若狭敬一のスポ音

クリスマスにおもちゃが欲しいのはこどもだけじゃない

まもなくクリスマス。繁華街にはイルミネーションが瞬き、こどもだけでなく、ワクワクしている大人も多いことでしょう。

12月17日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』のコーナー「気になったので○○してみました」では、光山雄一朗アナウンサーがクリスマスのプレゼント事情について調べました。

[この番組の画像一覧を見る]

おもちゃの流行

若狭敬一アナがこどもの頃、クリスマスプレゼントに貰って記憶に残っているものはファミコン。
日本玩具協会の年表には「1983年(昭和58年)ファミリー・コンピューター発売。大ヒット」とありました。

女の子には、1985年(昭和60年)に登場した動物のドールハウス、「シルバニアファミリー」が大人気でした。
ドールハウスはヨーロッパ伝統の女の子のおもちゃ。一定の縮尺の人形と家財道具一式、名前の通り人形の家です。
日本ではなぜか人形が定着せず、動物に変えたところ大ヒットしました。

光山の幼少期はゲームボーイカラーで遊んでいたそうです。ゲームボーイカラーは、1998年(平成10年)に発売されました。

ちなみに現在60代の塩見啓一アナウンサーの幼少期に流行ったのがスーパーボール。やたらと跳ねるゴムのボールです。

土日がイブとクリスマス

ナイル株式会社が、20~60代の人へ、クリスマスプレゼントの購買行動に関するアンケート調査を行った結果によると、プレゼントを買うが約4割。買わないも約4割。未定が2割でした。

クリスマスプレゼントをどう選ぶのかについては、半数以上の方が本人に直接聞くという回答。
本人に聞かずに、プレゼントを調べる人たちの中では、約2割の人がインスタグラムで調べると回答。検索方法はSNSの中でも圧倒的にインスタグラムが利用されていました。

今年のクリスマスは、6年ぶりにクリスマスイブとクリスマスが土日に重なります。
株式会社バンダイのアンケートによると、「こどもと過ごす時間を長く持ちたい方」と「とにかくこどもの希望を叶えたい方」が非常に多かったそうです。

休日と重なるクリスマスは、こどもとの時間を大切にするという傾向が見られました。

大人になっても抵抗がない理由

15歳までのこどもの人口は少子化で右肩下がりですが、ここ数年の玩具市場は、市場規模が右肩上がりになっているそうです。
2021年度は、調査を開始して以来過去最高だったとか。
その背景には、おもちゃの存在が、大人を含めた全世代に楽しまれる存在になっているからだそうです。

光山「玩具業界誌月間トイジャーナルの藤井さんに話を伺いました。玩具トレンドのキーワードは『大人』です」

10年前、20年前、こどもの時に楽しんだおもちゃを大人になっても楽しんでいる人が多いんだそうです。
例えば、若狭の時代に流行ったシルバニアファミリーはもともとこども向けの玩具でしたが、今では大人たちが撮影した画像をSNSにアップして楽しんでいるそうです。

男性だとポケモンや遊戯王などのカードゲーム。世界大会も開かれている上にコレクターズアイテムにもなっています。

光山「藤井さんによると、全世代で楽しまれるようになってきているのには、大人が、おもちゃで楽しむ土俵が出来上がっているからだそうです」

今の大人は、こどもの時からおもちゃが周りにあったおかげで、大人になった今も、抵抗なくおもちゃに触れることができているそうです。
そのため、こどもが生まれて、親子二世代で楽しむ家庭もあるんだとか。

こどもは大人に憧れる

光山「藤井さんによると、おもちゃは、こどもがやりたい憧れを実現していくものなんだそうです。こどものやりたい憧れは、まさに大人がしているようなこと」

今年のトレンドは、大人のような体験ができる、例えばパソコン型の玩具。
コロナ禍で在宅勤務のお父さん、お母さんがパソコンを打っている姿を見ていたこどもたちの憧れを具現化したものだそうです。

またスマートフォンのおもちゃもあります。アプリを模したタッチパネルで、おもちゃの中のキャラクターとコミュニケーションをとるゲームです。

安くなるのを待つ?

光山は、トイジャーナルの藤井さんに、「みなさん、いつ頃クリスマスプレゼントを買いに来るのか?」と聞いたそうです。
答えは、人それぞれですが、ギリギリまで買わない人が結構いるそうです。

光山「値段が下がることを期待する方、クリスマスが近づくと安くなると考える方が多いのかな。ただ人気商品はなくなってしまうこともあるので、考えて買っていきましょう」

光山雄一朗アナウンサーが、最近のクリスマスプレゼント事情をお届けしました。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
この記事をで聴く

2022年12月17日13時22分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報