若狭敬一のスポ音

まさに新春放談?中日・落合英二コーチがぶっちゃけた!

中日ドラゴンズのヘッド兼ピッチングコーチに就任した落合英二さんが、1月8日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

質問に対しズバズバと具体的な選手名を出す落合さんに、若狭敬一アナも思わず興奮します。

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中5日は無し

「落合コーチへ。メディアではローテーション中5日を検討しているという話でしたが、ローテーションは中5日なのでしょうか?中6日なのでしょうか?」(Aさん)

「これは僕の意思ではないとこで独り歩きしてる感じですよね。ローテーションを5日で回すことはしません。
ただ、5日投げてもいいというピッチャーを作りたいとは思います。それは能力的にです」

能力的に、まだ100球ぐらいしか投げれないピッチャー、彼らは中6日の100球だと価値がないのですが、中5日の100球に変えると価値が出てくるんだそうです。

100球しか投げられないピッチャーを、7回、8回までもつように、球数を稼ぐ能力がつくまで待つのか?それとも100球でいいので、中6日を中5日に1日縮めたほうが速く使えるのか?そこを見極めたいそうです。
 

日韓、登板間隔の違い

韓国でサムスン・ライオンズの二軍監督をしていた落合コーチによれば、韓国野球のローテーションは中5日は普通だそうです。

落合「中5日は韓国でも経験してるんです。完投できないピッチャーは5日でも投げられてたので、これは慣れだと思うんです」

慣れてしまえば中5日は可能と考える落合コーチ。例えば二軍の試合で中5日で回すのを試す価値はあると言います。

「そこに当てはまるピッチャーが、僕の中では今、松葉くん。6イニング目の失点率がものすごく高いんですよ」

松葉貴大投手は5回まで0点で来ていても、6回目に入ると大量失点に繋がるゲームがよくあったそうです。それならば100球を目処に、中5日で投げればもっと活躍できる、という考え方です。

若狭「いっそのこと全員を中5日では?」

落合「それは無理です。火曜日に投げたら、次は日曜日、中4日で行かなきゃいけなくなる、韓国式はそういうローテーションなんですけども、全チーム、そういう風なので、大丈夫だと思うんですけども、日本はそれはまだ無理な感じがします」
 

基本、三連投は無し

「落合英二さんは、今年、ドラゴンズのリリーフ陣に、3連投はさせるのでしょうか?ピッチャーが3日連続投げる3連投についてはどのようなお考えでしょうか?」(Bさん)

落合「3連投は基本させないです。僕の中ではですよ」

「僕の中では」という注釈付きの答えでした。

中継ぎピッチャーは1年間もたせなければいけないそうです。
1年で見ると、どうしても調子の波が出てくるので、そこに調子の波が少ないピッチャーをどう組み合わせるかがポイントなんだとか。
 

勝ちパターンを作る

若狭「よく勝ちパターン、負けパターンっていう表現があるんですが、この辺りのリリーフ役割分担っていうのはどうなんですか?」

落合「当然、8回、9回はガチッと固まっていて欲しいです。メンバー見ると、僕は作れると思います。それぐらいの高いレベルの中継ぎピッチャーがいるので」

問題は勤続による疲労だそうです。昨シーズンは祖父江大輔投手の緊急降板、福敬登投手の左肋骨の疲労骨折がありました。

今年は藤嶋健人投手がやる気になっているそうです。さらにソフトバンクから岩嵜翔投手が移籍して来ました。

落合「もう少し言うと、先発をやってたピッチャーの中から、一人二人、中継ぎに配置変えしてもいいんじゃないかな、そういう考えもあります」

やはり、これはリスナーも気になっていたことでした。
 

中継ぎへの転向もあり

「先発転向、中継ぎ転向などの配置転換はありますか?」(Cさん)

落合「僕の中では考えてます」

若狭「ワオッ。先発ではなく中継ぎに向いているピッチャーの適正はなんですか?」

落合「これは奪三振率です。そうなるとロドリゲス」

若狭「全部言っちゃって頂いてすいませんね」

落合「これ僕の考えですから。決定ではないですから。間違えないで下さい」

まだ1月。これはデータを見て、落合コーチなりにドラゴンズを調べた結果だそうです。

昨年11月下旬、韓国から帰国した落合さん。隔離期間を経ても露出がなく、ほぼ雲隠れ状態。その間何をしているんだろう?というリスナーの疑問もありました。

実はスコアラーから大量の資料を貰って独自に分析をしていたのでした。

落合「それぐらいはさせてくださいよ。それぐらいしないと怒られますよ」

隔離明けは、大好きな釣りはたったの3回。あとはデータ分析の日々でした。
 

しゃべりすぎ?

若狭「データでは奪三振率が高いのは誰なんですか?」

落合「一番良いのは森君ですよ」

先発よりリリーバー向きとして、ジャリエル・ロドリゲス投手に続いてルーキー森博人投手の名前が上がりました。さらに山本拓実投手、近藤廉と続きました。

落合「逆に言えば、奪三振がないピッチャーを、今度は先発でどうかなっていう考えです」

ここで名前が上がったのが鈴木博志投手。ただ、どの投手もあくまでも数字から見た場合です。

若狭「本人の意向とか?」

落合「全然聞いてないです。本人にも何にも言ってないですし」

これは、あくまでもスコアラーから貰った資料の中の数字を見ただけの話です。

落合「どうなのかな?この辺がちょっと、あいつ、しゃべりすぎだろって言われる原因なのかなあ…」

スポーツ記者の皆さん、ここで先走って記事にしないように願っております。
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2022年01月08日12時35分~抜粋

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