野球解説者の山田久志さんが、8月29日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)に出演し、藤井聡太さんが最年少二冠になったことで再び注目を集める将棋について熱く語りました。
この話題に絡めて、知られざる他球団選手との対決エピソードも披露する山田さん。
聞き手は若狭敬一アナウンサーです。
「江川連れて来い」山田久志激白!オールスターゲーム裏舞台の激闘
野球と将棋に通じること
「高校生がチャンピオンだもんね。すごいね。コンピュータに勝つんだってよ」
藤井聡太二冠を評する山田さん。
愛知県瀬戸市出身の棋士、藤井さんは王位と棋聖の2つのタイトルを持っています。
実は山田さん、現役時代から大の将棋好きで、なんと谷川浩司九段と対局したこともあるそうです。
山田さん曰く、野球選手の起用の仕方と、将棋の駒の使い方にはリンクするところがあるんだとか。
例えば、相手が予想していないピッチャーをリリーフで使うことは、将棋でいえば、相手が考えてもいないところに、予想外の駒を打つのと同じこと。
「将棋って、えっ?と思った手を打たれると、やっぱりちょっと焦るんですよ」
藤井聡太二冠を評する山田さん。
愛知県瀬戸市出身の棋士、藤井さんは王位と棋聖の2つのタイトルを持っています。
実は山田さん、現役時代から大の将棋好きで、なんと谷川浩司九段と対局したこともあるそうです。
山田さん曰く、野球選手の起用の仕方と、将棋の駒の使い方にはリンクするところがあるんだとか。
例えば、相手が予想していないピッチャーをリリーフで使うことは、将棋でいえば、相手が考えてもいないところに、予想外の駒を打つのと同じこと。
「将棋って、えっ?と思った手を打たれると、やっぱりちょっと焦るんですよ」
ハワイまでずっと将棋
山田「将棋って長考1時間とかいうでしょ。我々素人でもね、10分ぐらい考えることあるよ。なんともない」
若狭「我々からすると1時間の長考。ええ?と思います。(その時間で)どこまで車で行けます?」
海外旅行が好きな山田さん。例えばハワイまでの7時間、飛行機の客席にあるゲームで将棋を楽しんでいるそうです。
山田「全く飽きない。中級でやるとたまに勝てるんですよ。それほど私は将棋に興味を持ってるんです」
現役時代、将棋のライバルは球団代表だったそうです。
将棋を指している時は、お互いの立場を超えて、対等の口のきき方をしていたそうです。
山田「『そんな汚い手使いやがって。だからチームはダメなんだ』とか、お偉い方に向かって言ってたね。将棋はコミュニケーションにもいいですよ」
若狭「我々からすると1時間の長考。ええ?と思います。(その時間で)どこまで車で行けます?」
海外旅行が好きな山田さん。例えばハワイまでの7時間、飛行機の客席にあるゲームで将棋を楽しんでいるそうです。
山田「全く飽きない。中級でやるとたまに勝てるんですよ。それほど私は将棋に興味を持ってるんです」
現役時代、将棋のライバルは球団代表だったそうです。
将棋を指している時は、お互いの立場を超えて、対等の口のきき方をしていたそうです。
山田「『そんな汚い手使いやがって。だからチームはダメなんだ』とか、お偉い方に向かって言ってたね。将棋はコミュニケーションにもいいですよ」
江川連れて来い
そして、将棋にちなんだ野球界での思い出話となります。
山田「野球界で江川卓っているでしょ。彼は将棋に自信持ってたらしいんですよ。向こうも私が将棋を少々やるっていうのを知ってたらしいんですよ。で、オールスター戦の時に、『江川連れて来い』って呼んだの」
ジャイアンツの江川卓さんは、言わずと知れた「昭和の怪物」と呼ばれたピッチャーです。
山田「野球界で江川卓っているでしょ。彼は将棋に自信持ってたらしいんですよ。向こうも私が将棋を少々やるっていうのを知ってたらしいんですよ。で、オールスター戦の時に、『江川連れて来い』って呼んだの」
ジャイアンツの江川卓さんは、言わずと知れた「昭和の怪物」と呼ばれたピッチャーです。
山田対江川
