若狭敬一のスポ音

高校野球大好き芸人・かみじょうたけしがイチ推し!夏の甲子園注目の3校

8月10日から夏の甲子園、第103回全国高等学校野球選手権大会が始まります。

7日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に、高校野球大好き芸人として知られるかみじょうたけしさんが電話出演。マニアックな分析を交え、今回の注目校を語りました。

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繋がる打線、奈良・智辯学園

今年の第103回全国高校野球選手権大会、既に組み合わせも決まりました。
早速注目校を挙げるかみじょうさん。

「まず近畿から奈良・智辯学園。そして九州から大分・明豊高校。最後に愛知代表・愛工大名電。大きく言ってこの3つです」

智辯学園は投打が充実。
特にピッチャーは西村選手、小畠選手と言う左、右のダブルエースがいるんだそうです。二人は1年生の時から主戦で投げていて経験値があるんだとか。

打線の特徴は繋がる打線。
特に注目したいのは、2年前の夏、1年生の4番打者として出場した前川右京選手。
パワーがあり過ぎて打った瞬間バットが折れるというすごい選手。ホームランバッターとしてプロからも注目を集めています。

1番バッターは前川右京

「この選手が、今回は1番バッターで出てくると思います。ホームランを打つことは抑えて、自分が塁に出る繋ぎのバッティングをすると、ここまで打つんだっていうことを見せつけられました」

チームのため、つなぎのバッティングに徹した奈良大会での前川選手の打率は、なんと6割4分3厘だったそうです。

「本当にごっつかったんです。投打に充実している智辯学園。春のセンバツも出場していましたので、春夏連続出場するほどの力がある強い学校だと思いますね」

夏の甲子園は20回目の智辯学園、初戦は8月10日の第一試合で岡山の倉敷商業とぶつかります。
 

大会屈指の好カード

今年の春のセンバツで準優勝した大分県の明豊高校。こちらもピッチャーが良いそうです。

「エース京本。在原、太田とセンバツでも活躍した3人。夏の大会でも活躍してきてまして、安心できるピッチャー陣です」

打線もすごく、大分大会5試合で40得点。ここも智辯学園同様、繋ぎの打線。準決勝の藤蔭高校戦では9回に打者15人の猛攻で9得点。

「智辯学園も実は奈良大会決勝戦の初回に打者一巡で6得点取った。高校野球は一発よりも、繋がりが止まらないことが怖い。
大分明豊もそろそろてっぺんも狙えるチームなんじゃないかなって思います」

明豊高校は大会四日目、第二試合、千葉県の専大松戸と対戦します。専大松戸も良いチームだそうで、かみじょうさん曰く、この試合が大会屈指の好カードなんだとか。
 

ライバルを破って登場

そして地元愛知県の愛工大名電を上げました。

「春のセンバツでは頂点を獲ったこともありますし、中京大中京を準決勝で下してきてる、私学4強をすべて倒してるので文句なしだと思います」

愛工大名電は2005年(平成17年)の春のセンバツで優勝。
「私学4強」とは中京大中京、東邦、享栄、そして愛工大名電のこと。伝統的に甲子園に強いチームです。
今回、私学4強のライバル3校を破っての甲子園出場です。

若狭「愛工大名電の勝ち上がりって、初戦が杜若高校。この杜若高校も地元では非常に強い学校なんですよね」

かみじょう「言うてもこれ、愛知大会では毎年いいとこまで来ますよ。兵庫で言うたら社高校みたいなもんですよ。この杜若、渋くて強い」

自分の出身地・兵庫県に例えるので、地元ファンはよりわかりづらいかも?
 

甲子園までのキツイ道のり

杜若高校に8-0で勝ち、愛工大名電が次に対戦したのが誉高校。
2019年(平成31年)、夏の甲子園に初出場して地元ではちょっとした旋風を巻き起こしました。そこに4-2で勝利。さらに至学館高校と対戦。

若狭「ここも私学4強を何とか倒して春夏1回ずつ甲子園へ行っています」

かみじょう「それキツイ、キツイ」

若狭「名電は結構キツイところを勝ってるんですよね」

上条「甲子園出場校を5つ倒してきてるんですよね。杜若ももちろんですけど、そっからの勝ち上がりキツイですよ。これだけの学校を倒してきてるんで、簡単に負けられないですよ」
 

三校の共通点

愛工大名電にも田村、寺嶋、野嵜という3人のピッチャーがいます。いずれも3年生。

「春の県大会は寺嶋。東海大会は野嵜。夏は田村。3人で勝ち上がってきたピッチャー陣の絆。切磋琢磨して1番を取り合った3人で、トリプルエースとして頑張って欲しいと思います」とかみじょうさん。

そして打線も良く、甲子園をかけた享栄との決勝戦は5回に集中打。打者12人6安打6得点でした。

若狭「かみじょうさんが上げたチームは全部、ピッチャーも良いし、バッターはホームランをバンバン打つんじゃなくてコツコツ繋げるタイプ。3校ともザ・高校野球っていうチームを上げてますね」

かみじょう「智弁も二人しか言ってないですけど、もう一人、藤本っていう2年生の左の良いピッチャーがいるんです。だから合言葉は『3人のピッチャーで切磋琢磨。打線は繋ぐ打線』ですよね。これは面白いですよ」
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2021年08月07日15時09分~抜粋

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