことなんです」

タトゥーとピアスがカッコイイと思っていた、と言う井上。

「耳に、よく見なけりゃわからないくらいの小さなピアス穴を開けたいなあと思ってたんですけど、当時、片側だけだったら、同性愛者に思われるとか」

ちなみに映画『ハリマオ』(1989年 和田勉監督)のキャッチコピーは「右の耳ならおかまだが、左の耳なら勇者の印」でした。いま考えると凄いコピーですが…

「タトゥーの方は『お前、体型変わっても、ずっとそのままの絵であると思うなよ』と言われて。僕んとこ家系的に太りやすいし…」

ゴタゴタ言っている間にチャンスを失ったという井上です。

アメリカでは約半数が?

2013年に、アメリカのピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が、アメリカでタトゥーを入れている人の数を調査をしました。
この時、アメリカでは全人口の14パーセント、4,000万人~5,000万人の人がタトゥーを入れていました。

年齢層別では、18歳から25歳までが36パーセント。次の年代、26歳から40歳までになるとなんと40パーセント。
つまりアメリカでは、18~40代のおよそ半分がタトゥーを入れているようなのです。

ヘンなタトゥー目撃談

最近、アニメやゲームキャラを題材とした「ヲタトゥー」と呼ばれるタトゥーが流行しています。
先日も『うる星やつら』のラムちゃんのヲタトゥーを入れている外国人観光客を見た井上。

さらに「あと最近、もう一つ目立つのが、妙な日本語を入れてる人」と言います。
これに対し、北野誠が反応します。

「漢字の”一番”が流行ったで。ハルク・ホーガンの”一番”以来や。漢字をタトゥーにするのがアメリカで流行ったんですよね。なんか大阪のアメリカ村あたりの彫師が、一番人気は漢字や、言うてましたからね」

井上も「僕がこの間見たのは”乾燥”って書いてありました。たぶん”DRY”なんでしょうね」と思い出します。

「私は”台所”っていうのを見ました」と松岡亜矢子。
「それ、”台風”と間違ごうたんや」と北野。
「マジっすか!?」と井上が食いつきます。

台所は台風の間違い

さらに指摘を続ける北野。

「俺もいっぺん”台所”見たことがある。なんで台所や?思ってね。キッチンやんか。キッチンなんか書いてもしょうがないと考えたら、あれは”台風”の間違いです」

井上も松岡も納得です。

「彫師は間違ってないで。向こうが持って来よるから、そのまま書いてあげてるんだけど。だからアメリカ人、結構”台所”彫ってるやつがおるよ」と言う北野。

「”台風”のつもりが”台所”で大笑い。ということで、消したいと思ってる人たちが案外います」

強引に話題を戻す井上です。

日本人はタトゥーを後悔しやすい

2015年、ハリス・ポールというアメリカの調査会社が調査したところ、アメリカではタトゥーを入れた人のうち、23パーセントが後悔しているとの結果が出ました。

2016年、国際美容外科学会が世界でタトゥー除去手術の件数を調べました。それによると、1位がインドで、その数22,860件。

そして前述したように2位は日本で20,159件。インドに肉薄しています。

3位はアメリカの14,124件と日本より圧倒的に少ないです。
つまり、日本人はタトゥーを入れたことを後悔する度合が高いということになります。

以下、イタリアの11,356件、台湾の5,759件、メキシコの4,739件と続きます。

スポーツクラブが厳しい

「日本って未だにタトゥー、入れ墨に関しては、偏見というかアカンものみたいな扱い。”タトゥーだけにタブー”みたいなとこありますわな」とオヤジギャグを絡めて論じ出す井上。

「その偏見の最たるものが『親にもらった身体にそんなことして!』っていうやつですわね。で、お風呂屋さんとか、最近はスポーツクラブが厳しいですね」

北野「スポーツクラブは、いまワンポイントでも隠してくれと凄いシールやテープ貼らせてますね」
松岡「皆さん、ピタッとした長袖を着てたりしますね」

日本だとタトゥーは「引く」

「最近は、安室ちゃんがタトゥーで炎上しましたね」と井上。

安室奈美恵さんがタトゥーを入れたのはかなり以前の話。2002年に『紅白歌合戦』に出演した際、NHKに抗議が寄せられたこともありました。
しかし引退発表を機に、ブログの写真に写っていたタトゥーを見つけた人が意外と多く、炎上に近い状況となりました。

井上「要はそこで初めて知った人がいて、ちょっと引くわ、みたいな感じになってましたけど」
松岡「だから(日本だと)引くっていう感じになっちゃうんでしょうね」
井上「短絡的にそういうことをする人っていうのは、大人になっても短絡的だろう、という見方をする人が日本には多いのは事実でしょうね」

「事実は事実でしょうけども、どうなんやろな。いっぺん入れたら消すの大変らしいからね」と北野。

「美容整形外科とかでも、最近はレーザー照射の一連のメニューの中で、タトゥー除去も出て来ます」と言う松岡に、「よう知ってるな君!」と感心する井上。

ちょっと待て、早まるな

「あとで後悔する人が多いから、タトゥー入れたい若者には注意を促しておきたいわ。ホンマにええのんかと」と北野。

「やっぱ、そうですか…」となぜかテンションが下がる井上。
「だって、そんだけ後悔してるやつ多いねんから。ちょっと待て、早まるなって言いたいですよね」と北野。

井上「日本だと、あんまりファッションとして定着してないんですかね」
北野「そうやね。あんまりゴテゴテ入れてる人みると、この人、何してはる人なんやろ、と思うだけやからね」

井上トシユキ、若い時に入れたいと思っていただけに、ファッションとしてのタトゥーには肯定的なようですが…。

“タトゥー感”

ここで井上が「誠さん、新選組みたいに背中に”誠”って入れたら?」とヘンな提案。

「肩のところに漢字ぐらいはいいけどね。それぐらいだったら、さほどタトゥー感ないやろうから」と北野が答えると、「そうか、”タトゥー感”か!」と納得したような井上。

「左腕にバーッともの凄い絵を描いてるとかだと”タトゥー感”が出過ぎるやんか。漢字一文字ぐらいだったら、あんまり”タトゥー感”がないからね」と北野。松岡も同意です。

3人の間では「タトゥー感」のイメージは共通しているようです。

「日本に来る外国人を見てたら、オタクっぽい人でも、ごっついの入れてはる人、いるじゃないですか。弱っちそうな人なんだけど、ものすごいの入れてはるし。アメリカなんかだとファッションとしては定着してるんですかね?」

この井上の疑問に対し、北野は「アメリカでは、あんまり抵抗ないみたいですけどね」と答えます。
「この新栄(CBCラジオの所在地)辺りも、よく外国の方が半袖で歩いてらっしゃるから」と松岡。

「そんだけ後悔する人が多いということは、やっぱり、入れる前にちょっと考えた方がええと思いますね」と締める北野誠でした。
(尾関)

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