若狭敬一のスポ音

復帰可能性ゼロからキャプテンへ。宮崎恭行選手が語るプロバスケへの思い

プロバスケットボールチーム ファイティングイーグルス名古屋のキャプテンの宮崎恭行選手が、4月22日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。

三重県鈴鹿市出身で、チーム最年長となる37歳の宮崎選手に、バスケットボールの魅力、チームの魅力について、若狭敬一アナウンサーが尋ねます。

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プロバスケとは

Bリーグは2016年に開幕した日本のプロバスケットボールリーグです。サッカーJリーグのJ1、下部のJ2のように、BリーグもB1とB2があります。
もちろんリーグ戦の最終結果でB1の下位、B2の上位チームの入れ替えもあります。

ファイティングイーグルス名古屋は現在B1に属しています。ホーム・アリーナは枇杷島スポーツセンター。

宮崎選手はキャプテンで背番号1番。ポジションはポイントガード。
名古屋大谷高校を卒業後、当時、実業団連盟だったアイシンAWに入社しました。
2006年に現在のファイティングイーグルス名古屋、当時の豊田通商に移籍。2021年からはキャプテンを務めています。

復帰はほぼ不可能

2015年、試合中にシュートをした時、着地でバランスを崩し、選手生命に関わる大怪我をしました。診断は左の前十字靱帯断裂と膝蓋腱断裂。

宮崎選手「着地した瞬間に左膝を捻って、ブチブチッという音が自分でも聞こえて、ホントに終わったなって感じでした」

救急車で運ばれる時に、救急隊員に「触らないでくれ」と言うほどの痛みだったそうです。

最初の診断では、復帰はほぼ不可能と言われた宮崎選手ですが、手術後もチームには残留。復帰を諦めきれない宮崎選手は病院を転々。「可能性がある」と言う先生を見つけるとリハビリを開始しました。

宮崎選手が怪我をした2015年は、いよいよ日本初のプロバスケットボールリーグ開幕という前年でした。

宮崎選手「小さい頃からプロのバスケットボール選手になりたいっていう思いがあったので、何としてでもプロのコートに立ちたかったですね」

その瞬間、大泣き

手術の後、1ヶ月半のリハビリは壮絶だったそうです。
足に力を入れる練習から始めますが、指先がピクピク動く程度。動かしているつもりでも全く動かず、そもそもどうやったら足が動くのかがわからない状態だったそうです。

宮崎選手「足に力を入れる練習から始めて、やっと体重をかけられるようになって、左足を地面に着いた瞬間に、ブルブルッと全身に震えが来たような感じで、もうその瞬間は大泣きでした」

懸命のリハビリを経て、2018年に試合復帰しました。

宮崎選手「リハビリしながらも、実際にもう1回バスケットしてるのが想像できない時もありました。だからコートに立った時、あれは忘れないですね」

生で見たいプロのバスケ

2021-2022シーズンからはキャプテンに就任。当時、B2だったチームはB1に昇格しました。
最年長の宮崎選手は「今までの経験を如何にチームに還元できるか?若手を育てていけるか?」を常に心がけているそうです。

キャプテンから見たファイティングイーグルス名古屋は、タレント揃いで、とにかく仲がいいチームなんだとか。

最後は、まだバスケットボールを生で観戦したことがないリスナーへメッセージです。

宮崎選手「他のスポーツに比べて、得点がたくさん入るスポーツです。オフェンスとディフェンスの切り替えがすごく早く、目まぐるしい展開で興奮すると思います。
観客席とコートの距離も近くて臨場感が味わえると思います」

ファイティングイーグルス名古屋のキャプテン、宮崎恭行選手のインタビューでした。
ぜひ枇杷島スポーツセンターで、選手たちにエールを送ってください。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2023年04月22日13時13分~抜粋

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