若狭敬一のスポ音

「根尾昂の楽しみ方」教えます

2018年のドラフト会議で4球団から1位指名が入り、中日に入団した根尾昂選手。
毎年大きな期待がかけられています。

5月14日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、ダイノジの大谷ノブ彦が「根尾昂を楽しむ」を提案しました。
若狭敬一アナウンサーも目からウロコが落ちたというこの提案。
これに気づけば、根尾選手をさらに楽しめること間違いなし?

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ネガティブ意見が増えてきた

大谷「根尾昂選手。あの世代ではナンバーワンの身体能力を持った野球選手。しかもドラフトの時、若狭さんが初めて滝に打たれて、CBCに幽閉されて、そんな中、抽選で取った選手です。我々も歓喜!お祭り騒ぎでした」

しかしプロの世界は厳しく、簡単には結果は出ませんでした。
あれだけ根尾選手のことを応援していたドラゴンズファンも、少し辛口になっていきました。
大谷は、ネット上で辛辣な意見を何度も目にしたそうです。

大谷「僕は何度も言ってます。ネガティブな言葉を選手に投げつけてもよくなりませんよ」

叩く人の思考

例えばシーズン前。新庄監督に対して「実は選手から総スカンを食らっている」「こういうお家事情があって孤立している」という記事があったそうです。

大谷「まだシーズンも始まってないのによう出すなあ、と思ったんですよ。それはおそらく、そういうのを読むことで、目立ってる新庄の足を引っ張ることで日常生活の溜飲を下げている人たちがいるんでしょうね」

ネガティブな意見はチームにとっては何のプラスにもならないことです。

大谷「根尾君に関しても同じです。結局プロで通用しないんだよって、自分のプライドのために根尾を叩く人たちに、もったいないですよと言いたいです。根尾ほど楽しい人はいません」

身体能力のすごい人たち

「根尾はもがいてますよ。でも考えてください。根尾は身体能力がすごいんです。あれはいい意味で化け物クラスです」と大谷。

大谷のイメージでは、阪神の糸井嘉男選手や現役時代の新庄監督だそうです。

大谷「身体能力が圧倒的に強い人って、プロ野球の中でたまにいますよね。あの部類なんですよ。ただそういう選手たちの中では、異常に真面目なんですよ。勉強できちゃうんですよ」

若狭「確かに糸井選手や新庄選手は身体能力素晴らしい人。独特の感性をお持ちですが、真面目で頑固なイメージはないですね」

糸井選手の愛称は「超人」。新庄監督は現役時代、野村監督から「宇宙人」と呼ばれていました。

真面目を押し付けるな

大谷「糸井さんが指導者の言うこと聞かなかったら『糸井っぽいな』と言うくせに、根尾君だと『頑固だ』と言う。
これは、根尾君が考える能力が高いと決めつけてるから頑固って言い方しちゃうわけでしょ?違うんです。根尾君は身体能力が高い人なんです」

若狭「目からウロコですね」

大谷「っていう見方で、一度見てみません?佐藤輝とかと一緒ですよ」

阪神タイガースの佐藤輝明選手も身体能力が高くメディアでは「糸井2世」と言われています。

大谷「そうすると、根尾君がピッチャーやるの、俺、大賛成です。身体能力高いんだから」

若狭「やっちゃえと」

大谷「そう。真面目みたいなものを根尾君に押し付けるなということです」

根尾選手もファンも気づいてくれ

大谷によると、根尾選手はオープン戦では、正しいフォームでスイングをすることを心掛けていたそうですが、今はがむしゃらさが出てきて、しっかり振って三振という場面が出てきたそうです。

大谷「食らいつくようになってきた根尾君。土にまみれてる根尾君。それを見るのが楽しくて仕方ないですよ」

若狭「どちらかと言うと形に拘っていたのが、食らいつく本能で打つ系になってる気がする」

大谷「本能の方が根尾君っぽいんですよ。気づけ、根尾君。君はものが違うんだ」

若狭「我々もそこに気づいて見ていけば、本当に楽しいプレーヤーですね」

ピッチャー、根尾

大谷「美しくない根尾君大歓迎。ワイルド根尾君を僕は見たい」

ワイルドな部分がチラッと見えた時はいい結果が出ているそうです。

若狭「根尾だけ髭と茶髪ありにしますか」

大谷「金髪とかね」

若狭「ピアスも開けちゃお」

大谷「立浪さんも、『根尾はええねん。似合ってたらええねん』」

若狭「許しそうですね。『おお、ええよ』」

微妙な立浪監督の真似ですが、楽しそうな大谷と若狭。「根尾昂を楽しむ」が「立浪監督を楽しむ」になっています。

大谷「9回、軽く剛速球で抑えてきます。で、本当に抑えちゃって」

若狭「本日の勝ち投手、柳。セーブ、根尾、3つ目」

2人の悪ノリと言うより、これは見てみたい場面でもあります。

彼の名はネオ

大谷「だって根尾(ネオ)って名前なんだから、新しいことしなきゃ。みんなが優等生を押し付けちゃって、窮屈にしてない?」

「優等生、真面目」のマトリックスからの覚醒はもうすぐ。身体能力の高い根尾選手、外野から矢のような送球も見せました。あとはバッティング。本能で打てば結果は出ると言う大谷です。さらに新しい提案も?

大谷「根尾君は口、キュッと閉めて凛々しいですけど、口開けていきましょう」

若狭「半開きで。よだれもいきましょう。『へらへらしてても、あいつはええよ』」

大谷「ええよ、ええよ」

またもや立浪監督の真似。2人のお気に入りのようです。

「僕らのスター、根尾は特別なんですから真面目を押し付けちゃダメ。あの人は桁が違うんですよ。僕たちの根尾君をこれからも楽しんで見ていきたいと思います。頑張ってください、根尾昂さん」

最後は根尾選手にエールを送る大谷ノブ彦でした。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2022年05月14日12時43分~抜粋

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