2017年11月18日(土)

若狭敬一アナと大谷ノブ彦が熱弁!ドラゴンズ集客アップ大作戦!

大谷ノブ彦のキスころ / スポーツ

ダイノジ・大谷ノブ彦が音楽、映画、名古屋のグルメ、和菓子、中日ドラゴンズなど、好きなものをアツく語る番組『大谷ノブ彦のキスころ』。

特にドラゴンズについては、ナゴヤドーム集客作戦をリスナーと共に毎週考えており、それが高じて11/12の放送では、CBC・若狭敬一アナウンサーをゲストに招き、今後のドラゴンズの人気をアップさせるべくアツいトークを交わしたのでした。

若狭アナは大谷が育てた

若狭アナは現在、ドラゴンズ戦実況中継はもちろん、ラジオでは『若狭敬一のスポ音』、テレビでは『サンデードラゴンズ(サンドラ)』のMCとして、ドラゴンズに深く深く関わっています。特に『スポ音』では局アナにしては冒険的な、踏み込んだ意見を述べることもしばしば。
その噂を聞きつけた大谷が、ぜひ語り合いたいということで招いたのです。

『サンドラ』は1983年から続く歴史あるドラゴンズ応援番組で、若狭アナは2006年から担当しています。
そのMCの座を目指したきっかけは、実は大谷の存在でした。

1998年CBC入社以来、バラエティー番組中心に活動していた若狭アナは、2005年からスポーツも担当するようになります。
その際、テレビ中継の副音声でゲストのダイノジと共演したところ、大谷のドラゴンズへの熱量・知識量に完敗したといい、それから一念発起してドラゴンズの勉強をやり直したのだとか。

そんな、若狭アナにとって師匠とも言うべき大谷は、それ以来副音声のゲストに呼ばれていません。過去にはオリエンタルラジオ、ケンドーコバヤシ、トータルテンボスなど、よしもと芸人はたくさん出ているのに。
若狭アナは自分と同期入社のプロデューサーに「ダイノジはビジネスファンじゃなくて本当のドラゴンズファンですよ」と再出演を進言したそうです。が、会議の途中で却下されたそう。

「知名度が欲しいなあ」と大谷は苦笑するしかありません。

在庫を持つものが愛される

さて、ここからはナゴヤドーム観客動員数の減少についての話です。
主な提案は次の4つ。

【1】柔軟なグッズ展開を求む

【2】損して得取れ

【3】ナゴヤドームの施設を生かせ

【4】ファンを利用してほしい

まずは【1】から。

広島東洋カープは昨年、球団グッズの売り上げが50億円を超えたとか。グッズ担当の社員も50人いて、そのほとんどは女性。女性がキャッキャッ言いながらの柔軟なアイデアを、自社工場ですぐに商品化できるのです。

一方ドラゴンズは、グッズ担当は2人だけ。グッズ製作も在庫リスクを恐れて、受注生産するものも多くフットワークは軽くありません。

しかしリスクを恐れてはいけないと。現代は技術が高いモノより、弱点をさらけだして人から応援されるモノの方が上だと、大谷は主張します。アイドルなどは顕著ですね。
在庫を背負って困っているドラゴンズを、ファンが応援して買う図式そのものが、強力なコンテンツになりうると。

芸人を辞めた大谷の後輩が、神宮球場そばのコンビニ店長になりました。チケット完売の人気試合が予定されていたため、チキンを50倍仕入れて朝から揚げ続けていたら、午後1時に試合中止。
大量のチキンに囲まれて「やっちゃいました。トホホ」というツイッターをあげたところ、それまで来店した親子連れの客にプロ野球カードをサービスしていたのが功を奏し、リツイートを見たその親子たちが店長を助けようと、大挙してやってきて売り切れたのです。

この話を引き合いに、「プライドを捨ててさらけ出した方が愛される。在庫を恐れるな」と力説する大谷なのでした。

先を見据えたサービスを!

【2】について。

若狭アナが語ります。
Jリーグの名古屋グランパスは今年からJ2に落ちました。危機感を覚えたグランパスは大英断として、公式戦で1万人規模の無料招待試合を2回敢行しました。
対象は小中学生。名古屋市教育委員会に協力を仰ぎ、ビラを徹底配布。親がQRコードを読み取り、そこから応募。チケット代が無料の代わりに、個人情報をグランパスは入手します。

これにより、スタジアムの観客席は満員。入場料の儲けはありませんが、飲食物やグッズ収入が大幅アップ。
その後、入手した観客のメールアドレスへ、一般の試合の前日に選手の生コメントを配信。定期的にグランパスと触れ合う機会を作ったのです。そのため、今季はJ2降格なのに昨年を上回る観客動員数になったのです。
まさしく「損して得取れ」精神。

それを聞いて大谷は、横浜DeNAベイスターズが一昨年、神奈川県内の子どもたち72万人に帽子を配ったことを思い出します。それが何年か後に球場に来てくれるという、将来を見据えたマーケティングの発想。これがドラゴンズには足りないということです。

宝の持ち腐れ

【3】について。

今年から新たにできた、ナゴヤドームの国内最大級ビジョン「106ビジョン」。ハードをいくら豪華にしても、ソフトが追いついていないのが現状。

「シーズン途中まで、3面あるうちの左側、何もなかった、真っ青だった。やっと9月になってファンクラブイベントの告知を貼りつけるようになったんです。遅い!」と若狭アナ。

「しかも見たいものは告知じゃないでしょ!あんだけ広いんだから。あと、メガホン叩いて“チャージ!”という演出を映すの、やめろや!面白くないって!」と大谷。

三代目J Soul Brothesのライブで、メンバーが大型スクリーンでカメラ目線で表情を作って観客を沸かせるように、選手の表情をドアップにするとか。
他球団でやってるように、選手同士でスマホで撮りあった映像を流すとか。
いい素材はいくらでもあるはずだと話す2人なのでした。

新たな概念 選手守り隊

【4】ファンを利用する。

…というと聞こえは悪いですが、要は、腰の重いフロントより熱意のあるファンの方がよく働きますよ、ということ。

ドラゴンズの公式インスタグラムや、キャンプ情報を伝えるサイトの更新が他球団に比べて非常に遅い。ファンの間ではそんな認識となっています。素人の有志がやっているSNSの方がクオリティーが高く、フォロワーも集まるんだとか。

「熱量のあるファンは、ギャラが安くてもドラゴンズのために働く」と大谷は提案します。

若狭アナが数年前、ソフトバンクホークスのキャンプ取材に行った際、選手が移動する通路には警備員がついていて、サインは警備員が断るシステムだったそう。書ける選手は書きますが、練習に支障がある場合もあります。しかし人気商売のため断りづらい。そんな選手の負担を軽減させるべく、人件費を惜しみなく使っていたのです。

この件を聞いて大谷は「ドラゴンズに金が無いならファンがやればいい」と。警備員も、「選手を守るのは私だ」というファンを面接で選び、ギャラは年間シートで採用すると。チアドラゴンズと同じ形式で「警備ドラゴンズ(略して警ドラ)」または「選手守り隊」を作ればいいと。

そのうち人気が出てきて、ユーミンの『守ってあげたい』をカバー曲で出したり。
バカバカしいかもしれませんが、こういう軽いノリを実現させているのがカープなのです。
ドラゴンズにもできるはずです。

こうして1時間半近く、ドラゴンズ愛たっぷりに語り合った若狭アナと大谷なのでした。
(岡戸孝宏)

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