2018年1月15日(月)

大学&プロの直々の後輩・川上憲伸が、星野仙一監督の思い出を語る

ドラゴンズスペシャル / スポーツ

最強の中日ドラゴンズ応援番組を目指す『ドラ魂KING』。
金曜日は、元ドラゴンズのエースでCBC野球解説者・川上憲伸がメインパーソナリティを務める『ドラ魂KING 川上憲伸 KK SPECIAL』と題してお送りします。

お相手のパーソナリティはタレントの戸井康成、宮部和裕アナウンサー、チアドラゴンズの中島未来が務めます。

1/12の放送では、1/4に亡くなった星野仙一さんとの思い出について、川上が語りました。

いい意味で”プロの洗礼”を受ける

同じ明治大学野球部の投手で主将を務め、ドラゴンズからドラフト1位指名。しかも川上が入団した時は星野監督だったという、大変繋がりが深い2人ならではのエピソードが語られたのです。

星野監督からかけられた言葉で一番印象に残っているというのは、新人だった1998年7月4日、ナゴヤドームの読売ジャイアンツ戦でプロ入り初完封勝利を挙げた時。

マウンドから降りてくる川上をいの一番に出迎えて「よくやった!」と出迎えてくれた星野監督。その日はそのまま勝利の余韻に浸っていたのですが、翌日。
ロッカールームにいた川上に、監督付広報が「憲伸、監督が部屋に呼んでるぞ」と伝えてきました。

「おいおい、完封して次の日いきなり怒られるのかな」と川上は瞬時に思ったそうです。
なぜ怒られる前提の発想かというと、監督室に呼び出されて「タケシーッ!」とどやされる中村武志捕手をイメージしてしまうから。

ところが行ってみると、「昨日はナイスやった。よう寝たか?」という労いの言葉が。
そして「ご褒美をやるわ。この中でどれでも好きな時計を持っていけ」と言うのです。
1つではなく、4個ほど並べられた高級そうな腕時計。どうやら、
何か大活躍をした選手へのプレゼント用に、ストックされている物のようです。いわゆる”監督賞”ですね。

それまで腕時計をしたことがなかった川上は、どれが良いのかよくわかりません。選べと言われても、「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」と悠長に選んでるような雰囲気でもありません。
「早よ選べ」というような無言のプレッシャーがかかる中、つい手に取ったのが、左から2番目にあった「ブルガリ」という高級ブランドだったのです。

もちろんそんなブランド品なんて知る由もない川上。チームメイトの野口茂樹投手から「お前、いいじゃん。高えぞこれ」と教えられ、「プロ野球の世界って凄い!」と改めて感じたのでした。
ちなみに川上の記憶によれば、翌年は福留孝介選手がもらっていたようです。

先輩も上司もない!ハズが…

次は、翌1999年9月30日、リーグ優勝を決めた時の話です。

神宮球場で胴上げをした後、宿舎のホテルで祝勝会とビールかけ。敷地内の温水プールに次々と飛び込む選手たち。星野監督も大はしゃぎで飛び込みます。
そこへ選手たちがドサクサに紛れて、ここぞとばかり監督にビールをかけに行きます。

まさしく無礼講。こんな機会を逃したくない川上も、喜び勇んでビール瓶を持って駆けつけました。
すると星野監督は「何や。何でお前がかけるんや」という風に、冗談半分でにらみます。
その眼光にビビって後ずさりする川上。持っていたビールを仕方なく自分にかけるのでした。

「岩瀬さんとか、かけとったのに~」と嘆いた川上。星野監督にビールをかけられなかったのが、心残りだとしみじみ話すのでした。

「ユニフォームを着た時と脱いだ時との、スイッチの切り替えがハッキリしていた」と言われる、星野監督評。
川上は「ユニフォーム関係なく、全てにおいて役者だったと思います。怒る時も笑う時も、球場やベンチの空気を作る時も、たまたまじゃなく意図したものだったと思います」と振り返ります。

もしかしたら、ビールかけの件も、後で川上が話のネタにしやすいように演出したのかもしれませんね。
(岡戸孝宏)

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