元中日ドラゴンズ選手の荒木雅博さんが、10月14日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。
コーチとして独特の感性を持っている荒木さんですが、今月4日にドラゴンズ1軍の内野守備走塁コーチの退任が発表されました。
聞き手の若狭敬一アナウンサーは別チームのコーチ就任を勧めるものの、荒木さんが固辞する場面も。
果たしてその理由は?
選手の感覚に訴える、中日OB・荒木雅博のコーチ術
プレッシャーからの解放
リスナーから荒木さんに質問のメールが寄せられました。
「ドラゴンズのユニフォームを脱いだ今の気持ちを教えてください」(Aさん)
「退団を発表されてから今日までおよそ10日間、どんなふうに過ごしていたのでしょうか?」(Bさん)
今シーズン限りで中日ドラゴンズのユニフォームを脱いだ荒木さん。ファン、リスナーがまず気になるのが今の状況。
「選手の時から28年やってきましたんで、プレッシャーから解き放たれた感じです」と荒木さん。
ドラゴンズ時代は、12~1月のオフ期間を除いて長期の休みがなかったので、今は何をやっていいか分からない状態だそうです。頭の中に浮かぶのはやはり野球のこと。
荒木「あそこ、こう言ったらもっと伝わったかなとか。反省というか振り返ってますね。そういうの考えるのがまた面白いんですよね」
「ドラゴンズのユニフォームを脱いだ今の気持ちを教えてください」(Aさん)
「退団を発表されてから今日までおよそ10日間、どんなふうに過ごしていたのでしょうか?」(Bさん)
今シーズン限りで中日ドラゴンズのユニフォームを脱いだ荒木さん。ファン、リスナーがまず気になるのが今の状況。
「選手の時から28年やってきましたんで、プレッシャーから解き放たれた感じです」と荒木さん。
ドラゴンズ時代は、12~1月のオフ期間を除いて長期の休みがなかったので、今は何をやっていいか分からない状態だそうです。頭の中に浮かぶのはやはり野球のこと。
荒木「あそこ、こう言ったらもっと伝わったかなとか。反省というか振り返ってますね。そういうの考えるのがまた面白いんですよね」
井端弘和は匂いの捜査官
選手時代は二遊間でコンビを組んでいた井端弘和さんが侍ジャパンの監督に就任しました。タイミング的にみなさん、気になるのがこの質問。
「井端ジャパンからコーチのオファーはありませんでしたか?」(Cさん)
荒木「ないんですよ。電話はすぐありましたけど」
退団発表をするかしないかの頃に電話がかかってきたそうです。
昨年8月、荒木さんがコロナウイルスの陽性判定を受けた時も、井端さんからすぐ電話がかかってきたとのこと。
荒木「コロナの確定が出た1分後とか2分後だったんで誰も知らないんですよ。『俺は何となく匂いで感じた』って言ってましたね。嗅覚で生きてる人なんだなと思います」
嗅覚で生きる井端さんと交わされた言葉がこちら。
荒木「『侍ジャパンの監督就任はおめでとうなんですか?大変じゃないですか?』って。『身体壊さないようにやってくださいね』って言って終わりましたけどね」
意外とあっさりした会話だったようです。
「井端ジャパンからコーチのオファーはありませんでしたか?」(Cさん)
荒木「ないんですよ。電話はすぐありましたけど」
退団発表をするかしないかの頃に電話がかかってきたそうです。
昨年8月、荒木さんがコロナウイルスの陽性判定を受けた時も、井端さんからすぐ電話がかかってきたとのこと。
荒木「コロナの確定が出た1分後とか2分後だったんで誰も知らないんですよ。『俺は何となく匂いで感じた』って言ってましたね。嗅覚で生きてる人なんだなと思います」
嗅覚で生きる井端さんと交わされた言葉がこちら。
荒木「『侍ジャパンの監督就任はおめでとうなんですか?大変じゃないですか?』って。『身体壊さないようにやってくださいね』って言って終わりましたけどね」
意外とあっさりした会話だったようです。
荒木も匂いの捜査官
現座はやりたいことや行きたい場所を探している荒木さん。
自分の中で「10月一杯が休暇の期限」と想定して捻り出そうとしているのですが、まだ何も浮かばないんだとか。
その一方で「来年の8月」にやりたいことはあるそうです。それはプロ野球生活、シーズン中ではできなかったことです。
荒木「僕は今まで好きな時に地元・熊本に帰れなかったから、真夏の熊本に帰りたい」
この言葉を聞いて、10年ほど前、現役時代の荒木さんと交わした会話を思い出した若狭。
