「たっちゃん部」(CBCラジオ)は、愛知・岐阜・三重の3県の高校生たちによるラジオ番組コンテスト「トーク甲子園2024」優勝者にして現役高校2年生のたっちゃんが、「たっちゃん部」部長として自由気ままに活動する放課後青春バラエティ番組です。
10月8日放送のテーマは「たっちゃんと音楽」について。これまでたっちゃんの心を動かしてきたもの、それは「ロック」です。ロックはたっちゃんにどんなものを与えてきたのでしょうか。
自分の心を動かしてきたもの
「僕はこれからラジオというものを使って、"人の心を動かす"働きかけをやっていこうとしている」と語るたっちゃん。
そんなたっちゃんが「自分の心を動かしてきたものは何だろう?」と考えた時に、一番に出てきたのが「音楽」でした。
中でも、たっちゃんに最も影響を与えた音楽は「ロック」。
たっちゃんがロックに出会ったきっかけであり、たっちゃんの音楽人生を変えた出来事は、「ギターを始めたこと」です。
憧れのギタリストみたいに弾きたいとか、バンドでギターが必要になったという理由ではなく、ただ「エレクトリックギターが弾きたい」という動機だけが、たっちゃんを突き動かしていたのです。
「ロック」が心に届いた瞬間
ギターを始めたたっちゃんは、「何か、かっこいいのはないかな」と探すフェーズに入ります。
いろいろなリフを聞いていく中で、たっちゃんに初めての衝撃を与えたのは、オーストラリアのハードロック界のレジェンド・オブ・レジェンドバンド「AC/DC(エーシー・ディーシー)」でした。
たっちゃん「変な格好したおじさんたちがうるさい音楽をかき鳴らして、スタジアムで目いっぱいの歓声を受けてる姿を映像で見て。中学1年生の僕にとっては、いま思うとかなりインパクトを与えるものだったなと思って」
これがたっちゃんに「ロック」が明確に届いた瞬間でした。
たっちゃん「心に向かってロックっていうものが自分の方を向いてきたっていうのは、このAC/DCを聞いた時が初めてだったような気がします」
一番好きなバンドは「オアシス」
これ以降ロックにはまり、古今東西・国内外問わずいろいろな楽曲を聞くようになったたっちゃんは、また衝撃の出会いを果たします。
それは、先日再結成を発表したイギリスのロックバンド「オアシス」です。
「再結成は絶対にしない」という彼らのスタンスを知っていたため、このニュースに喜びつつも、フェイクニュースを疑ったというたっちゃん。
ニュースが真実だと判明した後は嬉しいよりも困惑の方が勝ち、微妙な感情になってしまったそうです。
それはさておき「オアシス」はたっちゃんにとって、これからも一番好きなバンド。
その理由をたっちゃんが語ります。
最も感受性が強い時期の出会い
これまでいろいろな曲を聞いてきて、「いい曲だなと思うものもたくさんあった」というたっちゃん。
たっちゃん「ただ唯一オアシスの楽曲は、僕にとっては直接心を掴まれて、そのままグワッと震わされている。そんな感覚になれる、そんな曲なんですね」
この先、オアシスよりも高度なテクニックを持つバンドや、すごいバンドがたくさん出てくるかもしれない。
たっちゃん「それでもやっぱり、一番感受性が強い中2ぐらいの時出会ったオアシスを超える感動はもうないんじゃないかなと。人生長いですけど、今はそう思っています」
その後もアメリカのパンクロックバンド「グリーン・デイ」などにハマったものの、オアシスを超えることはできませんでした。
苦しい時期を乗り越え未来を向けた
「ロック」は、たっちゃんに何をくれたのか。それは「憧れ」や「夢」です。
ロックミュージシャンにはさまざまなバックグラウンドがありますが、ステージに立って歌えば、あふれんばかりの歓声が彼らのもとに降り注ぎます。
たっちゃん「そんな姿が自分にもあるのかもしれない。そういう風にちょっとイメージすることができる」
これまでの人生で、苦しい時もあったたっちゃんですが、こう思うことで未来を向くことができていました。
たっちゃん「短い人生ですけど、本当にいろんなことありましてね。理不尽に怒られる、そんな日もあったり。よくわからないけど涙が止まらない夜もありました。学校に行けなくてつらい。ただただ日が過ぎていくだけのそんな日々もありました」
自分も誰かの夢や憧れになれたら
こんな今だけど、いつかもしかしたら輝かしい未来があるのかもしれない。
こう思うことで、苦しい時を「些細なエピソードのひとつになる」と捉えることができたのです。
たっちゃん「未来に目を向けることで、つらい現実を多少はかすませることができた。逃げることができたんですね。今は『現実見ろよ』なんていう世の中かもしれないですけど、皆さんも何かそういう大きい目標を持ってみるっていうのもひとつ考えてもいいんじゃないかな」
「今」だけを見ていてつらいなら、「未来」に目を向けてみる。
たっちゃん「それでまた自分もビッグな存在になって、誰かの夢、憧れになることができたらなんて幸せだろう。そういうふうに思っています」
自分の人生を変えたロックについて語ったこの日。最後はたっちゃんの夢が詰まった憧れの一曲、オアシスの「ロックンロール・スター」をオンエアしました。
(minto)
たっちゃん部
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2024年10月08日21時30分~抜粋