若狭敬一のスポ音

ウルフドッグス名古屋・椿山竜介、引退後の日本バレーボール界を語る

バレーボールVリーグ ディビジョン1のウルフドッグス名古屋に所属する椿山竜介選手が、3月16日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)に出演しました。

今年1月に、今シーズン限りでの現役引退を発表した椿山選手が、引退の経緯や球界の将来について語りました。

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引退を決意

中学時代からバレーボールを始め、Vリーグで14年間活躍した椿山選手ですが、そのうちウルフドッグス名古屋では8年間チームを支えました。

現在35歳ですが、実はここ2年ほど、怪我によってモチベーションが上がらなかったそうです。

椿山「バレーはもうお腹いっぱいっていう気持ちで、すいませんってことを伝えさせてもらいました」

スポーツの世界でよく言われるのが「心・技・体」のバランス。
椿山選手の場合は、まず身体が、続いて心という順番にバランスが崩れ、引退に至ってしまったようです。

選手生活を振り返って

椿山「こうやって長い間、バレーを続けてこれたのも、ファンの皆様、チームのスタッフ、監督、選手たちのおかげだと思っています。すごく感謝しています」

印象深い試合は数年前のファイナルだとか。2試合中、愛知県のガイシホールで行われた試合はボロ負け。2試合目、東京都渋谷の東京体育館で行われた試合も残念ながら負け。

特にこの2試合目では、椿山選手は外国人選手が怪我で離脱する中で出場。勝ちは逃したものの、逆転しそうなところまではいったんだとか。

椿山「負けちゃって優勝は逃したんですけど、『自分は優勝チームとも戦える』という自信になった試合だったと思います」

日本バレーの未来に期待

椿山「直近でネーションズリーグ3位の銅メダルを取ったり、オリンピックを自力で決めたりとレベルは絶対上がってきてると思います」

ネーションズリーグとは、2018年から開催されている国際大会。毎年、世界トップ16チームが総当たりで優勝を決めます。ネーションズリーグ2023で日本男子は3位になるまでに成長しました。

また男子は、パリ五輪予選で、世界7位のスロベニアを破り、パリ五輪への切符を自力で獲得しました。

椿山「これを維持できるように、バレーボールの認知度向上やバレーボール人口増加に携わる活動をしていきたいと思います」

見かけたら声を掛けて

3月17日、稲沢市の豊田合成記念体育館エントリオでの最終戦では、椿山選手の引退セレモニーが行われました。
ファンの中には、椿山選手の最後のユニフォーム姿を見届けた人もいると思います。


「今まで応援ありがとうございました。エントリオでお手伝いしてるとか、どこかにいると思うんで、その時には声を掛けてください。よろしくお願いします」

ホーム、エントリオでの試合は終わり、椿山選手は引退しましたが、ウルフドッグス名古屋はあと2試合あります。皆さんで盛り上げましょう。 
(尾関)

 
若狭敬一のスポ音
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2024年03月16日13時13分~抜粋

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