3年目となった与田剛監督率いる中日ドラゴンズは今年5位に終わり、後を立浪和義さんに託してユニフォームを脱ぎました。
11月6日放送の『若狭敬一のスポ音』では、同じ元中日監督でもある野球解説者の山田久志さんが、与田政権下のドラゴンズを総括しました。
山田久志も太鼓判!3年後の中日入団が期待される助っ人外国人とは?
課題は今年も克服できず
山田「長年の課題が今年も克服されなかったということに尽きるね」
山田さんが課題として挙げたのは、打線、中でもクリーンナップの強化。そして選手層を厚くすることによる若手の野手の台頭です。
数年に渡り、それらが見られないと指摘します。
この課題が克服されない理由について、選手自身の問題、補強に積極的になれない経済的な事情、補給しない球団、育成するコーチや監督など、様々なことがまとまらないことを挙げます。
山田さんが課題として挙げたのは、打線、中でもクリーンナップの強化。そして選手層を厚くすることによる若手の野手の台頭です。
数年に渡り、それらが見られないと指摘します。
この課題が克服されない理由について、選手自身の問題、補強に積極的になれない経済的な事情、補給しない球団、育成するコーチや監督など、様々なことがまとまらないことを挙げます。
顔ぶれが変わらない
ヒーローインタビューでお立ち台を沸かせる印象の薄いドラゴンズ。
大島選手、ビシエド選手、高橋周平選手、京田選手、木下拓也捕手など名前はいろいろと挙がりますが、顔ぶれは相変わらずです。
山田「根尾選手、石川選手、そこそこ若手が出て来てるけど、実績はまだなくて、ただ期待してるだけ。
育てていかなくちゃいけないという感じで、ゲームで使っている。そこがチームとしては活性化にならない」
ワクワクするような選手、若手が出てくるためには何が必要なのでしょうか?
大島選手、ビシエド選手、高橋周平選手、京田選手、木下拓也捕手など名前はいろいろと挙がりますが、顔ぶれは相変わらずです。
山田「根尾選手、石川選手、そこそこ若手が出て来てるけど、実績はまだなくて、ただ期待してるだけ。
育てていかなくちゃいけないという感じで、ゲームで使っている。そこがチームとしては活性化にならない」
ワクワクするような選手、若手が出てくるためには何が必要なのでしょうか?
全てが噛み合わない
山田さんはドラゴンズの監督を約2年務めた後、落合博満監督の下でピッチングコーチも務めた経験があります。
山田「体力をつけたり、技術をつけるのは本人の努力であって、我々、監督・コーチの仕事じゃないです。
監督・コーチってのは意識付けです。必要なものを気づかせること。そして意識をどこまで引っ張り上げられるかです」
果たしてコーチ陣は選手に対してそれができたのか?山田さんはもう一つの問題を指摘しました。
ドラゴンズは地元に根ざした球団作りのためか、ここ数年は地元出身選手を獲る方針のようです。
山田「今、大切なのは何か?今、ドラゴンズに必要なのは即戦力ですよ。チームを変える即戦力。それを、この数年は獲りに行ってないよね。
与田監督の考え方は選手に伝わっていたか?ファンに伝わっていたか?球団もそれを全面バックアップしてきたのか?そこがはっきりしてないんですよ」
ここ数年のドラゴンズは全てがちぐはぐに映るそうです。
山田「体力をつけたり、技術をつけるのは本人の努力であって、我々、監督・コーチの仕事じゃないです。
監督・コーチってのは意識付けです。必要なものを気づかせること。そして意識をどこまで引っ張り上げられるかです」
果たしてコーチ陣は選手に対してそれができたのか?山田さんはもう一つの問題を指摘しました。
ドラゴンズは地元に根ざした球団作りのためか、ここ数年は地元出身選手を獲る方針のようです。
山田「今、大切なのは何か?今、ドラゴンズに必要なのは即戦力ですよ。チームを変える即戦力。それを、この数年は獲りに行ってないよね。
与田監督の考え方は選手に伝わっていたか?ファンに伝わっていたか?球団もそれを全面バックアップしてきたのか?そこがはっきりしてないんですよ」
ここ数年のドラゴンズは全てがちぐはぐに映るそうです。
他球団は刺激があるけど
プロ野球の球団には、他の球団で埋もれている選手を探すスカウトのような担当者がいるそうです。
二軍、三軍の他に独立リーグまで目を光らせているんだとか。
独立リーグから来た、他のチームで埋もれていた、育成から上がって来た、そんな選手が活躍してレギュラーを獲ると、チームにとって刺激になるんだそうです。
