若狭敬一のスポ音

山田久志はメジャーリーグの「大谷ルール」をどう見るか?

今年メジャーリーグで「大谷ルール」とができました。
二刀流の選手が先発投手兼DHで出場できるというルールですが、そのような選手が大谷だけなので「大谷ルール」と呼ばれているのです。

5月28日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、野球解説者の山田久志さんが、「大谷ルール」に対する持論を語りました。

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複雑な野球のルール

非常に複雑な野球のルール。日々新しいものが生まれます。

山田「ルールを理解すればこれ以上面白いスポーツはないけどね。ただ覚えるのが大変だね」

例えば「振り逃げ」。バッターは三振でアウトですが、3つ目のストライクを宣告された時に、キャッチャーがエラーしていれば一塁に進塁できる権利があります。振っていなくても振り逃げは成立します。

ノーアウトとワンアウトで一塁に走者がいる時は振り逃げはできません。ツーアウトの場合は、一塁にランナーがいてもいなくても振り逃げはできます。

説明が難しい

山田「この間『振り逃げって三振と一緒じゃないですか。なんでセーフになるんですか?』って聞かれたのよ。言われてみたら三振でいいよね」

若狭「おかしなルールっちゃあ、おかしなルールなんですよね。だってもう3回振ってる」

野球殿堂入りしている元プロ野球選手とプロ野球中継を担当するアナウンサーが不思議がる「振り逃げ」。
ファンがが不思議がるのも無理ありません。

山田「説明がなかなか難しかった。あれは逆に言えばエラーなんだよって教えるんだけど、今度はエラーってことを理解させるのが大変」

若狭「いろいろ難しい」

大谷ルールは大谷のためのルール

今年、メジャーリーグでは通称「大谷ルール」が採用されました。
ナショナル・リーグでもアメリカン・リーグでもDHが採用されているので、ピッチャーは打席に立てませんでした。

今年からピッチャーでも指名打者として打席に入ることができるようになりました。
ただ、このルールが適用できるのは大谷翔平選手一人ではないかと言われていて、そのため「大谷ルール」と呼ばれています。
この件について山田さんの意見は…。

山田「私も、大谷のために作った、そんな気がするんだけども。スポーツライターの石田雄太さんって知ってるでしょ?彼が向こうに行ってたんです」

iPhoneに変えた

イチローや大谷選手についての著作があるスポーツジャーナリストの石田雄太さんは、山田さんの友人です。

山田「私に動画送ってきてくれたんです。若狭さん、とうとう私、iPhoneに変えたからね」

らくらくスマホからiPhoneに変えたと自慢気に言う山田さん。LINEで送られた大谷選手動画を保存せずに見られなくなったとかの、スマホに苦戦している話をしつつ。

山田「スマホとかiPhoneはいいけども。大谷のところに石田雄太さんが行ったわけ。それでお願いしたわけよ」

山田さんが、スポーツジャーナリスト石田さんにお願いしたこととは?

FAはどうする?

山田「翔平はね、ひょっとして今年、アナハイム・エンゼルスのユニフォーム、最後かもわからんから、帽子とTシャツでいいから日本にないグッズを買って来てくれと頼んだら、届きました」

大谷選手、順調にいけば2023年のオフにFAとなります。つまり、エンゼルスのユニフォームを着るのは来年限りということも考えられます。

山田さん、自慢のスマホで若狭にグッズの写真を見せながらの会話。

山田「赤い帽子に2021年MVPと入ってる。これ日本にないでしょう」

若狭「見たことないですねえ」

山田「それ、まずゲットしたの。で、Tシャツ。これもちょっとおしゃれなやつ」

若狭「うわあ」

山田さん自慢の大谷グッズに、ラジオということを忘れたのかグッズの描写そっちのけで、感嘆の声を上げるだけの若狭。

大谷ルールができた理由

「あのね、ファンは大谷を長く見たい。いつも見たいっていうのは間違いないみたい」と山田さん。

「大谷ルール」ができたことで、その試合、ピッチャーを降板してもバッターとして出続けることができるので、ファンはがっかりしなくて済みます。

大谷選手がグラウンドに立たないのは、休養日としての投げた日ぐらいだと推測する山田さん。

「大谷を見たい人はいつも見に行ける。そこにいるっていうね、そのための大谷ルールですよ」と「大谷ルール」の背景を考察する山田さんでした。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2022年05月28日12時42分~抜粋

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