野球解説者の山田久志さんが、7月31日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演し、メジャーで大活躍中の大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)について語りました。
大谷選手があんなに打てる理由を、山田さんが分析します。
山田久志が解説!大谷翔平選手がメジャーで打てる理由は?
パワーを克服
山田「誰が呼んだかショータイム。毎日ショータイムしてるね。何かはわからんけども何かを超越したね」
今までもメジャーで活躍した日本人はいますが、パワーでは圧倒的に負けていました。
あの松井秀喜さんでさえもパワーでは敵いませんでした。
そのパワーを補うために、日本人選手はフォームを考えたりと、いろいろと研究して対抗しようとしてきたと解説する山田さん。
「そのパワーさえ凌駕して、俺がナンバーワンだっていう奴が出て来ちゃった。どうする?」
今までもメジャーで活躍した日本人はいますが、パワーでは圧倒的に負けていました。
あの松井秀喜さんでさえもパワーでは敵いませんでした。
そのパワーを補うために、日本人選手はフォームを考えたりと、いろいろと研究して対抗しようとしてきたと解説する山田さん。
「そのパワーさえ凌駕して、俺がナンバーワンだっていう奴が出て来ちゃった。どうする?」
誰もが注目する選手
山田「この選手、何をするんだろうか?って見てる側が楽しみな選手だよね」
スポーツニュースでは各局、大谷選手の話題から入ります。それだけ注目が集まっていて視聴率がとれるからです。
若狭「しかも、それは野球にあんまり詳しくない老若男女全てにおいて、注目されているってことですよね?」
山田「若狭さん、そこなのよ」
悩ましげな山田さん。その理由は?
スポーツニュースでは各局、大谷選手の話題から入ります。それだけ注目が集まっていて視聴率がとれるからです。
若狭「しかも、それは野球にあんまり詳しくない老若男女全てにおいて、注目されているってことですよね?」
山田「若狭さん、そこなのよ」
悩ましげな山田さん。その理由は?
妻の言葉に驚愕
「私もプロ野球の世界で現役20年やって来ました」と話し出す山田さん。阪急ブレーブス黄金時代を築いた大エースです。
ところが、山田さんの奥さんは野球に詳しくないそうです。
ルールがわからないので「勝った」「負けた」だけで野球を語るんだとか。
若狭「完封も知らないんですか?うちの旦那は0を9つ並べたぞ、って自慢じゃないですか」
山田「だいたい完封っていう言葉を知らないね」
今日は1点も取られなかったとか、2点取られた、とか。その程度の理解なんだそうです。
山田「その妻がですね『お父さん、大谷さん打った?』って聞くもん」
ところが、山田さんの奥さんは野球に詳しくないそうです。
ルールがわからないので「勝った」「負けた」だけで野球を語るんだとか。
若狭「完封も知らないんですか?うちの旦那は0を9つ並べたぞ、って自慢じゃないですか」
山田「だいたい完封っていう言葉を知らないね」
今日は1点も取られなかったとか、2点取られた、とか。その程度の理解なんだそうです。
山田「その妻がですね『お父さん、大谷さん打った?』って聞くもん」
結婚以来初めての事
山田「結婚して47~48年、うちの妻は、誰それがどうした?って、そんなことなかったのよ」
ただイチローさんは例外。
阪急ブレーブスはのちのオリックス・ブルーウェーブ。山田さんとイチローさんは球団内では先輩、後輩の関係でした。
山田さんの奥さんはイチローさんと一緒に食事をしたこともある間柄です。
「今日打った?よかったね」で終わるそうですが。
山田「それぐらいしか知らない。でも今は『今日大谷君、打った?』って聞きに来るんだもん。この現象たるや…」
言葉もない山田さんです。
ただイチローさんは例外。
阪急ブレーブスはのちのオリックス・ブルーウェーブ。山田さんとイチローさんは球団内では先輩、後輩の関係でした。
山田さんの奥さんはイチローさんと一緒に食事をしたこともある間柄です。
「今日打った?よかったね」で終わるそうですが。