引退して何もなくなった時に、藤崎台球場の外野の芝生で高校野球県大会の1回戦ぐらいの、無名校同士の試合をぼんやり観たいという話をしたそうです。
藤崎台球場は熊本城公園にある県営球場です。
荒木「夏の熊本の田舎の、陽が落ちた後の、あの匂いを嗅ぎたいんです。匂いでその場所を思い出すみたいな。視覚・聴覚・嗅覚がある中で、僕はたぶん嗅覚が強いんじゃないかと思います」
アライバコンビは、ふたりとも嗅覚に優れていました。
ちなみに地方球場に行くと自然が多いため、同じような匂いがするそうです。
自分の中で「10月一杯が休暇の期限」と想定して捻り出そうとしているのですが、まだ何も浮かばないんだとか。
その一方で「来年の8月」にやりたいことはあるそうです。それはプロ野球生活、シーズン中ではできなかったことです。
荒木「僕は今まで好きな時に地元・熊本に帰れなかったから、真夏の熊本に帰りたい」
この言葉を聞いて、10年ほど前、現役時代の荒木さんと交わした会話を思い出した若狭。
引退して何もなくなった時に、藤崎台球場の外野の芝生で高校野球県大会の1回戦ぐらいの、無名校同士の試合をぼんやり観たいという話をしたそうです。
藤崎台球場は熊本城公園にある県営球場です。
荒木「夏の熊本の田舎の、陽が落ちた後の、あの匂いを嗅ぎたいんです。匂いでその場所を思い出すみたいな。視覚・聴覚・嗅覚がある中で、僕はたぶん嗅覚が強いんじゃないかと思います」
アライバコンビは、ふたりとも嗅覚に優れていました。
ちなみに地方球場に行くと自然が多いため、同じような匂いがするそうです。
視覚、聴覚で伝わる選手
荒木「そこから僕は膨らませていって、あの選手は視覚で捉えてくれるとか。聴覚で捉えてくれるとか。自分なりにこの選手はどうだって考えていくんですよ。また野球の話になっちゃいましたけど」
やっぱり野球が好きな荒木さんです。
同じことを教えるにしても、選手によって音で教えたり、自分がやって見せて教えたりするそうです。
例えば今の現役選手の中で、見た目で教えた方がスッと入る選手を聞くと。
荒木「村松(開人)選手は、説明の中でやって見せると、それに似たようにできてくる。これが『百聞は一見に如かず』という言葉なんだと思いました」
音の感覚の方が伝わりやすい人はこの選手の名前が挙がりました。
荒木「足の着き方を、トーン、トンとか。トントーンとか。そういう感覚で伝えてあげるとスッと入ったのが内野やってる時の根尾選手。彼がどう感じてるかはわからないけど、自分が言ってることが伝わったなと思ったのは音でした」
やっぱり野球が好きな荒木さんです。
同じことを教えるにしても、選手によって音で教えたり、自分がやって見せて教えたりするそうです。
例えば今の現役選手の中で、見た目で教えた方がスッと入る選手を聞くと。
荒木「村松(開人)選手は、説明の中でやって見せると、それに似たようにできてくる。これが『百聞は一見に如かず』という言葉なんだと思いました」
音の感覚の方が伝わりやすい人はこの選手の名前が挙がりました。
荒木「足の着き方を、トーン、トンとか。トントーンとか。そういう感覚で伝えてあげるとスッと入ったのが内野やってる時の根尾選手。彼がどう感じてるかはわからないけど、自分が言ってることが伝わったなと思ったのは音でした」
なぜそこにこだわる?
若狭「どこかでコーチやった方がいいんじゃないですか?辞めるともったいない気がします」
また、アマチュアの指導資格を得るためには研修を受ける必要がありますが、そこへの興味もあるそうです。
現時点ではコーチ時代を振り返ったり、選手によって見た目で伝わる、音で伝わる違いがあるなどと考えて過ごしている荒木さん。「ならばコーチを」と押す若狭ですが。
荒木「でも、どこかに行きたいんですよ。夏の熊本とかに。だから、ちょっと時間をおいてね。そこで反省した上で次に繋げていこうと思ってます」
とにかく今月中に、行きたい場所、したいことを見つけたい荒木雅博さんでした。
(尾関)
また、アマチュアの指導資格を得るためには研修を受ける必要がありますが、そこへの興味もあるそうです。
現時点ではコーチ時代を振り返ったり、選手によって見た目で伝わる、音で伝わる違いがあるなどと考えて過ごしている荒木さん。「ならばコーチを」と押す若狭ですが。
荒木「でも、どこかに行きたいんですよ。夏の熊本とかに。だから、ちょっと時間をおいてね。そこで反省した上で次に繋げていこうと思ってます」
とにかく今月中に、行きたい場所、したいことを見つけたい荒木雅博さんでした。
(尾関)
関連記事