若狭敬一のスポ音

中日・小笠原慎之介、「中継ぎの可能性」を告げられた時の気持ちを激白!

中日ドラゴンズの小笠原慎之介投手が、12月4日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)に出演しました。

今年の反省点などリスナーからの質問に真摯に答えていく小笠原投手。
聞き手は若狭敬一アナウンサーです。

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バッティングで目立つためには?

「バッティングの際にローリングスの万国旗のバッティンググローブをされていますが、あれは特注ですか?それとも売られているものですか?」(Aさん)

ローリングス製の市販の物だそうです。これにした理由は目立ちたいからだそうです。
派手なものを希望したらローリングスが提供してくれたそうです。

実は、もう一人このグローブを持っている選手がいました。

小笠原「ジャリエル・ロドリゲスが、『そのグローブ良いなあ。ちょうだいよ』って言ったので、あげたら、そのまま、あいつ使ってました」

小笠原投手とジャリエル・ロドリゲス選手は仲良しだそうです。

小笠原「アイツ早生まれなんで学年は1個上なんですけど、ほぼ同級生の感覚です。いいヤツですよ。ナイスガイです。相談しても、ちゃんと返してくれる」

小笠原投手はスペイン語が少々できるそうです。コミュニケーションは大事なことです。
 

どの席で見たい?

「野球選手にとって試合は出るものだと思いますが、もし見る側、観戦するとしたらどんな席から野球を見たいですか?」(Bさん)

小笠原「いい質問ですね。僕は一番上の5階席、真後ろで見たいですね。こうなった時に、このポジショニングなんだとか、このカウントでポジショニングが動くんだとか」

ピッチャーは当然、バッターの方を向いてますから後ろは見えません。
上から覗いて野手の動きを確認したいというピッチャーならではの意見でした。
 

助けてもらったファインプレー

守備で助かったという今年、印象的な味方のファインプレーについては?

小笠原「溝脇さんの飛び込んだやつ。今年。ナゴヤドームの阪神戦。あれは、ありがとうございますって感じでした」

8月22日の阪神戦でした。セカンドの溝脇選手が横っ飛びでファインプレー。ライトへ抜ける長打コースを阻止しました。

小笠原「福留さんのフェンス際でジャンプして捕ったやつもそうです」

これは7月9日のDeNA戦でのこと。ファウルグラウンドに上がった打球をフェンス際でジャンピングキャッチしました。

小笠原「あとはもう京田さんと大島さんですよね。あの二人はすごいです。(高橋)周平なんかどうでもいいんですけど(笑)」

前出のジャリエル・ロドリゲス選手は学年が1つ上ですが、高橋周平選手は4つも上。リスペクトがあるからこそいじることができる先輩です。
 

投手にとっての京田と大島

小笠原「京田さんのショートはいるだけで安心感があります。何回どころじゃなく、何千回も助けられています」

毎回「ありがとうございます」と言う小笠原投手ですが、「OK」とか「おお」のようなそっけない返事に、そのプレーが普通だと勘違いしてしまいそうなんだとか。
京田選手本人の「京田レベル」では普通なのかもしれません。

センターの大島選手については、「ちょっとデカい打球を打たれても、安心して見ちゃう自分がいるんですよ。ヤバいと思っても、広いバンテリンドームだから大島さんいるよね?ホラ、いるいる、みたいな」と語る小笠原投手。

こちらもピッチャーにとっては大きな存在だそうです。
 

昨秋のキャンプ最終日

「先日、阿波野さんが配置転換で「小笠原投手の中継ぎへのコンバートを考えていた』とラジオでも話しておりましたが、去年秋のキャンプの後、小笠原さんがそう言われた時はどんな心境だったのでしょうか?」(Cさん)

阿波野元コーチの発言は、11月にこの番組に出演した際のもの。
この質問はたくさんのリスナーから寄せられていました。
秋のキャンプの最終日に呼ばれたという小笠原投手、阿波野さんとの会話は?

小笠原「来年どこで投げるかわかんないけど、みたいなことを言われて。僕は一年間投げれるんであれば、どこでもいいですよって言いました」
 

率直な気持ち

結局、中継ぎへのコンバートはありませんでしたが、中継ぎの可能性を告げられた時の気持ちをこう語りました。

小笠原「ずっと頑張ってた中継ぎの人に迷惑かけるんじゃないかな?っていう気持ちがありましたね。
1年間ポジションを奪っちゃうのは、ずっと頑張って中継ぎで投げてきてた人に失礼かな?俺が入って良いのかな?と思いましたね」

自分が打たれた後に投げるピッチャーの気持ちを考えると申し訳ない気持ちにもなるそうで、小笠原投手なりに中継ぎの大変さは理解しているそうです。

小笠原「どこで投げてもよかったんですけど、中継ぎに僕が入ったところで、逆に邪魔になっちゃうんじゃないかって勝手に感じましたね」
 

ゴールが見たくなる時期がある

「今年は前半戦と10月は勝ち星を順調に重ねていった小笠原投手ですが、8月は0勝3敗、防御率4.76。9月は1勝2敗、防御率8.02です。どうしちゃったんでしょうか?」(Dさん)

小笠原「自分でやりたいこともできなかったですし、先を見始めちゃいましたね。一試合、一試合頑張ってた前半だったんですけど、後半から一年間投げようっていう気持ちになり始めたところが、自分の今年の反省点かなと思います」

8~9月はゴールを見たくなる時期のようです。
その時に、ついつい見てしまったことが失速した原因なんだとか。
 

自分にツッコむ

例えば、あとどれくらいで規定投球回をクリアできるかや、勝ち越しにはあとこれぐらいだなと計算をし始めたら空回りし始めたそうです。

小笠原「そうなって改めて、今年はどういう気持ちで臨んだのか?を振り返ったら、今年ダメだったら最後だっていう気持ちだったんです。
じゃあ、もう1回、今日が最後と思って投げようと仕切り直しました」

それが10月から成績が持ち直した要因だそうです。「もう2カ月早く気づいとけよっていう話なんですけどね」と自分にツッコむ小笠原投手。
今年は8勝10敗でした。来年は反省点を活かして勝ち越すことを期待しましょう。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2021年12月04日15時33分~抜粋

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