山田「それぐらいしか知らない。でも今は『今日大谷君、打った?』って聞きに来るんだもん。この現象たるや…」
言葉もない山田さんです。
2021スポーツ三大祭り
山田「世間の注目は、松山英樹君のマスターズの優勝。大坂なおみさんの大活躍。そして大メジャーリーガーの大谷翔平君。これは三大祭りだね」
松山選手がマスターズで優勝した時は、ゴルフ好きな山田さんにとって格別だったようです。
山田「あの時もすごかったもんね。あの18番のドキドキ感は自分がゴルフやってるより凄い。あの17番、18番は心臓がおかしくなりそうだったもん。
あの感じと、大谷君の打席見てるのと双璧だもんね」
松山選手がマスターズで優勝した時は、ゴルフ好きな山田さんにとって格別だったようです。
山田「あの時もすごかったもんね。あの18番のドキドキ感は自分がゴルフやってるより凄い。あの17番、18番は心臓がおかしくなりそうだったもん。
あの感じと、大谷君の打席見てるのと双璧だもんね」
シンプルになっていく
メジャーの選手と筋肉をつけた大谷選手ですが、野球への取り組み方はシンプルに考えている、と分析する山田さん。
いろんな知識を入れて試行錯誤を重ねながら自分のスタイルを作っていくアスリートもいますが大谷選手は違うそうです。
山田「あるモノを完全に掴み取るプロ中のプロはね、いらないものを省いていきますよ」
自分に必要でないものを省いて行く作業。それを実践しているのが現在の大谷選手だそうです。
来たボールを叩く。ストライを打つ。飛ばすためにどう打てばいいか?今の大谷選手はそれだけなんだとか。
いろんな知識を入れて試行錯誤を重ねながら自分のスタイルを作っていくアスリートもいますが大谷選手は違うそうです。
山田「あるモノを完全に掴み取るプロ中のプロはね、いらないものを省いていきますよ」
自分に必要でないものを省いて行く作業。それを実践しているのが現在の大谷選手だそうです。
来たボールを叩く。ストライを打つ。飛ばすためにどう打てばいいか?今の大谷選手はそれだけなんだとか。
多彩な投手と対戦するには?
事前に配球チャートを研究して、打席に入るバッターもいます。
大谷選手の場合、中継を見ているとベンチでタブレットを見ているようです。
山田「ピッチャーの投げてる姿を見てると思うんだけど。恐らく配球はあんまり考えてないと思いますよ。それじゃなかったらあんなに打てないよ」
次から次へとタイプの違うピッチャーが出てくるメジャーリーグ。いろいろ考えていたら、大谷選手のようには打てないんだとか。
山田「本当にシンプルにバットを振り抜くとかね、強く振るとか、遠くへ飛ばすとかね、打席の中では考えてないんじゃないかと思うよ」
大谷選手の場合、中継を見ているとベンチでタブレットを見ているようです。
山田「ピッチャーの投げてる姿を見てると思うんだけど。恐らく配球はあんまり考えてないと思いますよ。それじゃなかったらあんなに打てないよ」
次から次へとタイプの違うピッチャーが出てくるメジャーリーグ。いろいろ考えていたら、大谷選手のようには打てないんだとか。
山田「本当にシンプルにバットを振り抜くとかね、強く振るとか、遠くへ飛ばすとかね、打席の中では考えてないんじゃないかと思うよ」
だからメジャーは面白い
山田「それで、また時たまバントするしね」
若狭「これが、また絶妙に決まるんですよ」
山田「あれをアメリカ人が喜ぶんだよね。お前もいいとこあるじゃないか、とかってね」
若狭「なんか懐が深くていいですね」
山田「ちょっとジョークを受け入れる、そういう国民性みたいなのがあるね」
こうした国民性もあって「試合が面白い」と語る山田さんでした。
(尾関)
若狭「これが、また絶妙に決まるんですよ」
山田「あれをアメリカ人が喜ぶんだよね。お前もいいとこあるじゃないか、とかってね」
若狭「なんか懐が深くていいですね」
山田「ちょっとジョークを受け入れる、そういう国民性みたいなのがあるね」
こうした国民性もあって「試合が面白い」と語る山田さんでした。
(尾関)
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