オールスターゲームでは、試合前の練習はほとんどしないという山田さん。
夕方4時半頃には練習を終わらせ、思い思いのことをして試合開始まで過ごすんだとか。
先ほど江川卓さんを呼び出したのは、西宮球場で開催された、1980年7月19日のゲームのようです。
球場のロッカーに将棋セットを置いていたという山田さん、「卓ちょっと来い。おまえ将棋強いらしいなぁ」と誘ったというのです。
若狭「山田対江川はどうなったんですか?」
山田「強いと言ったら強い。確かに筋はすごくいいんだ。でも全然問題にならない」
世紀の対戦は、山田さんの圧勝に終わったようです。
夕方4時半頃には練習を終わらせ、思い思いのことをして試合開始まで過ごすんだとか。
先ほど江川卓さんを呼び出したのは、西宮球場で開催された、1980年7月19日のゲームのようです。
球場のロッカーに将棋セットを置いていたという山田さん、「卓ちょっと来い。おまえ将棋強いらしいなぁ」と誘ったというのです。
若狭「山田対江川はどうなったんですか?」
山田「強いと言ったら強い。確かに筋はすごくいいんだ。でも全然問題にならない」
世紀の対戦は、山田さんの圧勝に終わったようです。
山田対谷川九段
「将棋っていうのはね、何種類かの定石があるんですよ。でも最初のうちは、ほとんど変わらないんです。どこでどう変化させていくかが問題なんですよ」
前述のように谷川九段と駒落ち戦で対局したことがある山田さん。
谷川九段の飛車落ちだったそうですが、12~13分で片付けられたそうです。
「あっという間よ。谷川さんは飛車なし。もちろんこっちはフルセット。最初はやれそうなんですよ。どこで狂ったのかわからんけど、あれ?っていう間に終わるのよ」
さすがプロ棋士は違います。
前述のように谷川九段と駒落ち戦で対局したことがある山田さん。
谷川九段の飛車落ちだったそうですが、12~13分で片付けられたそうです。
「あっという間よ。谷川さんは飛車なし。もちろんこっちはフルセット。最初はやれそうなんですよ。どこで狂ったのかわからんけど、あれ?っていう間に終わるのよ」
さすがプロ棋士は違います。
球界最高位はあの名誉監督!
若狭「藤井聡太二冠の話も、劣勢だったんだけれども、どこかで形勢逆転する一手があったという、やっぱり、そういうのあるんですね。
野球でも、あのワンプレイが大きく流れを変えたな、みたいなのあります」
山田「それを将棋では『悪手』と言うんです。悪手って必ずあるんです。両方がどっかでやるんです。悪手が多い方が負けなんです」
ピッチャーで例えると失投。
しかし、失投が失投にならず、バッターが打ち損じて負けるケースもあります。そこが将棋と野球が繋がる部分だそうです。
山田「今ね、球界では古田君が強いらしいんだ。だから私は古田君から逃げてるんだ」
古田さんとは、ヤクルトのキャッチャーだった古田敦也さんのこと。
古田さんは2004年に日本将棋連盟から「アマ三段」の免状が送られています。
ちなみに球界における将棋の実力トップは、なんと長嶋茂雄巨人終身名誉監督の「五段」。
野球と将棋通じるものがあるという山田久志さんのお話でした。
(尾関)
野球でも、あのワンプレイが大きく流れを変えたな、みたいなのあります」
山田「それを将棋では『悪手』と言うんです。悪手って必ずあるんです。両方がどっかでやるんです。悪手が多い方が負けなんです」
ピッチャーで例えると失投。
しかし、失投が失投にならず、バッターが打ち損じて負けるケースもあります。そこが将棋と野球が繋がる部分だそうです。
山田「今ね、球界では古田君が強いらしいんだ。だから私は古田君から逃げてるんだ」
古田さんとは、ヤクルトのキャッチャーだった古田敦也さんのこと。
古田さんは2004年に日本将棋連盟から「アマ三段」の免状が送られています。
ちなみに球界における将棋の実力トップは、なんと長嶋茂雄巨人終身名誉監督の「五段」。
野球と将棋通じるものがあるという山田久志さんのお話でした。
(尾関)
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