若狭敬一のスポ音

戦力外はこう告げられる。元中日育成投手・松田亘哲の場合

10月5日、中日ドラゴンズの育成選手だった松田亘哲さんが戦力外通告を受けました。
4年間の育成選手生活でしたが、この通告を受けて松田さんは球界から引退を決めました。

松田さんは21日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。
「マウンドと違う緊張感」と話しつつ、リスナーの質問に丁寧に答えていきました。

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退団後の二週間

リスナーからの質面メールです。

「ドラゴンズ退団の運びになりました。嬉しかったこと、悔しかったこといろいろあると思いますが、現在の気持ちはどんな感じですか?」(Aさん) 

松田「最初は、今までずっとやっていた野球がなくなることが想像つかなかったんですが、2週間ぐらい経って、幸いにもいろんな予定もあって、充実した日々を過ごしてます」 

通告を受けてからの2週間、いろんな人から連絡があり、ご飯や遊びにゆっくり過ごしていたそうです。
この前日にも、元スポーツ報知の長尾記者に誘われ、今月末でSKE48を卒業する日高優月さんのファンフェスタに行ったそうです。 

初めてのSKE

日高優月さんは大のドラゴンズファンのアイドルとして知られ、若狭アナウンサーともイベント等で共演しています。

松田「アイドルは好きですが、SKEさんはあんまり見てなかったです。昨日初めて劇場に行かせてもらってすごく楽しかったです」 

実は松田さん、入団当初から推しのアイドルがいました。 

松田「入った時、日向坂46の渡邉美穂さんが好きって公言してたんですけど、すぐ卒業しちゃったので(笑)」

そこから推し活を卒業し、野球一本に専念したそうです。 

戦力外通告の覚悟

「戦力外通告を受けた時の気持ちは?」(Bさん) 

外出中に『あした事務所に来るように』と連絡が入ったそうです。シンプルな連絡だったものの、松田さんは複雑な心境だったようです。 

松田「ある程度覚悟があったので、そうだよなと思って、いろんな人に連絡しないとな、みたいな。淋しい気持ちもあったんですけど、ある程度覚悟した上で、いざ実際にそう(通告を)もらって、やっぱりそうかみたいな」 

大卒の育成選手は3年契約が目安なんだとか。3年経った昨年の時点で覚悟はしていたそうです。 

松田「今年も契約していただいたので、結果を出さなくっちゃってずっと思ってたんですけど、その中で結果が出ない日々が続いてたんで、まずいぞというのは常に思ってました」 

誰に何を言われるの?

連絡を受けた翌日、スーツを着て球団事務所へ。「ついに来たか」という心境の松田さんですが、具体的には誰にどんな言葉を告げられたのでしょうか? 

松田「来年は契約しない旨を、代表から1対1で直接です」 

戦略外通告を告げられたのは部屋に入ってすぐのこと。その後はこれからの身の振り方の話になったそうです。 

松田「まだその時は本当に何をしたいかが決まってなくて、自分でもこれから考えようと思ってたので『まだ未定です』って伝えました」 

野球は終わり

「セカンドキャリアの予定は、現時点で何か決まっていますか?やりたいことはありますか?」(Cさん) 

松田「まだ2週間程度で、全部が全部決まったわけではないんですけど、名古屋で働きたいとぼんやり考えています」 

ちなみに松田さんは愛知県岩倉市出身。セカンドキャリアは未定ですが、野球を続けることはないようです。 

松田「自分の中でひとつ区切りが付けられたんで、そこはもう引退しようという気持ちになってます」 

次の道が決まったらいろんなところで報じられるかもしれません。
第二の人生も応援しているというリスナーもたくさんいます。松田さんの今後の活躍を祈りましょう。
(尾関) 
 
若狭敬一のスポ音
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2023年10月21日14時48分~抜粋

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