山田「残念ながらドラゴンズには、そこまでの選手はいない。すぐ外国人、キューバに頼ってしまう。補強ルートがちょっと偏ってるよね」
山田「星野さんとやってた時は韓国ですよ。もちろんアメリカもいましたよ」
ゴメス、ギャラード、バンチ。韓国の選手ではソン・ドンヨル、イ・ジョンボム(日本での登録名はリー・ジョンボム)と懐かしい名前が挙がります。
二軍、三軍の他に独立リーグまで目を光らせているんだとか。
独立リーグから来た、他のチームで埋もれていた、育成から上がって来た、そんな選手が活躍してレギュラーを獲ると、チームにとって刺激になるんだそうです。
山田「残念ながらドラゴンズには、そこまでの選手はいない。すぐ外国人、キューバに頼ってしまう。補強ルートがちょっと偏ってるよね」
山田「星野さんとやってた時は韓国ですよ。もちろんアメリカもいましたよ」
ゴメス、ギャラード、バンチ。韓国の選手ではソン・ドンヨル、イ・ジョンボム(日本での登録名はリー・ジョンボム)と懐かしい名前が挙がります。
懐かしい名前
そんな中で山田さんが名前を挙げたのは…
「リー・ジョンボムの息子!すごい選手だね」
イ・ジョンフ選手は、韓国プロ野球ではスラッガーとして名を馳せています。
実は若狭敬一アナウンサー、オリンピック期間中に、韓国のサムスン・ライオンズ二軍監督で、来季ドラゴンズのヘッド兼1軍投手コーチを担当する、落合英二さんに電話したそうです。
若狭が、イ・ジョンフ選手が日本に来ないか尋ねると、落合さんの答えは「3年待て」とのことでした。
韓国では今のところ、FA権を取る前の選手がポスティングなどで日本に来た例がなく、アメリカへ渡るのが通例だそう。
イ・ジョンフ選手のFA権が取れるのが3年後。イ・ジョンフ選手自身も「海外でやるならドラゴンズがいい」と言っているそうです。
「リー・ジョンボムの息子!すごい選手だね」
イ・ジョンフ選手は、韓国プロ野球ではスラッガーとして名を馳せています。
実は若狭敬一アナウンサー、オリンピック期間中に、韓国のサムスン・ライオンズ二軍監督で、来季ドラゴンズのヘッド兼1軍投手コーチを担当する、落合英二さんに電話したそうです。
若狭が、イ・ジョンフ選手が日本に来ないか尋ねると、落合さんの答えは「3年待て」とのことでした。
韓国では今のところ、FA権を取る前の選手がポスティングなどで日本に来た例がなく、アメリカへ渡るのが通例だそう。
イ・ジョンフ選手のFA権が取れるのが3年後。イ・ジョンフ選手自身も「海外でやるならドラゴンズがいい」と言っているそうです。
3年後にやって来る?
山田「3年後はもっといい選手になってるよ。私が見た韓国の選手の中ではナンバー1。
(父の)リー・ジョンボムと一緒だろうって見てたら違う違う。考え方が全然スマート」
ドラゴンズに来る前は「韓国のイチロー」と呼ばれていたリー・ジョンボム選手ですが、山田さんによればサインをよく間違えることがあったとか。
韓国では、プレーは全て本人に任せられていたということです。
ところが日本だと、打つ方も守る方もサインだらけ。
山田「一番打ってたわけ。塁に出たら走るのをやめとけとか、エンドランもあればバントもあれば、バントエンドランもある。そのサインがわからないんだから。
だけど息子はすごい」
若狭「ドラゴンズファンの皆さん、3年待ちましょう」
山田「いい選手ですよ」
イ・ジョンフ選手が、バンテリンドームナゴヤで縦横無尽に駆け回る姿を楽しみに待ちましょう。
(尾関)
(父の)リー・ジョンボムと一緒だろうって見てたら違う違う。考え方が全然スマート」
ドラゴンズに来る前は「韓国のイチロー」と呼ばれていたリー・ジョンボム選手ですが、山田さんによればサインをよく間違えることがあったとか。
韓国では、プレーは全て本人に任せられていたということです。
ところが日本だと、打つ方も守る方もサインだらけ。
山田「一番打ってたわけ。塁に出たら走るのをやめとけとか、エンドランもあればバントもあれば、バントエンドランもある。そのサインがわからないんだから。
だけど息子はすごい」
若狭「ドラゴンズファンの皆さん、3年待ちましょう」
山田「いい選手ですよ」
イ・ジョンフ選手が、バンテリンドームナゴヤで縦横無尽に駆け回る姿を楽しみに待ちましょう。
(尾関)
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