2017年11月28日(火)

鈴木翔太投手の表情を変えた若狭敬一アナの一言

若狭敬一のスポ音 / スポーツ

11月25日『若狭敬一のスポ音』、ドラゴンズ選手の今年の活躍を振り返る「ドラゴンズハイライト」のコーナーでは、鈴木翔太投手を取り上げました。

鈴木翔太投手の今年の活躍から契約更改の裏話まで若狭敬一が語ります。

鈴木投手ハイライト

4月28日、金曜日。甲子園球場の阪神中日4回戦。6-0、6点ビハインドの8回裏。
二番手として鈴木がマウンドへ。今シーズン、初登板は実に2年ぶりの一軍マウンドでした。わずか10球で三者凡退に抑える好投を見せました。

5月9日、火曜日。岐阜長良川球場の中日DeNA7回戦。6-0。
6点リードの5回表にマウンドへ。結局、鈴木は5回3分の2を被安打8。奪三振9。2失点でまとめてプロ初勝利を上げました。

6月1日、木曜日。ヤフオクドームのソフトバンク中日3回戦。5-1、4点リードの8回裏。
ノーアウト、一塁二塁のピンチをダブルプレーで切り抜けて7回3分の2を1失点。3勝目を上げました。

涙のヒーローインタビュー

6月27日、火曜日。浜松球場の中日阪神10回戦。2-0、2点リードの5回表。2アウト、ランナー三塁。勝利投手の権利がかかる場面です。ショートフライで抑え、勝利投手の権利を手にします。

「今まで本当に何もできなかったので、今年は、なんとしてでも結果を残そうと思って、そういう覚悟でキャンプをやって来ました。こうして浜松で投げさせてもらって、少しでも成長した姿を見せれたと思います」

「これから、どんどん結果を残して、また浜松で試合があるときは、成長した自分を見せられるように、頑張っていきたいと思います」故郷の浜松で勝利を挙げた鈴木、涙のヒーローインタビューになりました。

今シーズン、鈴木は15試合に登板。5勝5敗。防御率4.17の成績です。

下がると悔しく、上がると笑顔

ここからはリスナーAさんの質問に答える形で、鈴木投手の契約更改の裏話。まずはおたよりです。

「同じ記事でも掲載される写真で、私たちが受け取る印象が違ってきます。最近では、契約更改の写真です。会見中に笑顔と悔しい顔の両方の表情があっても、マスコミ各社の写真の選択で、記事の内容は大差ないですが、まったく印象が違ってきます」(Aさん)

最近、契約更改の記事が新聞紙上を賑わせています。推定年俸が去年から下がったか、現状維持ならば悔しく厳しい表情。上がると笑顔の写真が載っています。

「あれ、また、ようできたもんで、会見中、終始笑っていなくても、一瞬でも笑えばその瞬間をカメラマンさんは必至で撮って、年俸アップの人の時は笑顔の写真を載せるんです」

契約更改、現場の様子

若狭アナ、先週22日水曜日に、ナゴヤ球場で7人の選手による契約更改交渉後の代表質問を担当。その時の模様を伝えます。

「ダウンの人が結構多かったので厳しい表情だったんです。会見場の雰囲気と言うのは、そんなにどんちゃん騒ぎではなくて、当然、人の懐事情を聴く内容ですから、基本的にはシーンとしてるんですよね」

やはりダウンした人の厳しい表情は撮りやすいそうです。ただ新聞のスチール写真のカメラマンは、アップした人の笑顔の写真も撮らなくてはいけません。

代表質問とのやり取りの中で、思わず笑顔になる、その瞬間を撮るためにカメラを構えています。

「藤井選手はアップして、ゲレーロ選手の去就をいじりながら結構、笑ってたんですよ。本人も笑顔が弾けていたんですが、困ったのが鈴木翔太投手だったんです」

厳しい表情の鈴木投手

1,200万円で一発サインしたという鈴木投手。金額はぼかす選手が多い中でズバリ言ってくれました。しかし…。

「いろいろと私と質疑応答していっても、笑わないんですね。450万円から750万円アップの1,200万円ですから3倍近く跳ねあがっているのに、本人はすました表情だったんです」と若狭。

「5勝はしましたけれど5敗してるんで、来年は三つ以上貯金できるように頑張りたいと思います。オフもしっかり練習して、来年は開幕ローテーションを守れる等に頑張りたいと思います」と厳しい表情で言う鈴木投手。

空気を換えた若狭の言葉

「1,200万円に跳ね上がりました。買いたいものありますか?」

そのまま、質疑応答が終わりかけた時に、若狭がこう質問しました。

「そうですね。寮も出ましたし、引っ越しもして車も買ったので、貯金したいと思います」と答えた鈴木投手。

「プライベートも仕事も貯金ですね」と若狭。
この、おやじギャグ的な、特に笑えるでもなくウイットにとんでるわけでもない微妙な言葉に、若狭の後ろにいる記者たちがクスクス笑い始めて、何とも言えない空気になったそうです。

仏頂面だった鈴木翔太投手も、そこで笑っちゃったということです。

「1~2秒、クスクスって笑っちゃったんです。その瞬間、パシャパシャパシャパシャ。シャッター音が鳴りました」

厳しい表情の理由

実は、その夜に、鈴木翔太投手と柳裕也投手と食事をした若狭。

「若狭さん、止めてくださいよ。あそこで、ああいうまとめするの。僕、笑っちゃったじゃないですか」

と鈴木翔太投手から言われたそうです。

なぜかというと鈴木翔太投手は、質疑応答の場面で絶対笑わずに終わろうと思ってたそうなんです。

1,200万円に確かに上がって笑顔の写真が出てしまうと、調子に乗ってるとか、1200万円でめちゃくちゃ満足していると思われるかもしれない。
それが嫌なので、嬉しいのを、グッと我慢して、厳しい表情で最後まで貫こうと思っていたんだそうです。

「が、笑っちゃったのも、1~2秒のこと。ちゃんと取れているとも限らない」というようなことを言った若狭でしたが、翌日。

裏腹な写真

「翌日、私も中日スポーツを買いました。広げました。めちゃくちゃ笑顔です。思いっきり1,200万円ご満悦っていう写真が載っていて、私、速攻LINEを送りました」

「翔太君、やっぱり、この写真だったね」と若狭。

「やられましたわ~(笑)」と鈴木投手。そんなことがあった鈴木投手の契約更改裏話でございました。

来年は、もっと活躍して年俸をこれからどんどん上げてもらって、笑顔の写真が載っても納得できるように、2倍にも3倍にもしていってほしいと思います。 
(尾関)

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