若狭敬一のスポ音

若狭敬一アナが「彼がいることが中日ドラゴンズの宝」と評した選手とは?

5月11日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)では、若狭敬一アナウンサーが、中日ドラゴンズ二軍でバッティングの状態のいい選手を、森野将彦コーチに尋ねた件について明かしました。

森野コーチの口から真っ先に名前が挙がったのはどの選手でしょうか?

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一軍に上がるとは?

若狭「今から紹介する3選手が、次に一軍に上がる席に座っているわけではない」

一軍で足りなくなったポジションを補える選手が二軍から上がるわけなので、現在バッティングの状態がいいからといって、すぐに一軍入りするとは限りません。

一軍に上がれるかどうかは、二軍で状態がいいかは別モノで一軍との兼ね合いだとか。それを踏まえての若狭の話になります。

若狭「私、もったいぶって喋りますから3番目の選手から紹介します」

森野コーチが選んだ3選手とは?

形になってきた

森野コーチが選ぶ第3位は鵜飼航丞選手です。
バッティングで必要な、軸足で立つ、横への体重移動、捻るという動作を基本からやり直しているそうです。

落合英二コーチが、若手ピッチャーにさせているドリルを、森野コーチがバッター用にアレンジ。それをすることで鵜飼選手のバッティングが向上してきているそうです。

ちなみに、これを見たブライト健太選手が同じドリルを自主的に取り組んでいるそうです。

森野コーチは鵜飼選手について「まだ打率1割台ですが、これが徐々に形になってきていて、私はすごく期待してるんですよね」と言っていたとのこと。

チャンスを待つ

次に名前が挙がったのが石垣雅海選手。石垣選手は一軍でも二軍に落ちてからもバッティングは好調でした

若狭「じゃあ何で二軍に落ちたの?と石垣ファンが猛烈に怒りそうですが、これがまさにチーム事情ですよ」

最近の中日は、先発ピッチャーが打たれるビハインド展開が多く、リリーフ陣が疲弊しています。そこで上げたのが根尾昂投手、マイケル・フェリス投手。

今は野手が削られてピッチャーを厚くしているのが一軍のチーム事情です。その中で野手である石垣選手が漏れてしまっただけだそうです。

森野コーチは「彼はバッティングがいい状態は全く変わっていないし、内野ならどこでも守れるから、いくらでも今後チャンスがある」と言っていたそうです。

背中で見せる

森野コーチが選ぶ第1位はダヤン・ビシエド選手。
若狭が「バッティングの状態がいい選手は誰ですか?」という質問をして真っ先に名前が挙がったそうです。

バッターがバッティング練習をするのは当たり前。
ビシエド選手は、ウォーミングアップ、キャッチボール、その後のアジリティという練習も若手に混じって明るく真面目にこなしているそうです。

若狭「アジリティは地味だけどキツイ。こんなん、一番手が抜けるところですよ。でも全部きっちりやっている。実績があるのに二軍、私だったらキレますよ」

バッティング練習では、意識的に右中間方向に打つことに取り組んでいるそうです。さらに練習後はオマール・リナレスコーチと毎日、特打ち。

その姿を見ているのが育成のカルロス・モニエル選手、育成から支配下契約を勝ち取ったクリスチャン・ロドリゲス選手だそうです。

若狭「こんなに実績のある選手でも二軍でこんなにやるんだと背中で見せていて、何よりこのふたりに刺激になっているんですね」

中日ドラゴンズの宝

若狭「大砲として中田翔選手、中島宏之選手が加入。キャンプは一軍だったけど、なぜか二軍落ち。開幕してもお呼びがかからない。もうええわって思いそうなところをビシエド選手は全くそんなことない」

全選手が見ているビシエド選手の姿。
現在の二軍はとてもいい雰囲気で、意欲的に上手くなろうとする戦う集団になっているそうです。

若狭はビシエド選手について「中田選手の大怪我がない限り一軍に上がらない」と見ているようです。

若狭「代打要因で中島選手が一軍に行けば、ビシエド選手は呼ばれることはほぼないんですよ。しかしビシエド選手が中日ドラゴンズという大きな組織にいることは宝だと思います」

選手の状態が良くてもチーム事情で一軍に上がれない。難しいところです。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2024年05月11日12時30分~抜粋

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