若狭敬一のスポ音

テレビでカットされた話。新庄ビッグボスが見る来年のドラゴンズは?

CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』の「光山雄一朗の気になったので○○してみました」では、同局の光山雄一朗アナウンサーが今気になる情報を独自に調べてレポートします。

12月25日のオンエアでは、本題に入る前に、放送日ならではの話題がありました。

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光山サンタのプレゼント

この日はクリスマスということで、光山アナは、CBCテレビの情報番組『ゴゴスマ』で、北海道日本ハムファイターズの新監督・新庄剛志さんにインタビューした時の話題ををプレゼントとして持ってきました。

インタビューを行ったのは東京のホテル。新庄さんは圧倒的なオーラで、これまでテレビなどで観たように歯が真っ白だったそうです。

「このお話はドラゴンズファン、プロ野球ファンに聞いてほしいお話なんです!」と仰々しい前振りをして話し出す光山アナウンサー。
どうやらオンエアではカットされたエピソードがあったようです。
 

立浪さんが与えた影響

時は1991年、タイガース入団2年目の新庄さんがまだ二軍にいた時、甲子園球場に一軍の試合を見に行ったそうです。
その時に行われていた試合が対ドラゴンズ戦でした。

スタンドから立浪和義さんの華麗な守備とオーラを見て、ビビっときた新庄さんは、翌日、二軍コーチに直談。

「立浪さんみたいなプレーがしたいので内野手に転向させてください」と訴えたそうです。

この様子は、オンエアされた『ゴゴスマ』で見たという若狭。「初めて知りましたよ。びっくりでしたね」と驚いていました。

この1991年の新庄さんは、9月に一軍昇格したものの内野を守る機会はありませんでした。
そして翌年5月、オマリー選手が怪我をしてサードを守るチャンスが巡ってきました。
7番サードでこの年初出場。第一打席でホームランを打っています。
 

立浪ドラゴンズをどう見る?

光山「中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズ、結構対照的に見られているところがあると思うんですよ」

ドラゴンズは髭、茶髪、長髪禁止で、ちょっと規律が厳しい感じがします。
対するファイターズは自由なイメージがあり、新庄監督から清宮選手へは「痩せるとモテるよ」というアドバイスもありました。

取材で光山アナは新庄さんに「立浪ドラゴンズをどう見ていますか?」と質問。

これに対する新庄さんの答えは、「野球に対する考え方は一緒なんです。ただ言い方が違うだけ」だったとか。
 

根っこは同じ

若狭敬一アナは、同局でパーソナリティを務めるダイノジの大谷ノブ彦と、よく「新庄剛志という男と立浪和義という男」について議論するそうです。

そんな時の議論の帰結も「実は二人は一緒なんじゃないか」に行きつくそうです。

「表現の仕方が違うだけで、プロ野球選手とはこうあるべきだ、という強い信念をお二方とも持っている」と力説する若狭。

それが髭、茶髪、長髪禁止という表現になったのが立浪監督。
プロ野球選手という人前に出る仕事なんだから、スタイリッシュでカッコよく、という表現をするのが新庄さん。

光山「根っこは一緒でアウトプットの仕方が違うだけ。これを私、実際に新庄ビッグボスの口から聞くことができて、興味深いなと思いましたね」
 

テレビでは言わなかった話

ここからは『ゴゴスマ』でカットされたエピソード。
新庄さんは立浪ドラゴンズについてこう話したそうです。

「立浪さんも監督1年目。僕も監督1年目。やりながら立浪さんのタイミングで、最高って時に、ガンと上を目指すような野球はすると思いますよ。ただ中日さん、打てないらしいですね。うちも打てないんですよ」

2021年のセ・リーグ打撃成績ではドラゴンズは6位。ホームラン数は6チーム中、唯一の二桁。出塁率は6チーム中、唯一の2割台と寂しい数字。

打点は首位ヤクルトが603点。その他は500点台で拮抗していますが、ドラゴンズはずば抜けて少なく381点。5位との差が136点もあります。

一方のファイターズは、2021年のパ・リーグ打撃成績を見ると同じく6位。ホームラン数も同じく、リーグ中唯一の二桁です。
 

ドラゴンズは変わる

続いて新庄さんの言葉を紹介する光山アナウンサー。

「立浪さんと言えば、あれだけの名球会に入るレジェンドで、通算2480安打を打っている方。その技術が選手にどんどん伝わると思いますよ」

今年の春のキャンプでは、根尾選手らを指導する「立浪塾」が話題になりました。
これについても新庄さんはこう語ったそうです。

「メンタル的にどんどん引き出す力もものすごくおありだと思うから、ドラゴンズはガラッと変わるんじゃないかと思っています」

若狭「実績と言う意味では、新庄さんと立浪さんはかなり差があります。そこは新庄さんもリスペクトされてるんでしょうね」

光山「両監督が、来シーズン、プロ野球をどう盛り上げていくのか?楽しみです。私、光山サンタからのプレゼントでございました」

来年は両チームが起爆剤となって、セ・パ両リーグが盛り上がりそうです。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2021年12月25日13時10分~抜粋

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