若狭敬一のスポ音

難病を克服した注目の中日ルーキー・田中幹也選手を語る

プロ野球はまもなくキャンプイン。ルーキーの動向にも注目が集まります。

そんな中、中日のドラフト6位・田中幹也内野手は、国指定の難病を克服して、プロ野球選手へ進んだというルーキーで、熱い注目が寄せられています。

1月28日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、ダイノジの大谷ノブ彦と戸井康成が田中幹也選手について熱く語りました。

[この番組の画像一覧を見る]

新しいユニフォーム

話題は昨年11月に発表された新ユニフォームについて。

大谷「昔のドラゴンズみたいにスカイブルー感があって、僕は好きですよ。紺じゃないんですよね。紺問題って結構あったじゃないですか」

紺色は複数球団でかぶっていました。
そのためドラゴンズのユニフォームは、横浜DeNAベイスターズのビジターユニフォームと似ていたり、埼玉西武ライオンズの近年のユニフォームにも似ていました。

大谷「スカイブルーが空いてるのになあ、と思ってた時に戻って来てくれたんで嬉しいです。今年は田中幹也のユニフォームを絶対買いたいですね」

自分の名前だと嬉しい

戸井「よそのチームなんですけど、阪神のドラフト5位が戸井っていう選手なんですよ」

大谷「本当は大阪、タイガースファンなんじゃないの?(笑)」

戸井「タイガースファンだった過去もあるので、それは否めないですが、なかなか戸井っていう選手はいないから嬉しいんですよ」

ドラフト5位で阪神に入団した戸井零士選手は天理高校出身、キャプテン四番の大型ショート。
背番号は44で、外国人選手として二度の三冠王に輝いたバースさんの再来と喜ぶ戸井。

戸井「だから、そっちのユニフォームを買います」

大谷「僕も大谷翔平買いましたから。やっぱりOHTANIってテンション爆上がりです」

影響は野球だけにとどまりません。
大谷選手が有名になる前、クレジットカードを作ったりする時のローマ字の綴りは"OOTANI"だったそうですが、今では"OHTANI"と書いているそうです。

大谷「翔平が出てから、絶対、OHにしてくれてるの。OOだと市外局番みたいで、僕の中ではカッコ悪かったんですよ」

田中選手との出会い

大谷「ただ、僕はユニフォームで言うと、やっぱり田中君。田中幹也ってストーリーを背負ってるでしょ?」

田中選手との偶然の出会いについて話す大谷。
とあるスポーツイベントへ中継の仕事で行った大谷。そこには亜細亜大学の人たちがボランティアで参加していました。

そこで、田中選手にそっくりな人を見つけた大谷は、思わず「ドラゴンズに入った田中幹也君に似てるね」と声をかけると、まさかの本人だったという話です。

田中選手は、3年の夏に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」で大腸全摘出の大手術を受けました。懸命のリハビリで4年春のリーグ戦から復帰。1試合で12盗塁を決める記録を残しました。

ドラフトではロッテが1位指名するという噂もありましたが、ロッテを含む11球団が指名回避。そんな中、ドラゴンズが6位指名して、背番号2と決まったのです。

幹也がどんどん寄って来る

田中選手との縁を語り始める大谷。大谷は大分県佐伯市出身。同じ佐伯市の先輩にはプロ野球選手がいました。

大谷「野村謙二郎さん、あと川崎憲次郎さん。ダブル"けんじろう"がうちの町出身なんです」

川崎さんは佐伯市から、隣町の津久見高校に進学しました。そして、ドラフト指名を受けた田中選手を含む4人の亜細亜大学の選手が去年、12月に合宿を行ったのが、この津久見市なのです。

大谷「だから、ご縁感じちゃって。何でなの?自分に幹也がどんどん寄って来てる」

戸井「幹也言うな」

大谷「これは絶対、キャンプは幹也」

戸井「幹也言うな」

嬉しそうに言う大谷に、ツッコまずにはいられない戸井でした。
田中選手を運命の恋人のように言う大谷。さらに背番号にも言及しました。

幹也を追いかけて

大谷「私が初めてドラゴンズファンになったのは2003年の10月。
まず2004年のキャンプに行った時、動きが綺麗で、ずーっと見てられるなと思ったのが荒木(雅博)選手。背番号2の先輩ですよ」

その背番号2を付けていたのは石川昂弥選手ですが、昨年12月に25へ変更しました。

大谷「本当に不思議なご縁を感じる。正直2番は来年、岡林選手がつけると思ってたんですよ」

岡林勇希選手は2002年2月22日が誕生日です。人生の中で「2」が一番多い数字です。

大谷「それを田中君にあげた。2っていう数字が田中君に導かれているんです」

若干強引な感じもしますが、田中選手に夢中な大谷です。

大谷「ハンディキャップ持ってスポーツを諦めた人たちのために野球をやりたいと、ご本人もおっしゃってました。
このカウンター要素というか、逆境をはねのけようとする負けん気にドラゴンズ感を感じるわけです。応援していきたいと思っています」

田中選手に夢中の大谷ノブ彦、2月8~9日には沖縄のキャンプへ足を運びます。話しかけてくれればサインをするとのことでした。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
この記事をで聴く

2023年01月28日12時41分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報