2017年10月3日(火)

山田久志が提言。プロ野球球団は広島カープを見習え!

若狭敬一のスポ音 / スポーツ

9/30の『若狭敬一のスポ音』では、伝説のサブマリン投法でプロ通算284勝を挙げ、中日ドラゴンズの監督経験もある山田久志さんが、広島東洋カープの強さを語りました。

去年今年とセ・リーグを連覇した広島東洋カープは、なぜ強いのか?その裏には二人のレジェンドの存在があったようです。

選手を育てる広島カープ

「今のカープは拍手して良いね。ああいうチームを作り上げていくのが、これからの日本のプロ野球の理想かもわからないね」

こう語る山田久志さん。

広島カープの外国人選手は、凄い選手を呼んできているわけではなく、みんなカープへ入ってから成績を上げています。例えばエルドレッド選手です。

「エルドレッドは、退団の寸前までいってる選手だから。長打力はあるけど、どのくらい三振したか」

退団寸前から復活したエルドレッド

エルドレッド選手は2012年6月に広島が獲得。途中加入ながらチーム2位の11本塁打と活躍します。
翌2013年4月20日、読売ジャイアンツ戦で右手にデッドボールを受けて退場。6月5日に復帰しますが、極度の打撃不振で7月6日に登録を抹消されてしまいます。

「当時、なんでエルドレッドがカープで頑張れたかというと、カープには長打力が全くなかった。彼がいいところでパーンと打つのを期待しながら、置いておいたんですよ」

8月31日に再び1軍に昇格すると一気に調子を上げて、11月28日に残留が決定します。以後は大活躍。去年の日本シリーズでは3試合連続本塁打。もちろん今年もリーグ優勝の立役者の一人でした。

「今のエルドレッドはどうかといったら、もう30本近く打って、打率は2割8分ぐらい打ってくる。打点にしたって3桁ぐらい取ってくれる選手になってるわけ。あれも育てた選手です」

安く契約して大きく育てる

ドミニカのカープアカデミーから、何百万円という年俸契約で選手を連れてきて、しっかり育てる広島カープ。

カープアカデミーとは、外国人選手の発掘・育成のため、1990年に広島カープがドミニカ共和国へ6億円を投じて作った野球学校。日本のプロ野球界だけでなくメジャーリーグでも活躍する選手を輩出しています。

「メヒアって知ってる?ファームのピッチャーはもたないよ。飛距離は凄い。身体は強そうだしね。間違いなく、どっかで出てきそうだね」

山田さんはウエスタンリーグの広島対阪神戦を観戦した時を振り返りました。

メヒア選手はカープアカデミーにいた人で、今年の7月に広島と契約しました。年俸は約392万円+出来高の6年契約。山田さんの言う通りなら、来年からが楽しみです。

日本のプロ野球は広島カープを目指せ

「だからドラゴンズも、いや、ドラゴンズに限らず、日本のプロ野球のチームとしては、理想としてああいうのを目指さなくちゃいけないと思うね」

若狭敬一アナは「外野手の鈴木誠也選手なんて、いつの間にあんなにビッグになったんでしょう?」と尋ねます。

鈴木誠也選手は、二松學舎大付属の時はエースで4番でした。2012年ドラフト2位で広島カープへ入団。同姓のイチロー選手にあやかり、背番号は51番。
2013年9月に一軍デビューするものの、翌年2014は二軍からのスタート。その年の9月25日にスタメン起用され、初本塁打と初猛打賞。ここから鈴木選手の活躍が始まります。

チャラい新人を変えた、あの人の言葉

「鈴木選手は、少し生意気系だったらしんですよ。二十歳ぐらいになったらタバコ吸ってたらしいんですよ。チャラチャラした雰囲気だったらしいよ」

そんな鈴木選手が、ある人から、こんな言葉をかけられたそうです。

「鈴木よ、キミはイチローとか松井秀喜って選手を知ってるか?彼らがどんな風にして野球をやってるか、知ってるか?と。
彼らはタバコを吸ってるか?彼らは野球にマイナスなことは一切しないんだ。だから日本でもアメリカでも、ああいう成績を残している。君は今、何をやってどういう選手を目指してるんだ?って。黒田が鈴木に言ったらしいです」

黒田とは、もちろん昨年引退した黒田博樹投手。
2015年、ヤンキースからの20億円のオファーを捨てて、広島に電撃復帰した時は衝撃的でした。

「鈴木は、直立不動で黒田の話を聞いたって。これ、広島で有名な話です。それ以来鈴木は、私生活から野球に取り組む姿勢から、ガラッと変わったって。そこから鈴木がスタートしていったわけ」

荒井の努力をチームが見ていた

「野手の菊丸(菊池涼介と丸佳浩)とか、田中(広輔)とか、松山(竜平)だの安部(友裕)だのは、新井の影響らしいです」と山田さん。

新井貴浩選手は広島から阪神へ移籍し、また広島へ復帰した苦労人。阪神タイガーズの新井良太選手は弟です。

「お兄ちゃんが、広島に帰ってきた時に、阪神でうまくいかなくて彼は凄い苦しんでたんだって。地元が呼んでくれたんで、自分は答えなくちゃいけない。
彼は、元々真面目な男だけども、それに輪をかけてやったらしいですよ、チームのために。それを見ていたみんなは『新井さんがこれほどやるなら、我々もやらなアカン』と。だから、そういうことなんだね、チームっていうのは」

若手がクローズアップされますが、実は、その若手に大きな影響を与えているのは、大ベテランの二人でした。

山田さんからドラゴンズへの新プラン

「だから、そういう選手がドラゴンズにも一人二人欲しいわけ。ちゃんと岩瀬がいる。あの成績見てよ。そのうちに世界新記録作るよ。岩瀬の一言が若手にどれぐらい効くかっていうね。岩瀬も遠慮なく言えばいいんだけどね」

岩瀬選手は遠慮しがちな性格のようです。

「私がコーチと監督なら、岩瀬にそれをお願いするね。岩瀬、お前の好きなようにやってくれって。気がついた事はバシバシ言ってくれって。どう?岩瀬を兼任コーチにつけたら。ピッチャー兼コーチ。そのくらいの肩書を付けてあげたら、岩瀬も、ちゃんと喋ってくれると思うよ」

新たなプランを提示した山田さん。さすがです。

山田さんの読み通り?

正式発表ではありませんが、山田さんの読み通り、岩瀬、荒木の二人が選手兼任コーチとなるかもしれない、との噂があります。広島の黒田、新井。この二人を中日に置き換えてみると、岩瀬、荒木ということになるのかもしれませんね。

一方で山井投手は、こうも言っていました。

「岩瀬さんからは、コーチという肩書きがなくても、いろいろなことを十分学んでます。岩瀬さんには、現役で投げて1,000試合登板をして欲しい。コーチ対選手の比重は、選手9コーチ1ぐらいで、まだまだプレーヤーとしての生き様を見たい」

妄想し放題のストーブリーグ。
これだけ煽っておいて、選手兼任コーチにならない可能性もありますが、岩瀬投手そして荒木選手の来シーズン、どういう肩書きがつくのかも注目していきたいと思います。
(尾関)

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