目標を達成する時は公表すべきか？こっそり達成すべきか？という問題があります。
公言によって自分へプレッシャーをかけるという人もいるでしょう。
5月21日放送のＣＢＣラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭がアナウンサーになると決めた時のエピソードを語ります。
予備校の先生の教え
「最近、中学生の娘を持つ友人と、こどもへの勉強のアドバイスについて話すことがありました」（Aさん）
Aさんの友人は、高校時代に予備校の英語の先生から受けたアドバイスとともに、その先生の座右の銘も娘に伝えていたそうです。
その座右の銘とは「目標は、他人に公表せず、こっそり達成すべき」といった内容。
Aさんは逆に公言派だそうです。
「その先生の真意を聴きたいなと思っておりましたら、なんとその先生は、名古屋大学在学中の若狭敬一さんだと言うではありませんか！
心当たりがございましたらよろしくお願いします」（Aさん）
どこでどうなった？
若狭「心当たりございません！人違いです！どこでどうなりました？要するにこれ、私、予備校で英語の先生してたってことですよね？」
若狭の大学在学中のアルバイトは、家庭教師、ローソンの店員、カラオケ店員、ロイヤルホストの店員。
「ですから、私、ホスト経験が大学時代にあるんですけど」と小ネタを挟みつつ振り返りますが、予備校で英語の先生はしていないそうです。
せっかく寄せられたおたよりなので、「目標を公表するべきか否か」について答える若狭ですが、結論は「その人による。どっちでもいいと思います」。
目標達成のエネルギー
若狭「目標を達成する上で、大事なことは月並みですけど、それまでの努力の積み重ねだと思うんですよね」
例えばプロ野球選手。こどもの頃から何万回スイングし、何球投げて、どれだけノック受けているか…その積み重ねの結果が夢を叶えました。
若狭「その努力の積み重ねのエネルギーになるのは何かというと『ああなりたい』『目標を達成したい』というやる気、モチベーションなわけですよ」
公表するメリット、デメリット
ここで、おたよりの「目標を公表するべきか否か」について、公表するメリットとデメリットについて考えました。
公表するメリットについて。
「もう他人に言っちゃってるわけですから、怠け心はほぼゼロに近いと思うんですよ。ただプレッシャーはその分ありますよね」
一方、非公表のメリットは…
「言ってないからプレッシャーはゼロに近いわけですよ。でも、怠け心は出てくる」
若狭曰く、モチベーションを邪魔する物は「プレッシャー」と「怠け心」。
となると、目標達成の上で、どっちに自分が負けやすいか？が問題になります。
まれに公表することが最大のモチベーションで、怠け心もプレッシャーもゼロの人がいます。「俺、プロ野球選手になるから」「社長になるから」「てっぺん取るから」みたいなタイプは問題外。
若狭敬一の場合
では、若狭自身はどうだったのでしょうか？
「本当に叶えたいものに限って言わない。言うとしても信頼のある友人、一人、二人だけとか。家族にも言ったかなあ」
言うとプレッシャーがかかること。それに、本当に叶えたいものであれば怠け心は出てこないはず。
もしダメだった時、大勢の人に言っていたら恥ずかしい、というのが若狭が言わなかった理由だそうです。
若狭「『5キロ痩せるぞ』とか、しょうもない目標は平気で言いますよね」
ちなみに金曜日に若狭が担当する番組で、「毎朝、ジョギング、ウォーキングを1時間して痩せる」と言っていましたが、すでに2日でギブアップしていました。
アナウンサーになろうと決めた時
若狭「アナウンサーになろうなんて思った時は、ホントに誰にも言わなかった気がしますもんね」
自分は何がやりたいのか？は考えに考え抜いたそうです。
そして、出てきた答えがアナウンサー。
「うわっ恥ずかし、思ったこと一回もなかったし、これを今から就職活動でやるの？うわ、怖～。狭き門だし。
他人に言ったらプレッシャーで押しつぶされる。でも、猛烈になりたい。じゃあ、こっそりしておこうって思った記憶がありますねえ」と振り返る若狭。
みなさんは目標は口にする方ですか？しない方ですか？
（尾関）
若狭敬一のスポ音
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2022年05月21日12時51分～抜粋