若狭敬一のスポ音

CBC若狭敬一アナが提案!中日ドラゴンズ「必勝の打順」

6月22日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)では、CBCの若狭敬一アナウンサーが「まだまだ行けるのか?終わりの始まりか?運命のカープ3連戦。交流戦から見る今のドラゴンズの課題と今後のキーマン」と題して中日ドラゴンズについて語りました。

若狭が鈴木義広スコアラーに聞いて見えてきた中日の課題とはなんでしょうか?

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今回の結論

「今がチームの正念場。この3連戦がとても大切」だと話したという鈴木スコアラー。

中日は交流戦が終わった時点で65試合27勝33敗5分けの借金6。
東京ヤクルトスワローズと並んでセ・リーグ最下位で、首位の広島東洋カープとは6.5ゲーム差です。

21日、金曜日から始まったバンテリンドームナゴヤでの広島3連戦では3連勝すると3.5ゲーム差で優勝争い、クライマックスシリーズ進出の可能性もあります。
しかし、3連敗すると9.5ゲーム差。全てが厳しくなります。

「課題は得点力不足。キーマンは中田翔選手。これが今日のコラムの結論です」と結論から先に言う若狭。

若狭が鈴木スコアラーに聞いた話と、調べたデータから、どういう経緯でこの結論にたどり着いたのでしょうか?

驚異の低さにびっくり

「悪い前兆は5月にありました。不思議な前兆が起きていました」と鈴木スコアラー。

3~4月に比べて、フォアボール、盗塁、ツーベースが増えているのに得点が減ったそうです。得点が減った理由は、得点圏打率が著しく下がったことと、点に繋がる地味な打点が減ったため。

3~4月の27試合と5月の24試合をデータで見てみました。

5月は盗塁が3個から13個へ、フォアボールが50個から68個へ、ツーベースが26本から32本へ。出塁率は2割7分7厘から2割9分3厘へと、それぞれの数字がアップしています。

ところが得点は72から58、打点は66から56へとダウンしています。

中日の交流戦前までの47試合のチーム得点圏打率は2割2分4厘。交流戦に入るとさらに下がり1割4分。

若狭「びっくりですよ。9回ぐらいチャンスがあって1本ヒットが出るぐらい。そりゃ点になりません」

パ・リーグの中日対策

1試合平均の打点、交流戦前までは2.5ありました。

交流戦は1.7。打点も減少。何故こんなことが起きたのか、鈴木スコアラー曰く、得点圏打率が低くなった理由は、細川成也選手へのマークがきつくなったからだそうです。

細川選手には、甘い球がほとんど来なくて、長打を打てるようなボールもほとんどなかったとか。

パ・リーグ6球団の中日対策は、細川選手さえ抑えればOK。打たれそうならフォアボールでOK。際どい所を攻めて打ち取れればラッキー。ダメなら歩かせればいいという配球が多かったそうです。

データが証拠

その証拠がデータに現れていました。

交流戦の細川選手をデータで見ると、フォアボールはチームダントツの多さで11個。打率は2割9分とよく打っていて出塁率4割5厘。得点圏打率はチーム全体では1割4分に対し、細川選手は2割5分と頑張っていました。

しかしホームランはゼロ。打点もわずかに2です。

若狭「そりゃそうです。まともに勝負に来てないんですから」

中田選手はどうだった?

細川選手が勝負してもらえないとなると、中田選手はどうだったのか?
若狭は中田選手のデータも調べました。

中日が好調で6連勝もあった4月は中田選手が4番に座っていて、細川選手へのマークは分散されていました。

この時は中田選手も細川選手も、さらには高橋周平選手、石川昂弥選手、オルランド・カリステ選手なども打っていました。

若狭「私の記憶が確かならば良かった時は、3番から6番ぐらいまで分厚かったんです。チャンスにしっかりランナーを返してくれるような選手を配置していたんです」

連続自打球で満身創痍

中田選手をデータで見ると、3~4月は2割8分3厘打って12打点でした。
ところが5月になって1割9分1厘、4打点。

5月15日には左足首に自打球を当て、そこからの右太腿裏の肉離れで一軍登録抹消。

その後復帰しますが、5月31日に左膝に自打球が直撃。それに伴い成績も落ちて、6月は1割1分8厘、2打点。交流戦も1割3分6厘でした。

若狭「たぶん、彼の身体は悲鳴を上げていたと思います」

打順はこうしろ

若狭「中田選手はフォアボール0で三振が10個もあります。これが今のドラゴンズの象徴のひとつであると言っても過言ではない。ということで私は、キーマンは中田翔選手です」

ここで若狭は、中田選手がもう1回、4番に定着できるような打順を組むことが重要だと指摘しました。

若狭の提案する打順は、3番が高橋選手か福永裕基選手。4番が中田選手で、5番が細川選手。6番カリステ選手でした。

若狭「3から6番に、チャンスメーカーではなくポイントゲッターを置かないと、この先のドラゴンズは点が取れないんじゃないかと思っております」

「今がチームの正念場。この3連戦がとても大切」と話していた鈴木義広スコアラー。バンテリンドーム、広島3連戦の結果は?

キーマンは中田選手。若狭が提案する打順で得点力不足は解消するのでしょうか? 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2024年06月22日12時32分~抜粋

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